S660の登場で、軽自動車のオープン2シーターにもライバルが並び立つ状況になっております。もっとも、リトラクタブルハードトップのダイハツ・コペンと、タルガトップ(幌取り外し型)のホンダS660ではオープン具合も異なりますし、走りへのプライオリティでも異なるキャラクター。

とはいえ、走りの純度を高めているイメージの強いS660には低速型とはいえ、プリクラッシュブレーキが備わるのに対して、コペンには設定がないというのは、ちょっと残念というか、むしろコペンには追従クルーズコントロールも視野に入れるくらいでのプリクラッシュセーフティ機構を期待したいところ(差別化という点でも)。

などと思うのは、この5月にダイハツがムーヴ、タントという売れ筋モデルに赤外線レーザーとカメラを併用した新しいプリクラッシュセーフティ「スマートアシストII」を採用するから、なのです。







もっとも「スマートアシストII」はカメラを採用したことで、歩行者検知や車線逸脱警報をプラスしたものの、追従クルーズコントロールは可能にしていないよう。

果たして、今回のハードウェアで追従クルーズコントロールが可能かどうかは不明ですが、いずれにしてもコペンには「スマートアシストII」の搭載がS660をキャッチアップするのにおいて急務だろうと思う次第。

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夢みたいな話をすれば、コペンのイメージからすると、ミリ波レーダーを使って、ワンランク上の機能を実現した「スマートアシストIII(仮称)」を期待したいところですが、現実問題としてコペンの売上や市場サイズで、そこまでの投資をするのは現実的ではないでしょうから……。


第二のコペンは、現代のフェローバギー : クルマのミライ~ 山本晋也のブログ



精進します。