ちょっと原稿に追われていて、すぐに読めないのが残念なのですが、吉本隆明氏が1960年代に記した名著『共同幻想論』の改訂新版を買ってきました。文庫で540円と手軽な値段というのもありますが、前々からじっくり読んでみたいと思っていたもので。
その冒頭に記された「角川文庫版のための序」に、なんとも含蓄ある一文があったので、引用します。
原稿書きで生計をたてるライターの端くれとして、しかと心に刻みたい一文です。
物書きは“わかりやすい表現”のために知識を身につけなければいけないのであって、小難しいことを書くために知識を身につけてはいけないのです。その一方で「専門的になりすぎるとわかりづらくなる」という言い訳で知識を身につけることから逃げてもいけないのです。
精進します。
その冒頭に記された「角川文庫版のための序」に、なんとも含蓄ある一文があったので、引用します。
著者の理解がふかければふかいほど、わかりやすい表現でどんな高度な内容でも語れるはずである。
原稿書きで生計をたてるライターの端くれとして、しかと心に刻みたい一文です。
物書きは“わかりやすい表現”のために知識を身につけなければいけないのであって、小難しいことを書くために知識を身につけてはいけないのです。その一方で「専門的になりすぎるとわかりづらくなる」という言い訳で知識を身につけることから逃げてもいけないのです。
精進します。