ASEAN NCAPの衝突実験では★ゼロのクルマが多くて、かなり酷い状況になっているという話題があったので、見てみると……。たしかに厳しい結果が連発状態。

まずは話題になっていた、ダットサン・ゴーの実験映像から(音量注意)。



たしかに厳しい。ルーフもベッコリであります(汗)



そして、こちらはインド仕様のスズキ・スイフト。

同じく64km/hオフセット衝突では★ゼロとなっております。

しかし、見た目でいえば日本仕様とそれほど変わっていないように見えるスイフト。

せっかくですので、JNCAPの実験映像と比べてみることに。

 

たしかにインド仕様はAピラーから流れた力でルーフが歪んでおりますが、日本のそれはほぼ変形していないよう。おそらく素材や細かいガゼット的なパーツの有無といった違いによるものなのでしょうが、それにしても、★ゼロというほど、圧倒的に違うようには見えないのでありました。

ちなみに、JNCAPでのオフセット前面衝突での評価点は、運転席11.64点(レベル5)、助手席8.15点(レベル3)であります。

果たして、これほどの評価の違いにエアバッグの影響はどれほどあるのか。基本的にはエアバッグの効果はフルラップ衝突で評価されるとはいえ、オフセット衝突で無関係というわけではないでしょうから。

逆にいうと、エアバッグのない旧車でオフセット衝突をすると、インド仕様スイフトと同じような厳しい評価になるのか。それともエアバッグを前提として衝突安全性を見た車両においてエアバッグレスにすると★がゼロになるほど差が大きいのか。いろいろ気になる、2つのスイフト衝突実験ムービーでありました。

im0000000125
 

精進します。