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Der e-up! Der Effizienzweltmeister. 
11,7 kWh/100 km fur drei Euro setzen Effizienzstandard
 

フォルクスワーゲンがフランクフルトモーターショーIAAにて、2台の電気自動車を出展するそうで。いずれもコンバージョンタイプで、アップ!とゴルフがベース。


 もっとも電費にしろ、燃費にしろ、エリアによって測定モードが異なるスペックで”世界一”を競うのはナンセンスなので、あくまでも宣伝文句としてのワールドレコードだとは理解しておかないといけないのですが……。

ちなみに、国産の電気自動車はJC08モードの数字でいうと、117より小さい(優れている)のが現状ではあります。




そして、それぞれの電動絡みのスペックは以下の通り。


ゴルフのバッテリー総電力量は、ほぼ日産リーフと同じくらい。モータースペックも、リーフが80kW、254Nmなので、かなり近しい印象。こうなると、サプライヤーがかぶっていたりするのでは? などと妄想してしまいますが、発表によると、フォルクスワーゲンの電気自動車、その重要部品(モーター、リチウムイオンバッテリーなど)は、インハウス(内製)だそうで。

そして、いろいろリサーチしたのでしょう、航続距離はアップ!が160km、ゴルフは190km。電気自動車のコストや重量、バッテリーのジレンマなどなどから、このあたりが現時点では妥当という結論なのでしょう、きっと。

つまりは、内燃機関とは違う乗り物であり、適切な運用も異なるというわけ。だからこそ、内燃機関のイメージを引きずるコンバージョンではなく、専用ボディで展開して欲しいとも思う次第。せめて、顔の感じだけでも大きく変えるとわかりやすいのにな、とも思うのです。

もっとも、実際に電気自動車がビジネスになると期待していなければ、市販の内燃機関を積んだモデルと共通のイメージにして、環境性のアピールにつなげる宣伝素材としたほうが有利というか、その判断が妥当というのは否定出来ないところではあります。

さて、フォルクスワーゲンの電気自動車は、どうなりますか。