
Dimensions: length: 3440 mm; width: 1750 mm; height: 1600 mm Weight: 750 kg
Chassis frame: tubular aluminium
Body shell: Expanded polypropylene achieving a significant weight reduction compared to traditional steel body panels.
Engine and transmission: 1 electric engine per wheel [2- or 4-wheel-drive]
Battery: packaged under the floor
Air conditioning/heater: low consumption heat pump air conditioning system coupled with electric seat heating to minimise power consumption
Defrost system: Heated Windscreen Defroster (HWD) system
トヨタヨーロッパが突如出してきたコンセプトビークル「me.we」は、おそらくパワー的には控えめなインホイールモーターの電気自動車で、なおかつアフォーダブルな価格というグローバル・エントリーモデルの提案といえそう。
全長は軽自動車並で、全幅はBセグ・サイズという印象ですが、注目はボディをアルミチューブで構成、フロア下にバッテリーを配置するというパッケージング。昔から電気自動車や燃料電池車ではプラットフォームにパワートレインをビルトインしたベアシャシー的な発想がありましたが、そうした流れの最新作といえそう。いわゆる衝突安全性は不明ですが、モノコックから次世代フレーム車へシフトするという意味でも、この提案には注目したいところ。
ボディがポリプロピレン製で弾力ある設計ということ、また「me.we」というネーミングからも、シティコミューターとして歩行者保護をかなり意識した感もあるので、いわゆる自動車的な安全基準とは別のなにかを想定している可能性もありという印象を受けますし、ハイウェイを走らないという前提で、そうした新規準の叩き台として、この手のクルマが各社から出てくるとおもしろいことになりそう。
気になるのは「ヒーテッド・ウインドスクリーン・デフロスター」という提案。デフロスターの必要性と、その消費電力を考えると、このシステムは消費電力やスペース的な無駄が省かれているのではないかと期待してしまう次第です。
イメージムービーで確認できるように、U字型ステアリングにスマホをはめ込んだり、アウターパネルを着替えできるようにしたりというアイデアは、かなり現実味がない提案だなー、とも思うわけですが(苦笑)
それでも2CVを思わせるハンモック風ベンチシートで、ルーフにヘッドレストを吊るすというのはユニークで、いかにもアフォーダブルな感じ。

しかし、裸足で運転するのは危ないような気もします(汗)