BMWとトヨタの協業関係が一歩前進、覚書から正式契約となり、プロジェクトが統合的に動き出したよう(以下、引用・太字は当方にて追加)。
BMWグループ(ビー・エム・ダブリュー・グループ 以下、BMW)とトヨタ自動車株式会社(以下、トヨタ)は、サステイナブル・モビリティの実現に向け、長期的な戦略的協業関係構築の一環として、本日、「燃料電池(FC)システムの共同開発」「スポーツカーの共同開発」「軽量化技術の共同研究開発」に関する正式契約を締結した。本契約は、昨年6月に締結した覚書に続くものである。 加えて、両社は、昨年3月に開始した次世代リチウムイオンバッテリー技術に関する共同研究について、第2フェーズとして、ポストリチウム電池であるリチウム空気電池技術の共同研究を開始することで正式契約を締結した。
燃料電池やリチウム空気電池、軽量化技術というのは、完全にリンクしているもので、エンジン以降のパワートレインを積んだ未来車を模索している中で、お互いのリソースをうまく利用し合おうという狙いだろうな、という感じ。正直、正解が見えない段階で、なにかひとつの技術にリソースを注ぎ込むのはギャンブルでありますから、こうして複数社でリスクを分担するのはポジティブな話だろうな、と。

このあたりは将来を見据えてのプロジェクトでしょうが、一方でスポーツカーのプラットフォームを共同開発というのは、かなり近い話のよう。なにしろ本年内にプロジェクトの可能性調査を終わらせる予定ということですから、本気でヤル気なのでしょう。

で、気になるのはBMWとトヨタ両社が共同開発するスポーツカーのプラットフォームとはどんなものなのか? ということ。常識的な範囲で考えると、FRプラットフォームということになるでしょうが、すでにトヨタはスバルと共同でスポーツカー用のFRプラットフォームを有していますし、リリース内でもミッドサイズのスポーツカーとあるので、FRでは被りそうな印象あり。


そこで、思い浮かぶのが、2011年の東京モーターショーにて、トヨタとBMWそれぞれが出品していた次世代スポーツカー2台。

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BMW_i8

トヨタGRMNスポーツハイブリッドコンセプト、BMW i8。いずれも、ミッドシップレイアウト+フロントモーターという駆動レイアウトを想定したハイブリッドカーであります。
仮に、このプロジェクトが各社で動いていたとして、当然ながらほかに転用することでコストダウンできるプラットフォームではありませんから共同開発のメリット大では? さらに駆動モーターやバッテリーといった部分で共同開発、購入という風に話も発展しそう。

さて、どうなるのでしょう?



なんだか、以前の覚書のときにも同じようなことを書いた記憶もありますが(汗)