東芝から出されたリリースによればキャパシタ並みの急速充電性能を持つリチウムイオン電池が開発されたそうで。
リリースの情報だけでは何ともいえませんが、この技術は電気を使う自動車に与える影響は大きいのでは。
というのも、電気自動車の問題とされているのは充電時間が給油に比べて長くなりがちということですが、このリチウムイオン電池は
1分間で、電池容量の80%まで充電することができます。
ということですから、そうした問題点が解決されるわけです。
さらに
低温時にも性能劣化の少ない優れた温度特性
を持っているようですから、ますます自動車向きの特性を有しているのでは、と思えるのです。

個人的に考えていた電気自動車の将来像に
キャパシタとニッケル水素電池の二つを搭載してキャパシタで回生を受け、ニッケル水素で保持するというシステムをイメージしていたのですが、このリチウムイオン電池であれば、二種類の蓄電システムを搭載する必要はありません。
リリースの画像では、試作品は携帯電話サイズのようですから、自動車に使えるだけの容量を量産できるかどうかは不明ですが、遠からず自動車に搭載されることは間違いないのでは。