スズキほどナンバー1であることに意義を見出しているメーカーはないかもしれない。とにかく軽自動車においてはライバルに負けることが許されないのだろう。少々のモレはあっても、ほぼ全方位的にライバルに対抗するモデルを用意しているのが、その証だ。そして、また常識じゃ考えられないモデルが登場した。
それがキャリイ・ショートホイールベース仕様。
軽トラというジャンルにおいて、現在二種類の流れがある。ひとつはキャブオーバー(フロントタイヤの上にキャビンが載っている)で、もうひとつがセミキャブオーバー(ドライバーの足元あたりにフロントタイヤを配置したレイアウト)だ。1998年の規格変更に合わせて、スズキは軽トラのキャリイをセミキャブ・スタイルに一新した。軽トラだけでなく1BOXも車台を共用することを考えれば、ホイールベースを長くとれるセミキャブにするのは全体としては有利だと思えた。ただし、最大のライバルであるダイハツ・ハイゼット、そして軽トラの強敵スバル・サンバーはキャブオーバー・スタイルをキープ。とくにダイハツは1BOXはセミキャブ、軽トラはキャブオーバーと二種類の車台を用意するという気合の入りぶり。
たしかにキャブオーバーのほうがホイールベースが短くなるから
最小回転半径は小さくなるように思える。ただしエンジンに舵角をジャマされないぶん、意外にセミキャブも最小回転半径は小さい。事実、現在の軽トラにおいてもっとも小回りが効くのはスペック上ではスズキ・キャリイだ。
ただし、実際の使用状況においてはスペック上での最小回転半径よりも内輪差が気になるケースも少なくない(たとえばギリギリの幅しかない畦道とか)。つまり、そうした環境で使うユーザーにとってはキャブオーバー(=ショートホイールベース)しか選択肢がないわけだ。そして、1999年に現行キャリイがデビューしてからのスズキはそうしたユーザーの支持を失うことに甘んじていた。
そして、いよいよ登場したキャリイ・ショートホイールベース仕様。一見すると、ただのキャリイだが、フロントタイヤがキャビンの下に移動しているのだから、車台を新設計したということだ! コストだけを考えれば、ムダになるかもと思ったりもします。
なにしろ軽トラの販売台数は昨年実績で約25万台。全盛期の90年に40万台を売ったマーケットとしてみると縮小傾向にあるわけですよ。
その中でキャブオーバーじゃなきゃ絶対に買わないという層がどのくらいあるか、というのは分かりませんが、スズキがキャブオーバーの車台を開発したということは、想像以上にキャブオーバー支持派が多いのかもしれません。
まぁ、それにしても従来モデルも併売するようですから軽トラに二種類の車台を用意したというわけで。スズキの「軽ナンバー1」への気合を感じてしまいます。
それがキャリイ・ショートホイールベース仕様。
軽トラというジャンルにおいて、現在二種類の流れがある。ひとつはキャブオーバー(フロントタイヤの上にキャビンが載っている)で、もうひとつがセミキャブオーバー(ドライバーの足元あたりにフロントタイヤを配置したレイアウト)だ。1998年の規格変更に合わせて、スズキは軽トラのキャリイをセミキャブ・スタイルに一新した。軽トラだけでなく1BOXも車台を共用することを考えれば、ホイールベースを長くとれるセミキャブにするのは全体としては有利だと思えた。ただし、最大のライバルであるダイハツ・ハイゼット、そして軽トラの強敵スバル・サンバーはキャブオーバー・スタイルをキープ。とくにダイハツは1BOXはセミキャブ、軽トラはキャブオーバーと二種類の車台を用意するという気合の入りぶり。たしかにキャブオーバーのほうがホイールベースが短くなるから
最小回転半径は小さくなるように思える。ただしエンジンに舵角をジャマされないぶん、意外にセミキャブも最小回転半径は小さい。事実、現在の軽トラにおいてもっとも小回りが効くのはスペック上ではスズキ・キャリイだ。ただし、実際の使用状況においてはスペック上での最小回転半径よりも内輪差が気になるケースも少なくない(たとえばギリギリの幅しかない畦道とか)。つまり、そうした環境で使うユーザーにとってはキャブオーバー(=ショートホイールベース)しか選択肢がないわけだ。そして、1999年に現行キャリイがデビューしてからのスズキはそうしたユーザーの支持を失うことに甘んじていた。
そして、いよいよ登場したキャリイ・ショートホイールベース仕様。一見すると、ただのキャリイだが、フロントタイヤがキャビンの下に移動しているのだから、車台を新設計したということだ! コストだけを考えれば、ムダになるかもと思ったりもします。
なにしろ軽トラの販売台数は昨年実績で約25万台。全盛期の90年に40万台を売ったマーケットとしてみると縮小傾向にあるわけですよ。
その中でキャブオーバーじゃなきゃ絶対に買わないという層がどのくらいあるか、というのは分かりませんが、スズキがキャブオーバーの車台を開発したということは、想像以上にキャブオーバー支持派が多いのかもしれません。
まぁ、それにしても従来モデルも併売するようですから軽トラに二種類の車台を用意したというわけで。スズキの「軽ナンバー1」への気合を感じてしまいます。











あたたかいお言葉ありがとうございます。
こうした内容は仕事(商業誌)では、まず書く機会がないので、blogで書いてみました。
また、おもしろそうなネタがあったら、こうした視点からの原稿をアップしてみたいと思います。
>吾平さん
そうなんですよ。安定感とか乗降性ではセミキャブが有利なんですよね。ちなみにサンバーのオーバーハングの長さは衝突対策と聞いております。
かくいう私めも、ミゼット2なんていう軽トラを日常の足にしていた時期がありまして。軽トラならではの楽しさは多少は知っているつもりです。とにかくシンプルな構造だから運転にダイレクトに反応してくれるのが勉強になるし、好きなところです。
なかなか軽トラネタを書く機会はないかもしれませんが、軽自動車全般では書いてみたいネタもありますので、たまにチェックしてみてください。