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公式リリースにもあるように、世界で年販60万台を目指すティアナ。国内では520台/月ですから、年間6240台と、市場規模でいうと約1%。正直、オマケ感は否めません。逆に、グローバルスタンダードを目指したセダンの骨格に、国内向けの「おもてなし」をプラスしたモデルと考えると、貴重な存在といえるのかもしれません。似たようなキャラクターでいうと、ホンダ・アコードやトヨタ・カムリもありますが、そのどちらも日本向けはハイブリッド専用車で、4気筒ガソリンエンジンだけをラインナップするティアナは価格的に有利ですし、ハイブリッドを嫌うユーザーには刺さるのかも?

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直噴でもない、オーソドックスな2.5リッター4気筒エンジンですが、駆動系全般のリファインや軽量化によって燃料消費率は悪くない数値。おそらくCVTの進化が効いているのでしょう。

ただし、国内市場であえてティアナを選ぶクラスタというのは、自分の中では思い浮かばない面もあり。
で、V6エンジンで似たような価格帯でいうと……


と、結論づいてしまうのでした。マークXの乗り味は、まさしくプアマンズ・クラウンといったもので、国内向けの商品開発という部分も含めて、日本で使いやすいクルマになっていると前々から思っているものですから……。