GMが”E-EOD”というサービスというかプロジェクトというか、ともかく旧車をいまどきのエンジンにスワップしてエミッションを改善させるという商品を展開しています。HOT-RODならぬECO-RODなのでしょう、おそらく。

その概要を説明したのが、上の図。
最新のエンジンに載せかえるだけでなく、キャタライザーなどエミッションに関するパーツも用意していますし、またエンジン制御のECUも、おそらく専用に用意しているよう(いまどきの制御よりもシンプルな入力でコントロールできるようになっていると予測)。
つまり、GMというメーカー自身が用意している、このE-RODプログラムによって最新エンジンに載せ替えれば、「排ガスが汚い、燃費が悪い」といわれることなく、堂々と旧車を楽しめるというわけです。
とはいえ、現代的なエンジンにすればすべてが今風にアップデートされるかといえば、そうともいえず。
ハイパワーにボディが耐えられるか(バランスを崩さずにいられるか)には疑問。あくまで全開走行を意図したものではなく、日常的な速域を意識したものと予想します。
たしかに1950年代のアメ車でも、5L級のV8エンジンを積んでいますから最高出力は300馬力程度までは許容できるように思えます。
思えるのですが、こうした旧車と現代車の衝突実験映像を見てしまうと、疑問符でアタマの中がいっぱいになってしまうわけで。
もちろん、衝突実験での強度と走りに求められる強さは別の話ですし、ましてドライバビリティにおける剛性感と衝突安全性をつなげて考えてしまうのは誤解を招く行為だとは思います。
しかしながら、旧車をアップデートしたからと安心して現代の公道を走っていて、いざクルマ対クルマの事故にあうと……こうなってしまう可能性があるという危険性があるということ。
そして、この衝突安全性において同じことは、旧車をEVにコンバートしたときにもいえます。
EVにすることでエコな旧車ライフ……と考えていると、思わぬ落とし穴があるというわけ。
いや、まぁいまのところ自分自身には旧車趣味はないのですけれども、こうした旧車趣味と安全性のトレードオフは覚えていたほうがよさそうです。

その概要を説明したのが、上の図。
最新のエンジンに載せかえるだけでなく、キャタライザーなどエミッションに関するパーツも用意していますし、またエンジン制御のECUも、おそらく専用に用意しているよう(いまどきの制御よりもシンプルな入力でコントロールできるようになっていると予測)。
つまり、GMというメーカー自身が用意している、このE-RODプログラムによって最新エンジンに載せ替えれば、「排ガスが汚い、燃費が悪い」といわれることなく、堂々と旧車を楽しめるというわけです。
とはいえ、現代的なエンジンにすればすべてが今風にアップデートされるかといえば、そうともいえず。
ハイパワーにボディが耐えられるか(バランスを崩さずにいられるか)には疑問。あくまで全開走行を意図したものではなく、日常的な速域を意識したものと予想します。
たしかに1950年代のアメ車でも、5L級のV8エンジンを積んでいますから最高出力は300馬力程度までは許容できるように思えます。
思えるのですが、こうした旧車と現代車の衝突実験映像を見てしまうと、疑問符でアタマの中がいっぱいになってしまうわけで。
もちろん、衝突実験での強度と走りに求められる強さは別の話ですし、ましてドライバビリティにおける剛性感と衝突安全性をつなげて考えてしまうのは誤解を招く行為だとは思います。
しかしながら、旧車をアップデートしたからと安心して現代の公道を走っていて、いざクルマ対クルマの事故にあうと……こうなってしまう可能性があるという危険性があるということ。
そして、この衝突安全性において同じことは、旧車をEVにコンバートしたときにもいえます。
EVにすることでエコな旧車ライフ……と考えていると、思わぬ落とし穴があるというわけ。
いや、まぁいまのところ自分自身には旧車趣味はないのですけれども、こうした旧車趣味と安全性のトレードオフは覚えていたほうがよさそうです。