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メルセデス・ベンツの最上級モデル「Sクラス」のトップグレードとなる「S500 プラグインハイブリッド」、ダウンサイジング指向の3.0リッターV6ターボエンジンに、そこそこ高出力なモーターとリチウムイオンバッテリー、そして名前の通りに外部充電機構を備えた『3リッターカー(3L/100km)』なわけですが、そのエンジンルームの画像は、そうしたプラグインハイブリッドらしさを可能な限り排除したという印象。

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というよりも、カバーや吸気レイアウトによりV8エンジンにも見えるというか、見た目はダウンサイジングに逆行していて、むしろ大きさをアピールしているような印象。

このクラスのオーナーがエンジンルームを眺めて、クルマを評価するとは思えない部分もありますが、メルセデス・ベンツが、このクルマに想定しているユーザー層が保守的だということの現れなのかもしれない、などと想像してしまうわけです。

これがアーリーアダプター的なユーザーへの訴求であれば、エンジンの実際以上に小さく見せて、モーターや高圧配電線を目立たせるといった、真逆のアプローチになるような気もしますが、さて。