クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースやコラムをお伝えします。

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2022年07月

純エンジン車としては最後? 新型「CIVIC TYPE R」世界初公開

グランドコンセプトは「Ultimate SPORT 2.0」。あえてインチダウンした19インチタイヤが本気の証

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ホンダのスポーツフラッグシップ「シビックタイプR」がフルモデルチェンジを発表です。

1992年のNSX-Rを源流とする、ホンダの歴代タイプRといえば「速さと圧倒的ドライビングプレジャー」や「サーキットベスト」といった表現でおなじみですが、最新のシビックタイプRに与えらたコンセプトは『世界トップレベルの速さと、日常でも快適に使える新たな時代のTYPE R』というもの。

サーキットでの速さを追求するという基本コンセプトはそのままに、初代NSXが示したエブリデイスーパーカーというコンセプトも両立しようということのようであります。それこそが、究極のスポーツカーの新しい姿であり、グランドコンセプトが「Ultimate SPORT 2.0」としてバージョンアップしている肝となる要素でありましょう。

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16代目の新型クラウンは4バリエーション展開。クロスオーバーから発売開始

SUVテイストという声はあれど、全高1540mm、最低地上高145mmのスペックは乗用サルーンの範囲

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トヨタのフラッグシップとして知られる「クラウン」が16代目で大変身。クロスオーバー、セダン、スポーツ、エステートというまったく異なる4つのバリエーションを用意するという発表に不意打ちをくらったスクープ担当者も多いのでは?

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そんな新型クラウンですが4つのバリエーションが揃うのは1年半後だそう。どんな順番で登場するのかはっきりとした発表はありませんが、トヨタが発表している4台が揃った画像の順番がヒントになっているのかもしれませんし、発表会ではクロスオーバーにつづくのは、クラウンという名前にユーザーが期待するセダンになることを匂わせる発言もありました。いずれにしても、1年半後に揃うということは半年おきに登場すると考えるのが妥当かもしれません。









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新型クラウンSPORTが2021年12月に発表したCROSSOVER EVと瓜二つな件

クラウンが4車型でフルモデルチェンジ。電気自動車がないってホント?

トヨタのフラッグシップセダン「クラウン」が、トヨタのフラッグシップに生まれ変わりました。

2022年7月15日に発表された16代目クラウンは、クロスオーバー(リフトアップセダン)、スポーツ(5ドアハッチバック)、セダン(ファストバックセダン)、エステート(SUV)といった4車型で構成されることが明らかになったのです。



これまで次期クラウンが「SUVになる」だの「セダンは残る」といった噂がありましたが、まさかの4バリエーション展開だったというわけ。そして、どれも異なる顔を持つ4車型がクラウンという名前を冠するというのは、それぞれのカテゴリーにおいてトヨタ・ラインナップにおけるフラッグシップであることを意味すると理解すべきでしょう。

ところで、個人的に気になっているのはクラウン・スポーツのスタイリング。ディテールを除いて、そのスタイルは2021年12月に発表されたトヨタが開発中のBEV(電気自動車)「CROSSOVER EV」そのものなのです。

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しかしトヨタ側は、この2台の関連性について公式アナウンスはしていません。さらに、クラウンの発表会における「クラウンのBEVバリエーションについて」の質問においても、トヨタサイドは回答を濁していたように見受けられます。

これまで未来のBEVとしていたクルマが、じつはハイブリッドのクラウンでした……というのでは、2021年12月の発表がウソだったということになります。ここまで同じスタイルなのであれば、クラウンとしてBEVを出すと明言するほうが正直であって、現代的なブランディングとしてはポジティブだと思うのですが、さて?



もっとも、15代に渡るFRクラウンの歴史が終わってしまったインパクトに比べると、こうした話は些細なことなのかもしれません。続きを読む

30年目のタイプR、チラ見せでもチャンピオンシップホワイトは健在

新型シビック TYPE Rのワールドプレミアは2022年7月21日 日本時間11:00 と正式発表

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ホンダの屋台骨を支え続けてきたシビックが50周年を迎えた2022年7月12日、この秋に発売を予定している次期シビック・タイプRのティザー画像が公開されました。

すでにシビック自体は販売しているクルマですし、タイプRというのは量産車をベースにしたサーキットベストのメーカーチューンドですから、基本的なフォルムというのは想像できるところですが、ティザー画像のシルエットはワイドボディになっていることを感じさせるもの。

なによりタイプRの伝統的イメージカラーである「チャンピオンシップホワイト」と真っ赤なRのロゴは新型にも継承されていることが感じられるのは、タイプR派にはうれしいところなのでは?

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ディスカバークラウンが公開した横顔から感じること

ボンネットが高くて、ルーフが低めのシルエットに見える

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2022年7月15日のオンライン発表を目前に、トヨタが次期クラウンのサイドビューをティザーサイトで公開しました。ここからわかることは何でしょうか?

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軽BEV「eKクロスEV」の電費が良すぎて驚いた!

カタログスペックは20kWhで180km。エアコンオフでの実電費は13.4km/kWhだった

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BEV(電気自動車)は本質的に近距離ユースで使うのが向いている面があります。一定速度の高速巡行というのはエンジン車では高効率ゾーンですが、BEVにとってけっして効率がいいシチュエーションとはいえません。

また航続距離を伸ばすために多量のバッテリーを積むというのは生産コストや生産時のCO2排出量を増やしてしまいますし、普段は使わない領域のバッテリーは単なる重しになってしまいます。BEVのバッテリー搭載量については「大は小を兼ねる」ではなく「適材適所」的な考え方が必要です。

その意味では、エンジン車においても近距離ユースと割り切りやすい軽自動車はBEVとの相性がいいカテゴリーといえます。必要最低限のバッテリーを積んでおくことで軽量かつ安値に仕上げるという判断が商品企画としてしやすいからです。

というわけで、大注目の新型・電気自動車「eKクロスEV」に試乗してまいりました。

その感想は動画で見ていただければ幸いですが、とにかく軽自動車として最上級といえる走りに仕上がっていたのが印象的。なにより車両価格を除けば、経済性においても軽自動車に求められるリーズナブルさを実現していたことが、電動化時代の軽自動車像として理想的パッケージと感じたのでした。


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