クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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2023年04月

デリカミニの記事を「CARトップ」2023年6月号に寄稿しています

デリカミニはニッチ商品じゃない! 軽スーパーハイトワゴンのメインユーザーに受け入れられるスタイルを目指した結果だった!!

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2023年上半期における国産車の最注目モデルといえる三菱デリカミニ。注目度の高さは発売開始を前に1万台近い受注を集めているというエピソードが示す通りですが、何度か取材してく中で気付いたのは、デリカミニはけっしてニッチ狙いではないということ。

スライドドアを持つ軽スーパーハイトワゴンのクロスオーバーSUVといえば、スズキ・スペーシアギア、ダイハツ・タントファンクロスといったモデルもあるわけですが、いずれにしてもスペーシアやタントといった王道があっての付加価値商品といった位置づけ。

そのため、趣味性の強いこだわりユーザーを狙った商品企画と理解できるわけです。つまり、あくまでも王道があってのサブラインといえるでしょう。

一方で、デリカミニについては、ハードウェアの構成や車両型式の上ではeKスペースのバリエーションともいえるのですが、独立した車名としたことにより単独モデルとして認識されるのが立ち位置としての違い。

商品企画としても、軽スーパーハイトワゴンのメインユーザー層をまっすぐに狙ったという点ではスペーシアギアやタントファンクロスとは異なるという印象であります。

そのあたりの話を、4月26日発売のCARトップ6月号(交通タイムス社)にて4ページに渡り書いています。お手にとっていただければ幸いです。



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「ブレイクアウト」カッコイイ! ハーレーおじさんになりたくなってきた

ハーレーダビッドソンのニューフェイス「ブレイクアウト」の魅力にノックアウト

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4月23日、富士スピードウェイにて開催されたモーターファンフェスタ2023に参加…といっても取材に訪れたという話。そして自動車コラムニストという職業柄、当然ながらメインの取材対象は四輪車でありました。

そんなモーターファンフェスタで、仕事とは別に、ひとりのリターンライダーとして気になったのがこちら。ハーレーダビッドソン・ブレイクアウトであります。



この車両自体は、3月に開催された東京モーターサイクルショーにおいても見ているのですが、そのときにはビッグサイトという展示スペースで見たこともあって「ああ、新しいハーレーダビッドソンだなあ」くらいの印象しかなかったのですが、あらためて富士スピードウェイのパドックで、太陽光を浴びている姿を見て、ビビッときたのです。

その理由は、全体イメージの良さもありますが、ディテールも魅力的だと気付いたから。

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新型インプレッサはFWDのほうがコンセプト合致度が高い?!

「ユーティリティ・スポーツカー」を目指したインプレッサはFWDを積極的に選びたい!

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先日、スバルの新型インプレッサ(プロトタイプ)に袖ケ浦フォレストレースウェイにて試乗する機会がありました。すでに4月20日に正式発表されているインプレッサですから、プロトタイプといってもスペック的には量産仕様。

そしてサーキット試乗ではありますが、パイロンによってコーナーを小さくなるよう制限されていたり、直線部分にスラロームが設定されていたりと、タイムアタックをするというよりはワインディングや高速道路といったシチュエーションをドライバー自身が想定して走ることが求められる試乗となったのでした。

試乗できたのは、新旧インプレッサのAWDと新型のFWD。いずれもパワートレインは、2.0リッター水平対向エンジン+薄型モーターによるマイルドハイブリッド「e-BOXER」でありますので、新旧比較ではボディ剛性やシャシーセッティングの違いを感じることができ、新型のAWDとFWD比較ではそれぞれのキャラクターが明確に異なっていることを感じることができたのでした。

メーカーがアピールする新型インプレッサの試乗テーマは「質実剛健ハッチ」で、開発コンセプトは「ユーティリティ・スポーツカー」。結論をいえば、前者のイメージに近いのはAWD、後者に期待するパフォーマンスはFWDに感じられたといったところでしょうか。

そうした違いはショート動画でのドライビング操作と挙動を見比べれば理解していただけるはず。

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大好評「デリカミニ」は軽スーパーハイトワゴンのカスタム系としてのコスパもよし!

ターボのFFで188万1000円~という「デリカミニ」の価格は十分にリーズナブル。最強のライバル「N-BOXカスタム」のFFターボは202万4000円の設定…

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三菱自動車から新しい軽スーパーハイトワゴン「デリカミニ」が正式発表。スタイリングやメカニズムの情報は1月に開催された東京オートサロンの段階でほとんど丸裸といった状態でしたが、注目なのは正式発表によって明らかとなった価格でありましょう。



デリカミニのグレード構成は、ターボエンジンのT系とNAエンジンのG系(ともにマイルドハイブリッド仕様)で、それぞれに快適装備が充実したPremiumを設定するというもの。メーカー希望小売価格は次のようになっております。

T Premium:FF 207万4600円/4WD 223万8500円
T:FF 188万1000円/4WD 209万2200円
G Premium:FF 198万5500円/4WD 214万9400円
G:FF 180万4000円/4WD 201万5200円



 
この数字だけをみると「軽自動車としては高価だなあ」という印象を持つかもしれませんが、軽自動車が高くなっているのは今に始まったことではありません。そしてデリカミニのポジションが、各社におけるカスタム系の位置づけだとすると、マーケットの中では、むしろデリカミニはリーズナブルな価格設定なのでした。

たとえば4月21日より価格改訂を発表しているホンダN-BOXカスタムのスターティングプライスは次のようになっているのでした。

NA・FF:182万4900円
NA・4WD:195万8000円
ターボFF:202万4000円
ターボ4WD:215万7100円

N-BOXカスタムの場合は全グレードに先進運転支援システム「ホンダセンシング」が標準装備となっているなど仕様が異なりますのでコストパフォーマンスの単純比較はできないのですが、N-BOXカスタムの販売ペースをみると、この価格帯の軽スーパーハイトワゴンに市場があるのは間違いなく、そのマーケットにいるユーザー目線で考えるとデリカミニはリーズナブルといえるのでは?続きを読む

自転車乗車時のヘルメット着用が努力義務ってなんだ?

努力義務とは努力することが義務であって、装着することが義務ではないが…

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様々な報道でも話題になっているように、2023年4月1日の道路交通法改正により、自転車に乗車する際のヘルメット着用が「努力義務」となっております。

努力義務というのは、文字通りに努力することが義務となるという意味で理解できます。要はヘルメット着用が義務なのではなく、「ヘルメットを着用しようと努力すること」が義務になったといえます。

そのためヘルメット未着用での罰則などはありませんが、これを機会に自転車に乗るときにはヘルメットを着用しようという気持ちになったという人は少なくないのでは? そうしたマインドチェンジこそが道交法改正による努力義務化の成果といえましょう。

小生も、そうしたマインドチェンジをした一人。昨年暮れに思い立って電動アシスト自転車を導入、たまに乗っているのですが、今回の法改正を機にサイクリスト用ヘルメットを購入したのでした。

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軽バンで2500kmに迫る月間走行距離、平均燃費はJC08モードをラクラク超えた!

20km/Lに迫る月間燃費。高速道路をマイペースで走る機会が多かったから達成できた

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スズキ・エブリイバン(DA17V・FR・NA・5MT)で軽バンライフを楽しむようになって一年半ほど経ちました。2022年度に毎月報告してきた月間平均燃費も、ひとまず3月でひと区切りといったところでしょうか。

というわけで、2022年度の最終月となる2023年3月の月間平均燃費は、過去最高となる「19.8km/L」でありました。ついに月間平均でJC08モード値を超えることができました。WLTCモードでの達成率でいうと116%ですから、エブリイバンの中でみるとかなり優秀な個体といえそう。



ショート動画でも上げたように、途中では平均燃費が20km/Lを超えることもあり、その時点で満タンにしてみたところ航続距離は630kmと表示されるなど、軽バンとは思えない足の長さを示したのも、今月の好燃費あってのことでしょうか。

というわけで、毎月掲載しているカタログ燃費値と過去の月間平均燃費は以下の通り。
WLTCモード 17.0 km/L
 〃市街地モード 15.4 km/L
 〃郊外モード 18.0 km/L
 〃高速道路モード 17.1 km/L
JC08モード 18.7 km/L

●2022年度 月間平均燃費データ
4月:18.7km/L
5月:17.9km/L
6月:18.3km/L
7月:15.3km/L
8月:16.9km/L
9月:17.2km/L
10月:18.1km/L
11月:17.5km/L
12月:15.9km/L
1月:17.7km/L
2月:17.5km/L 

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