というわけで、前回のエントリーのつづき。

空燃比をガソリン14:1、エタノール9:1としてガソリンの混合気における割合は1/15≒6.7%、エタノールの混合気における割合は1/10=10.0%となります。

だから同一エンジンのシリンダー内に吸い込んだときであればエタノールの量はガソリンの1.5倍となると思われるわけです。ただシリンダーに吸い込むということは容積で比較しなければいけません(空燃比は重量比です)。そこで上の空燃比に比重をかけて容積比として計算してみましょう。比重といっても液体と気体と状態によって比較対象が異なりますが、ここでは混合が対象ですから気体としての比重(蒸気比重)のデータを使用します。なお以下の数値は摂氏15度でのデータですが、とりあえずこの数値で再計算してみましょう。

蒸気比重はガソリン:3.4、エタノール:1.59ですから、この数値を空燃比に適用した容積ベースでの空燃比はガソリンが49.98 エタノールが14.31となります。
これまた計算しやすいようにそれぞれの数値を整数として、ガソリンを49:1、エタノールを14:1としてみます。ここから容積ベースでの燃料の含有率を導くとガソリンが2.0%、エタノールが6.7%となります。

つまり理論空燃比の混合気でいえばエタノールはガソリンの約3.3倍となるわけです。発熱量をカバーするには十分すぎる数値といえそうです。

ただ、これで結論というわけじゃなくて……。話はさらに続きます。

beaker_empty