しばらく進展していなかった、自己流3ホイラー論。
前回は、3ホイラーはモノコックボディよりフレーム的な別体フレームとしてボディとフレームの間にサスペンション機構を備えたたいいんじゃないか、というところまで話が進んでいたような気がします。
というわけで、駆動系のイメージはインホイールモーターの電気自動車。そして、タイヤの取り付け方法は、こんな風なキャスター式でどうでしょう? この画像は椅子に使われているものですが、このように向きが360度変わるように取り付ければ、進行方向や路面の凹凸に対して最適なタイヤの位置決めが可能になるのでは、と思っております。もちろん軸の付け根を自由に動くようにしていては、コントロールしきれないですから、そこはステッピングモーター&ギアを使って、状況に応じた最適な角度に固定したいものです。こうすればタイヤのグリップさえ確保できれば、不整地での走破性も期待できます。さらに真横に動くことも可能でしょう。

で、こうすると何がいいかって、タイヤを支えるサスペンションがいらないこと。
もちろん四輪でもシャシーとボディの間にサスペンションを入れれば、タイヤはノーサスで支えられそうに思えますが、それぞれの接地性を考えると、やはりサスペンションがないというのは難しいように思われます。
ですが、三輪の場合は接地バランスが崩れることがないのでボディを分離してサスペンションで支えておけば、シャシー単体としてはノーサスでも成立するのではないかと。
さらに想像すれば、三輪の間にバッテリーなどEVを構成する要素を配置したら、どうなるでしょうか。おそらく、そうした3ホイラー・シャシーはいくらでも流用が効くのでは? つまりシャシーは一種類で、タイヤサイズやボディ形状を変えるだけで車種バリエーションを増やすことが簡単にできるような気もします。
はて、いかがでしょうか。