国交省より『次世代ITSに関する勉強会のとりまとめについて』が発表されましたが、その中身に大注目。概要の冒頭には次のようにあります。
技術的な話はもちろんですが、むしろ運転における主権という難しい問題を整備することが自動運転の実用化のポイントになりそう、という話は以前も触れましたが、国交省のこうした姿勢は大きな壁を超えるためのジャンピングボード となりそう。
あとは、自動運転と、従来型の自由運転による混合をどう整理するかが課題となりますが、その意味でも第二東名という新ルートを、たとえば自動運転専用道とするという手はありそうで、いろいろな可能性が浮かんできます。
ちなみに、自動運転(オートパイロット)の実用化は2020年代初頭ということですから、10年内に自動運転で高速道路を寝て移動できる時代がやってきそうです。
どんなシステムなのか不明ですが、ハードウエア依存型だとすれば、クルマの買い替え、進むのでしょうねー。
1.勉強会の目的、経緯等
国土交通大臣政務官主宰のもと、次世代ITSに関するニーズや技術的、 制度的な課題等を分析し、新しい概念である高速道路の自動運転の実現に 向けた取り組みに必要な検討を行うことを目的とする。 これまでに、ITS や車両の先進安全技術に関する有識者等に対し、計 5 回のヒアリングを実施し、自動運転に向けた技術的動向や課題等に関して 議論した。
2.自動運転の効果
自動運転により、事故防止、渋滞削減及びCO2削減効果等が見込まれる。
3.現在の技術水準
自動運転の要素技術には、「前後の制御」と「左右の制御」がある。前後 の制御は、前方車両との車間距離を検知して制御を行うもので、高速から 低速走行に対応しているが落下物などの検知漏れなどがある。 また、左右の制御は、白線を検知して同一車線の走行を支援するレーン キープアシストが製品化済みであるが、太陽光の反射等による白線の検知 漏れなどがある。
4.自動運転の実用化に向けた主な課題
自動運転には、特定の運営会社が、ドライバーから、ある時間、ある区 間の運転を請け負うといったシステムも考えられ、こういった自動運転シ ステムを「オートパイロットシステム(仮称。以下同じ。)」と呼ぶこととし、 まずは、コンセプトの検討・整理を行う。 その後、実現に向けて、事業面、制度面、安全面、社会的受容面等の課 題について整理する。
4.自動運転の実用化に向けた主な課題
自動運転には、特定の運営会社が、ドライバーから、ある時間、ある区 間の運転を請け負うといったシステムも考えられ、こういった自動運転シ ステムを「オートパイロットシステム(仮称。以下同じ。)」と呼ぶこととし、 まずは、コンセプトの検討・整理を行う。 その後、実現に向けて、事業面、制度面、安全面、社会的受容面等の課 題について整理する。
技術的な話はもちろんですが、むしろ運転における主権という難しい問題を整備することが自動運転の実用化のポイントになりそう、という話は以前も触れましたが、国交省のこうした姿勢は大きな壁を超えるためのジャンピングボード となりそう。
あとは、自動運転と、従来型の自由運転による混合をどう整理するかが課題となりますが、その意味でも第二東名という新ルートを、たとえば自動運転専用道とするという手はありそうで、いろいろな可能性が浮かんできます。
ちなみに、自動運転(オートパイロット)の実用化は2020年代初頭ということですから、10年内に自動運転で高速道路を寝て移動できる時代がやってきそうです。
どんなシステムなのか不明ですが、ハードウエア依存型だとすれば、クルマの買い替え、進むのでしょうねー。