ワゴンR FZ クリスタルホワイトパール

というわけで、ワゴンRに、車両型式としても正しくハイブリッドな新グレード「FZ」が登場であります。二次バッテリーはエネチャージ同様で、インテグレーテッドスタータージェネレーター(ISG)に置き換えたという成り立ち。

軽自動車のハイブリッド! というインパクトはありますが、FFの車両価格を比べると、従来からのエネチャージ搭載グレード「FX」に対して、差額が227,880円ですから、ISG代としては価格アップが大きい印象もあり。これがエンジンとミッションの間に薄型モーターを挟んでいるというのであれば納得できるかもしれませんが……。

FZ・2WD 1,372,680円(モード燃費32.4km/L)
FX・2WD 1,144,800円
(モード燃費30.0km/L)

とはいえ、実のところFZには低速域プリクラッシュブレーキである「レーダーブレーキサポート」や、横滑り防止装置「ESP」が標準装備されているので、単純に価格差をISG代とはいえないのではありますが。

ちなみに、FXにオプションのレーダーブレーキサポートをつけると----

FX・2WDレーダーブレーキサポート 1,196,640円

FZとFXの装備差で目立つのは、アルミホイールと本革ステアリングくらいですが、それを考慮して15万円くらいはISGのコストとすると、やっぱり高価なマイルドハイブリッドという印象ではります、ハイ。

ここからは、徒然に思いつきなツイート群をペタペタ。
そういえば、軽自動車も旧車増税がはじまるわけですが、現時点はハイブリッドカーは増税対象外となっておりまして。その点でいえば、長く乗ったときに「車両型式(排ガス記号)」としてハイブリッドカーに分類されるのはメリットになるのかもしれませんけれども、そこまで意識しているのかどうか。












一部に、軽自動車のハイブリッドは出力が上がるので政府筋に睨まれるのを嫌って、ハイブリッドではなくS-エネチャージという名前にしたという見方もあるようですが、いやいや47kWに自主規制しているとはいえ、過給エンジンというのが軽自動車に昔々から存在しているので、ちょっとナンセンスな指摘という印象であります。


閑話休題

コスト的にこなれてくれば、の話ではありますが。40km/Lで「S-エネチャージ」のアルトエコなど出てくると、インパクトはあるでしょうし、軽自動車のイメージリーダーとしてマーケティングとして有効な商品になるのでは?

そして、個人的な趣味でいえば、国内ではキャリイに採用したAGS(オートギヤシフト)と薄型モーターを組み合わせた、ツインハイブリッドの再来的なメカに期待してしまうのですが、現実味はない妄想なのでありました(汗)
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