レーシングカーでは当たり前といえるフロントフェンダー上部のアウトレットですが、斜め上に抜くように配置した市販モデルがジュネーブショーにて登場。それも話題の2台が同じように採用しているのに注目。

ポルシェ911 GT3 RS 
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ホンダ シビック タイプR
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いずれも画像では確認しづらいかもしれませんが、フロントフェンダー上部にエア・アウトレットが置かれております。

ポルシェのリリースによれば前軸のダウンフォース、アンチリフト性能を狙ったものだとか。一方、シビックタイプRはエンジンベイの熱抜きといった内容で紹介。似たようなアウトレットに見えて、その目的はじつは異なっているのでした。

リアエンジンのポルシェは、そのレイアウトとしては高速でのフロントリフトは気になる素性でありますから、ここまでやってフロントの接地を確保するというのは自然なのですが、それにしても市販状態でここまでやってくると、アフター市場でやることがなくなりそう……ということはないでしょう。

むしろ、ポルシェの影響を受けて、アフター市場でフロントフェンダーの上部に抜くアウトレットが増えそうな予感ではあります(これまではサイド抜きが定番だった印象ですので)。





それにしてもシビックタイプRのアウトレットがエンジンルームの熱抜きだとすると、どのような内部構造になっているのか興味津々なのでした。


精進します。