というわけで、日産スカイラインにダイムラー製の4気筒ターボエンジンが載った新グレード「200GT-t」が登場! なのでした。ただ、注意したいのは、このエンジンはダイムラー製ではありますが、メルセデス・ベンツと同じという風にはいえないこと。

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たとえばメルセデス・ベンツE250とスカイラインのスペックを比較すると、最高出力や圧縮比は同じですが、発生回転などは微妙に異なっております。

■スカイライン・エンジンスペック
エンジン型式:274930
エンジン形式:直列4気筒DOHC
ボア×ストローク: 83×92mm
総排気: 1991cc
圧縮比:9.8
最高出力: 155kW(211PS)/5500rpm
最大トルク: 350N・m(35.7kgf・m)/1250-3500rpm

■E250 ・エンジンスペック
エンジン型式:274
エンジン形式:直列4気筒DOHC
ボア×ストローク: 83×92mm 
総排気: 1991cc
圧縮比:9.8
最高出力: 155kW(211PS)/5500rpm 
最大トルク: 350N・m(35.7kgf・m)/1200-4000rpm

そして、なによりも異なるのは燃料消費率。

スカイラインが車重1650kgで13.6km/Lなのに対して、1700kgと重いE250は15.5km/Lとスカイラインよりも優秀な数値となっているのであります。いずれもアイドリングストップは備わっているので、ここまで差があるのは意外。

これを見ると、「ダイムラーが日産用にはベストセッティングをしていないから燃費が悪いのだ!」などと陰謀論めいた批判をしたくなるかもしれません。ですが、おそらく理由は違うと思われるのであります。

どちらのメーカーに確認したわけではないので、あくまで公表されている情報でいうと、E250とスカイラインで異なるのは、リーンバーン領域の有無。というのは、E250の排ガス記号がRBAで、これはNOx吸着触媒を使っているという意味。スカイラインはDBAなので、全域ストイキというのが基本になっていると予想されるのであります。

すなわち、同じエンジンといっても、E250用はリーンバーン仕様であって、別モノといえるのだと予想できるのでありました。そしてスカイラインがリーンバーン仕様を選ばなかったのは、おそらくNOx吸着触媒を使うことによるコストアップをキラったからなのでしょう。

もしかすると、ダイムラーがリーンバーン仕様は門外不出としていたのかもしれませんが……などと陰謀論を蒸し返してみたりして(汗)




そんな、ブロックあたりにスリーポインテッドスターが見えるような気もする4気筒ターボでありました。

V37-turbo_mercedes

【追記・関連ニュースなどを連続ツイートやUstreamなどしたので貼っておきます】






 
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