ベトナム向け現地製コミューター 「NOUVO SX (ヌーボ エスエックス)」発売-FI採用などにより高い経済性と走行性を実現したATフラッグシップモデル-というヤマハ発動機の発表。で、気になるのはそのFI(フューエルインジェクション)システム『YMJET-FI:Yamaha Mixture Jet-Fuel Injection』なのであります。


主通路とは別に設けた副通路からのエアアシストを行い噴射燃料と空気を効率的に混合させ、実用域での燃費向上に貢献するFIシステムこの説明だけではわかりづらいですが、2系統の吸気ラインを用意して、低負荷時にはメインのインテークパイプを閉じ、インジェクターの後方から吸気を送り込むことで、追い風状態にして燃料の霧化や均一な混合を促進しようというシステムのようです。割合に原始的なシステムにも見えますから、直噴流行りの四輪車にそのまま利用できるとは思いませんが、こうした”追い風インジェクター”という考え方は仕向地によってはアリなのかも、と思ってみたりする次第。燃料の品質的に直噴は厳しいエリア、まだまだ多そうな気がしますので……。









