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「RENAULT SPORT R.S. 01」なる、ワンメイクレース用マシンのコンセプトが発表されておりますが、リリースをつらつらと眺めておりますと、 これはワンメイクに留めるのではなく、市販レーサーとして販売するとおもしろそうだなあ、と思うこと仕切り。

言ってみれば、かつて日産(ニスモ)が販売していたザウルスをアップデートして、パフォーマンスアップしたというイメージでしょうか。

大まかなメカニズムは、シャシーはダラーラ製カーボンモノコックで、FIA LMP1規定の安全性能をクリア。エンジンはニスモチューンの3799cc・V6ツインターボ・ドライサンプで500馬力の600Nm、レブリミットは6800rpm。ようはGT-R用エンジンのレーシング仕様といったところでしょうか。

もっとも駆動はリアのみ(エンジンはミッドシップに搭載)で、トランスミッションは7速、パドルシフトとなっている模様。サスペンションはプッシュロッド式ダブルウィッシュボーン、ブレーキはカーボンディスクに6ポットキャリパーの組み合わせとか。

ボディサイズは意外に大きく、全長:4710mm 全幅:2000mm 全高:1116mm ホイールベース:2744mm、車重は1100kg以下。

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ルノーのプレスリリースでは、エンジンパフォーマンスの項目において以下のように記してあります。
This positions Renault Sport R.S. 01 between a GT3 and a DTM in terms of performance.
これはエンジンだけの話でしょうが、欧州でいうGT3とDTMの中間的なパフォーマンスということは、まさに日本のスーパーGTでいえば、GT300とGT500の中間にあたる性能という見方もできるわけで。

もっとも、このルックスと日産V6エンジンを搭載しているという日本のレースへの親和性を考えると、性能調整してGT300への参戦なども期待してしまうのは、気の早い話でしょうか?