近年、新型車のティザー期間が長くなりつつありますが、ついにというか、ようやくというか、ともかくマツダのコンパクトクロスオーバー「CX-3」が発売開始であります。

パワートレインの主役となるエンジンは、スカイアクティブD 1.5、つまりデミオにも搭載されている1.5リッター4気筒クリーンディーゼル一本で、その代わりに、全グレードで2WDと4WD、6MTと6ATを用意するという選択肢の広い設定が、国内向けの商品企画としてはかなりユニークで、市場の受け止め方が気になるところなのでありました。

CX-3_OTHER34


グレード構成は以下の3機種
XD
XD Touring
XD Touring L Package

基本的なパワートレインは共通で、機能面でいうと違いはタイヤサイズと先進安全装備が主なところ。


XDが16インチで、それより上が18インチ。

おそらく赤外線の低速域・衝突被害軽減ブレーキは全グレードに標準装備ながら、ミリ波レーダーを使った追従クルーズコントロールや衝突被害軽減ブレーキはL Packageに標準で、Touringにオプション。そしてXDでは選択不可となっている模様。

ただ、最低限の衝突被害軽減ブレーキはついているので、クルマと対話する派というか、シンプルにクリーンディーゼルを味わいたいという向きはベーシックなXDグレードで十分に楽しめそうではあります。
そして、ピストン部分の重量を増やす、マツダの新技術ことナチュラル・サウンド・スムーザーは、キャパシタを使ったエネルギー回生システム「アイ・イーループ」とセットオプションの『イノベーションパッケージ』として設定されていて、XD Touring以上のグレードに64,800円で装着可能。

仮に先進安全技術「アイ・アクティブセンス」と「イノベーションパッケージ」を必須と考えると、XD Touring L Package を選ぶのがベターチョイスになりそうですが、そうなると二駆のコンパクトクロスオーバーで300万円オーバーの乗り出し価格になってしまうのでした。

ちなみに、値引きなし、ボディカラーをソウルレッドプレミアムメタリックでシミュレーションしたところ、諸費用込みで3,143,640円。クリーンディーゼル補助金を加味して、300万円ちょうどくらいの負担といったイメージでしょうか。





そういえば最低地上高が160mmなのはクロスオーバーにしては控えめだなあ、とも思ったのですが、全高1550mmに収めるためには、その最低地上高になるのは必然だったのでしょう。

都市型SUVとしては、1550mmの全高は譲れないのは当然で、コンセプトからすれば最低地上高の意味はすぐに感じ取れなければいけないのでした(汗)





精進します。