クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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2022年10月

電気自動車のSクラス、メルセデスEQS日本発売。245kW・568Nm・700km・1578万円

全長:5225mm・全幅:1925mm・全高:1520mm・車両重量:2530kg・バッテリー総電力量:107.8kWh。そしてCd値は0.20 !!

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メルセデスの電気自動車(BEV))フラッグシップ「EQS」が日本に正式上陸。メルセデスベンツ日本より導入が発表されております。

グレード構成とメーカー希望小売価格は次の通り。絶対的には高価ですが、BEVとしては十分にリーズナブルという印象もありなのでした。

EQS450+:1578万円
AMG EQS 53 4MATIC+:2372万円

グレード名からも想像つくようにEQS450+は標準的で、EQS 53はAMGのパワフル仕様。前者はRWD、後者は4WDとなっているのは、BEVのパワフル仕様は前後ツインモーターにするということでしょうか。

 

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トヨタが新しい電気自動車として発表したシルエットがプリウスの進化形

中国向けセダンスタイルのBEV「bZ3」をBYDと共同開発。気になるのは同時に発表されたシルエット画像…

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トヨタが中国市場向けにセダン型のBEV(電気自動車)を発表。すでに発表されているように、この新型BEVの開発においては、いまや世界的なバッテリーメーカーとなったBYDとの共同開発というスキームが利用されているとのことです。

 

そのあたりの情報については、トヨタ発表のニュースリリースを見ていただいてもいいでしょうし、また上の貼ってあるよう手短にまとめたコラムも用意させていただきました。

そしてトヨタの発表で気になるのは、リアでスパッと断ち切ったようなボディシルエットをチラ見せした、開発中のbZシリーズの新モデルという情報。続きを読む

ついにFFが登場したスバルの新型SUV「クロストレック」を一足先に乗り比べました

走りのキャラも異なるFFクロストレックは、プアマンズではなく賢いユーザーが選ぶ

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クロストレック・プロトタイプFF

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クロストレック・プロトタイプAWD

この秋、話題のニューモデルとして注目度マックスとなっているSUBARUクロストレック。従来、SUBARU XVと呼ばれていたスバルのクロスオーバーSUVファミリーにおける末弟がグローバルネームになって生まれ変わるというわけです。

そんなクロストレックのプロトタイプにクローズドコースで試乗することができました。プロトタイプですが、ほぼ量産仕様といって差し支えないレベルの仕上がりで、新生クロストレックの走りを味わえたといって問題ないでしょう。

さてさて、新型クロストレックにおける最大のトピックスといえるのが「ついにFFがラインナップされたこと」。

SUBARUのSUVといえば、シンメトリカルAWDを軸とした本格的な走りのよさ、悪路走破性の高さが魅力という印象もあります。FFをラインナップすることで、そうしたブランドイメージを損なうのでは? とも思いますが、マーケティング的にはそうも言っていられないのだとか。

どうも、コスパをキーワードに賢い買い物を求めるユーザー層にとっては「街乗りしかしないのに、4WDしか選べないというのは、そのぶん高価で燃費が悪いのだから買うのが損」と判断してしまうのだとか。

せっかくスタイリングが気に入ってスバル販売店まで足を運んでくれたユーザーを、そうした理由で失ってしまっているのでは、なんとももったいない話。つまり、都市型SUVとしてスバルを選ぶユーザー向けにFFを設定することは必須だったというわけです。

では、FFというのは廉価版なのかといえば、そうではないのがスバルのこだわり。AWDとFFでは異なるキャラクターで仕上げてあり、それぞれに魅力があることを今回の試乗では確認できたのでした。


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レクサスUX300eが大幅進化を発表。バッテリーを54.4kWhから72.8kWhへ増量

現行・日本仕様のWLTCモード航続距離は367km、プロトタイプの欧州WLTMモード航続距離は450km

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レクサスの小型BEV(電気自動車)UX300eが大幅な性能アップを果たすことを発表、欧州仕様のプロトタイプの画像を公開しております。



注目は現行モデルに対して、大幅にバッテリー総電力量を増やしてきたことでしょうか。発表されているプロトタイプのスペックを引用すると以下の通り。

UX300e 主要諸元(欧州仕様・プロトタイプ)
航続距離 450km(欧州WLTC値)
電費 166.7Wh/km(欧州WLTC値)
総電力量 72.8kWh
急速充電規格 CHAdeMO
最高出力(kW) 150
最大トルク(Nm) 300

UX300e 主要諸元(日本仕様・2022モデル)
航続距離 367km(WLTCモード)
電費 140Wh/km(WLTCモード)
総電力量 54.4kWh
急速充電規格 CHAdeMO
最高出力(kW) 150
最大トルク(Nm) 300

数値を見比べてみると、バッテリー総電力量を1.3倍に増やして、航続距離を伸ばしたといえそう。モードが異なるので単純比較できないものの、電費についてはダウンしているように見えます。つまりバッテリーをいっぱい積んで力技で航続距離を伸ばしたので重くなったぶん、電費が悪くなるのも止む無しというアプローチのように思えてしまうのでした。

日本での発表だけみると、そうしたネガティブな印象を受けてしまいますが、欧州仕様で比較すると実態としては、そのあたりも進化している模様。
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軽商用車3台のリアル燃費を測ってみたらカタログ超え連発だった!

峠道~高速道路というルートを走った軽商用車のリアル燃費はWLTCモードを超えるのがスタンダード?

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現在、発売中の自動車雑誌「CARトップ 2022年11月号」にて、軽商用車の車中泊という個人的な得意ジャンルについてのライバル比較原稿を書かせていただきました。

登場するのは、スズキ代表がスペーシアベース、ダイハツ代表はアトレー、そしてホンダ代表のN-VANといった面々で、スペーシアベース以外はターボエンジンとCVTを組み合わせたパワートレインを持つトップ・オブ・軽商用車といえるモデルでありました。

スペーシアベースにしてもNAエンジン+CVTとなっていますから、全車CVTであるのは共通。CVTについては功罪いわれるところですが、はたしてリアル燃費はどうなったのでしょうか。


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ダイハツ謹製、自動運転レベル3の軽自動車に興味津々

交通空白地に求められる小さな自動運転モビリティと軽自動車の相性は抜群

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先日、東京お台場で開催された「SIP-adus 展示・試乗会」に行ってきた際に目に留まったのが、この一台。ダイハツがタントをベースに作った自動運転実験車であります。

イベント全体の話は、こちらのコラムをご覧いただくとして、自動運転タントについて伺った話について、当エントリではシェアしたいと思います。



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