
『アップルが自動車産業に進出』、「リンゴマークの自動運転車が登場』といった内容のスクープ的ニュース(観測記事)がメディアを賑わしているよう。
以前、 電気自動車は参入障壁が低い、という話を聞いて というエントリにおいて
電気自動車というゼロベースでブランドを作ることができる新ステージであれば、新興メーカーであっても、戦略次第ではブランド力を高めやすいというのは間違いなく、それが電気自動車によって参入障壁を低くしたという印象につながっているのだろうと予想すると指摘したのですが、その意味ではアップルというのはすでに絶大なブランド力を持っており、電気自動車や自動運転車といった従来のヒエラルキーから離れたジャンルであれば、始める前からトップクラスのブランド力を有しているともいえましょう。
そうなると、トヨタやフォルクスワーゲン、ゼネラル・モーターズといった大量生産を行なう自動車産業グループの危機と思いがちですが、おそらくアップルが狙っている、いや狙える領域は違うところにあるだろうと予想。
実際、自動車産業においては、年間数万台で十分な利益を上げ、一台あたりの利益率も高い”富裕層向けのプレミアムブランド”といったカテゴリーがあるわけで、 アップルが参入するのであれば、そのカテゴリーを狙うのが得策と思うわけです。
アップルカーが市場を奪うのは、おそらくスーパーカー市場でありましょう。
すなわち、アップルのライバルとなる(顧客を奪い合う)のは、フェラーリ、ランボルギーニ、アストンマーチン、ロールスロイス……そのあたりのブランドではないかと思うのです。
なにしろクルマの大量生産、輸送、販売の体制を作るのは一朝一夕ではいきませんし、そうした体制を有している企業を買収するというアイデアにも、ちょっとリアリティを感じないものですから。
精進します。
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