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ちょっと前の話ですが、世界初の乗用車用ガソリン直噴エンジンと言われている、メルセデス・ベンツ300SLの直噴システムに関する図版を、ボッシュが発表しておりました。

1954年デビューの300SLですから、60年前のシステムというわけですが、それだけ長きにわたって直噴システムを供給してきた(途中の抜け期間はありますが)というトップサプライヤらしいアピールであります。

現在の開弁率(噴射時間・回数)を電子制御しているのとは異なる、コントロールロッドによりプランジャーを回してガソリンのデリバリー量を変える仕組みは図版中央に3段階で載っておりますが、なるほどこうして噴射量をコントロールしていたのでした。

もちろん、燃圧もメカニカルポンプで上げているのですが、その流れも興味深いところであり、また各インジェクターからリターンされている構造も気になるところ。それにしても、燃料リターンというのは、ちょっと前までは当たり前の存在でしたが、すっかり過去の存在というイメージになっているのは自分だけでしょうか。


恥ずかしながら勉強不足ゆえに初見の図版ではありますが、それゆえに、この仕組みを脳内で動かそうとするのは、かなりの難易度といえそう。時間のある大型連休、アタマのトレーニングにいかがでしょう?

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