いまだにコンパクトカーのことをリッターカーっていう人がいますけど、個人的には「リッターカー」という言葉はキライなんです。いや、仕事上で必要とあらば使いますけどね。

もともと「リッターカー」という言葉は排気量1000cc=1リッターのクルマを指すもので、その昔は排気量1リッターのエンジンって各メーカーに存在していて、リッターカーという言葉がマッチしていた時代もありました。この頃のクルマに使う「リッターカー」という言葉には違和感はありません。
ですが、いまじゃリッターカーと呼ばれるクルマの大半が1.3~1.5Lの排気量のエンジンとなっています。というか、純粋にリッターカーと呼べるのはトヨタ・ダイハツ系モデルで1KR-FEエンジンを搭載するパッソ・ブーン、ヴィッツ、ベルタくらいじゃないでしょうか。
スズキのK10Aエンジンも国内仕様には積まれていないようだし、日産も旧型マーチまでは1リッターエンジンを用意していましたが、いまでは消滅してしまいました。

で、なぜゆえに「リッターカー」という言葉がキライかといえば、上記のような状況によって排気量が1リッターのクルマ限定で使う言葉じゃなくなってしまったから。かつてリッターカーと呼ばれていた車名のコンパクトカーをそのまま「リッターカー」と呼んでいるような気がするのです。

たしかにクルマの出来を判断するのであれば排気量は無視してもいいのですが
もともと「リッターカー」という言葉には『1000cc未満の自動車税で済むクラス』という意味合いがあったはずで、その条件に引っかからない1.3L前後のエンジンを積むコンパクトカーをリッターカーと呼ぶのはイヤなんです。
だって、自動車税が安いわけじゃないんですもの。

かくいうワタクシも、かつて所有した某イタ車の排気量が1049ccだったことで、自動車税が想像よりもワンランク上だったことがありまして。勉強不足だったといえばそれまでなのですが、1リッターエンジンだと思っていたので少々ショックだったものです。

さらに個人的な見解でいえば、車重が1tを超えているクルマは「コンパクトカー」とは呼びたくないですね。だって重量税が高いじゃないですか。登録車の場合、重量税は0.5t単位でかけられます。ですから車重1000kgのクルマと1490kgのクルマは同じ重量税額となるのです。
仮に1.1Lエンジンで1010kgのクルマと1.5Lエンジンで1480kgのクルマがあったとすれば、この二台の自動車税と重量税の基本額は同じになるわけです。もちろん納税は義務ですから損得をいうものではないのですが、前者のようなクルマに乗っていると損している感覚がないとはいえないでしょう?

もっともスイフトもヴィッツも1tを超えている今、こんなことを言うのは時代錯誤なのかもしれません。とはいえヴィッツもベルタも1KR-FEエンジンを積んだグレードだけはカタログ値で車重1tを切っているのは重量税を意識しているのでしょう。さすがトヨタです。


結局、何で「リッターカー」という言葉に違和感があるかといえば税制とリンクしていないから、なんでしょうね。
極論めきますが、「リッターカー」という言葉を平気で使っていることが税金に関する意識が低いことを公言しているような気もするのです。

ということを
パッソがマイナーチェンジ、のニュースを見て思った次第。
ま、ここだけの話ということで。