ガソリンエンジンと大型バッテリー、そしてモーターに充電器を搭載したプラグインハイブリッドカー(レンジエクステンダーEV)として、北米ではもっとも売れているというシボレー・ボルトが次世代型に進化、2015年のデトロイトショーにてワールドプレミアとの報あり。

この手のチャレンジングなモデルでは珍しくないこととはいえ、初期にはクラッシュテストを行なった車両のバッテリーが時間差で燃えてしまうなどトラブルはあったボルト。市販によって見えてきた課題や経験を元にブラッシュアップした2代目モデルということになりそう。

それにしても、GMとしてはボルトをやめてしまうのでは? と感じていた部分もあり、進化させる、というのは意外でもありましたが、リリース後半の一文を見て納得。
In the 2013 calendar year, nearly seven of 10 new Volt buyers traded in a non-GM vehicle, the majority of which were Toyota Priuses.
なるほど、ボルトのオーナーは従来はGMを買っていなかったようなユーザー層にアピールしていて、とくにプリウスからの乗り換えが多いとか。

まさしく「プリウス・イーター」として、新市場を開拓する存在というわけ。

ならばボルトを進化させていくというのは、台数ベースの話は置いておいても、ブランディングとして無視できないのだろうな、などと思う今日このごろでありました。

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