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間もなくマイナーチェンジで、衝突被害軽減ブレーキ的な装備を追加するという日産ノートが気になります。ライバルたるフィットも進化しておりますし、安全装備だけでなく、燃費面・パフォーマンス面でも、それなりにレベルアップを果たすと期待されますので。

気になっている理由は、そうしたマイナーチェンジの内容だけではなく、個人的な事情から具体的に買い替えを検討せざる得ない状況になりつつあるため。来年で5年目となるインサイトに大きな不満はないのでありますが、ひとつ問題が発生している昨今なのであります。

それは「車椅子の積載性」。

ラゲッジの使い勝手を示すものとして、ゴルフバッグやベビーカー、自転車などはカタログに記載されておりますが、車椅子はまだまだ一般的ではないかもしれません。

しかし、実際に車椅子を利用するようになると、その積載性というのは重要。なにしろ車椅子を使う家族がいるとクルマで出かけるのはマストになりますから。そして車椅子のまま乗車するほどではない状態であれば、リフト付き、スロープ付きの福祉車両にするほどではありません。

とはいえ、出かけるたびに車椅子をラゲッジに積み込むことになるわけ。そうなると、毎度毎度ギリギリのスペースに車椅子を持ち上げて積み込むのはユーザーとしてはストレスフルなわけであります。


「(車椅子が)積みやすく、(高齢者も)乗り降りしやすく、(取り回し的に)運転しやすい」という条件でのクルマ選び、高齢化社会のニッポンにおいてはバイヤーズガイドの条件として重要になってくるかも? そして高齢者の世話をするであろう子供世代も壮年以上になっているわけですから、ミスをカバーしてくれるプリクラッシュセーフティな安全装備へのニーズも高まるであろう、とも思うところ。

そう考えると、フィットであったり、ノートであったりというサイズで、ラゲッジの広さやテール高の低さで車椅子の積載性という条件を満たして、なおかつプリクラッシュセーフティが装備されているモデルへの注目度が、これまで以上に高まるのではないかと考える今日このごろなのでありました。

自分自身の個人的なニーズを一般論に置き換えてはいけないとは思いつつも……。


【追記】
2013.12.25、正式にマイナーチェンジが発表されました。


そう、ノートのプリクラッシュセーフティシステムはカメラを使うタイプ。軽自動車やコンパクトカーではレーザーセンサーの低速域だけの衝突被害軽減ブレーキというケースが多いので、このシステムには注目なのであります。