日本ではRVRですが、グローバルでは仕向地によりASXやアウトランダースポーツといった三菱のコンパクトSUVがマイナーチェンジ。価格や燃費などで突出した変化はないでしょうが、その変更内容は非常に気になるというか、ユニークと感じる次第。

コンパクトSUV『RVR』を一部改良して発売
ギヤ比幅を拡大したCVTを採用することで、加速性能を向上させるとともに燃費を約5%向上し、2WD車では16.6km/L(従来の+0.8km/L、JC08モード燃料消費率、国土交通省審査値)を実現しました。

くわしくは不明ですが、スペックを見る限りでは、エンジンはそのままにミッションを変更しただけ(制御マップの変更はあるでしょうが)に見えるのです。

燃費改善というとエンジンの改良と思いがちですが、今回はミッションで燃費改善を改善とアピールしているのがユニークと感じるポイント。それもリリースには改良とありますが、ユニットごとの世代交代でしょうから、マイナーチェンジとしてはかなり大がかりな印象もあり。

予想ですが、三菱ですから、使っているのはジヤトコのCVTで、おそらくJF011E系から新世代のCVT8シリーズへとチェンジしたのでしょう。

jatco_cvt8

そういえば、こちらのイメージムービー、クルマのナンバーがCVTの型式になっているのがこだわりを感じさせます、ハイ。
 


そして、おそらくRVRに使われているCVTユニットは、日産のセレナやエクストレイルに使われているものと共通。ファイナルのギア比やタイヤサイズで、それぞれの車種にマッチングさせているのでしょう、変速比幅は同一なのです。