BMW M Performance TwinPower Turbo Engine Six-Cylinder Diesel - (N57S)

a new six-cylinder in-line diesel engine developed exclusively for the BMW M Performance Automobiles; new, globally unique M Performance TwinPower Turbo technology: three turbochargers, common-rail direct injection with piezo injectors and maximum injection pressure of 2,200 bar; 3.0-litre displacement, 280 kW/381 hp, maximum torque: 740 Newton metres (546 lb-ft); instantaneous responses and outstandingly dynamic power delivery into the upper reaches of the rev range; maximum revs: 5,400 rpm; impressively economical thanks to optimised efficiency and extensive BMW EfficientDynamics technology, including Auto Start-Stop function and ECO PRO mode.

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BMWのスポーティレンジ、M Performance のロゴが入った3.0リッター直噴ディーゼルターボエンジン「N57S」。その最新画像が公開されたので、つらつらと眺めていれば、まさにお腹いっぱいという感じ。

過去に公開されている情報から欧州仕様の基本スペックをまとめれば以下の通り。

最高出力:280kW
最大トルク:740N.m
レブリミット:5400rpm
燃料噴射圧:2200bar



ちなみに、日本に導入されるX5 35dのエンジンも同じ3.0リッターですが、最高出力は180kW、最大トルクは540N.m。こちらは可変ジオメトリーのシングルターボ(のはず)なので、その出力差は単純にいえばトリプルターボの恩恵といえそう。


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そんなわけで、トリプルターボ(BMW流にいえばスリー・ターボチャージャー)のカットモデルが、様々な角度から紹介された画像には興味津々。


まずインタークーラーはエンジン上部に確認できますが、この位置で、カットモデルから覗くコアからすると、おそらく水冷式。


そして肝心のトリプルターボ。ザッとみた感じでは、上にあるふたつのタービンはVGタービンで、下に見えるのは通常の固定ジオメトリーのタービンのよう。

その構成がどうなっているのか、ヒントはBMWのリリースにある”three turbochargers (high-pressure, with variable turbine geometry)”という文言。


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排気でいうと上流にあるVGタービンは、おそらく3気筒ごとの排気を集めたパラレル配置で、その下流にもうひとつのタービンがあるという構成に見えます。そして吸気でいうと、排気では下流にあるタービンが上流になって、簡単にいうと吸気に与圧をかけている状態になっているのではないかと。さらに、そのタービンには冷却されたEGRを吸気に混ぜて押しこむ役割もありそう。

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それにしてもレブリミット5400rpmというのは、いかにディーゼルとはいえMのキャラクターとして心配もあり。8速ATとの組み合わせなので、走りのパフォーマンスではパワーバンドをキープしたシームレスな加速は期待できますが、はたしてエンジンのストーリーという視点から M Performance の顧客を満足させるために、どんな演出がされているのか、気になる次第です。