クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします
二輪・四輪にかかわらずパーソナルモビリティが、どのように変わっていくかを考察します

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2022年03月

ホンダの交換型バッテリーが日本のインフラになるか? コマツが小型ショベルに採用


着脱式可搬バッテリー「Honda Mobile Power Pack e:(モバイルパワーパック イー)」を、コマツが国内でレンタルを開始する電動マイクロショベル「PC01E-1」に採用

①電動マイクロショベルPC01E-1
ホンダが展開する可搬型・着脱式のバッテリーパックがビジネスとして拡大する第一歩を踏み出した!

すでにビジネスタイプの電動スクーターでは実績ある着脱式可搬バッテリー「Honda Mobile Power Pack e:」。その技術を基本に、ホンダ一社だけでなく国内4メーカーで採用するという動きもありますが、その前にコマツの小型ショベルカー「PC01E-1」に採用が始まったという発表がありました。

もっとも2021年にホンダとコマツの間で、交換型バッテリーを使うことでの基本合意を結んでいまし、その試作機も公開されていましたから、サプライズ的なニュースではありませんが、いよいよレンタル開始ということで、実際に使われるようになるというのは普及における大きな一歩。

最初は問題が起きるかもしれませんが、そうして課題を抽出しつつ対応することは電動化における進歩を加速させる重要なファクター。ショベルカーとしては小さなボディですが、電動化のステップとしては大いに期待できる一歩ともいえるわけです。

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スーパーカブ110が最新の法規制に合致するよう進化を遂げた

令和2年排出ガス規制とABSの装着義務に対応。メーカー希望小売価格は30万2500円

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原付二種クラスのビジネスバイクの代表格「スーパーカブ110」についにディスクブレーキが備わりました! さらにキャストホイールを採用するなど、2022年3月に実施されたモデルチェンジでは最新アップデートを押し出す進化を遂げています。

といってもフロントにディスクブレーキを採用したのは原付二種クラスにもABSが義務化されたことへの対応であるのは周知の事実でありましょう。

最高出力5.9kW、最大トルク8.8Nmの空冷単気筒エンジンも最新の排ガスレギュレーションである令和2年規制をクリアするため。なお総排気量は109cc、ボア47.0mm・ストローク63.1mmで、圧縮比は10.0となっております。トランスミッションは、おなじみクラッチレスの4速リターン式であります。


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トヨタGRのニューモデルは4WDのスポーツカー!

「GR」の新型スポーツカーは日本時間2022年4月1日午前10時30分に米国で発表

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TOYOTA GAZOO Racingが、スポーツカーシリーズ「GR」の新型車を、日本時間2022年4月1日(金)午前10時30分に米国で発表するという情報を発信しております。

生配信URL(英語のみ)  https://vimeo.com/event/1928953 

あわせて2点の画像と動画を公開しておりますが、そこに映っているのは、フロントフェンダーらしき場所にある大きなアウトレット、GRロゴ入り対向キャリパー、おそらくサイドスカートに刻まれたGR-FOURの文字。

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ヤマハの原付二種・電動スクーターが100台限定、2022年7月から実証実験開始

バッテリー固定式電動スクーター「E01」で実証実験。バッテリー交換型電動スクーターへつながるか?

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世界的なカーボンニュートラルの波により、二輪も電動化は避けられない状況となっておりますが、ヤマハ発動機が原付二種クラスの電動スクーターの実証実験を開始という発表あり。スクーターとっても、バッテリーを足元に積んでいる関係で、”またがる”ような姿勢で乗ることになりそうな車体となっているのが特徴でしょうか。

ヤマハ発動機株式会社は、車両固定式バッテリー搭載の出力8.1kWクラス電動スクーター「E01(イーゼロワン)」を日本、欧州、台湾、インドネシア、タイ、マレーシア向けに実証実験用モデルとして7月から順次導入します。

「E01」は、原付二種クラスのスクーターとしての実用性と都市間の移動に適した走行性能を備える電動スクーターです。また、EVインフラやシェアリングビジネスなどの構築にあたって、顧客ニーズの把握やその他周辺ビジネスの可能性探求、新たな市場開拓などの実証実験用として、事業所、自治体、官公庁などに向けて導入するモデルです。なお、本製品の製造は、本社の組立工場で行います。





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税込み44万円の原付二種「ダックス125」に興味津々

44万円のメーカー希望小売価格は、CT125ハンターカブやモンキー125と同じ。趣味のレジャーバイクに新しい選択肢が登場してリターンライダーは迷っちゃう?

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大阪モーターサイクルショーにて世界初公開されたホンダ・ダックス125。フォトデビューした段階では往年のダックス(原付一種のほう)と比べるエントリをあげたりもしていますが、東京モーターサイクルショーのタイミングで、メーカー希望小売価格と発売日が正式発表されております。

発売日:2022年7月21日
メーカー希望小売価格(消費税10%込み):440,000円
販売計画台数(国内・年間):8,000台

この発売規模と昨今の生産の滞り、そして予想通りの価格を考えると初期注文が殺到することは確実で、発売開始の頃にオーダーを出しても納車は2023年となること確実でありましょう。




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ダイハツの軽商用向け縦置きCVTは2面性のあるキャラが凄すぎた

ベルトやプーリーといったCVTのコア部分は横置き用と共通だが構造はかなり違う!

 

自動車月刊誌「CARトップ」の2022年5月号においてフルモデルチェンジした「ハイゼットカーゴ」の試乗レポートを執筆させていただいております。新型ハイゼットカーゴは、プラットフォームを一新してボディもスペース優先のデザインへと変え、2ペダルのトランスミッションとしてCVTを新設計しているのがトピックス。

プラットフォーム一新といっても軽商用車の定番であるFRレイアウトは継承。つまり新型CVTは縦置き用の完全に新しいユニットとなっているのでありました。そんな縦置き用CVTは、同じくエンジン縦置きプラットフォームを採用する軽商用「ハイゼットトラック」にも採用されることになったのでした。

CARトップ誌での記事でも触れているように、その狙いはCAFE規制(企業別燃費規制)をクリアするためで、つまり目に見えるユーザーメリットとしては燃費改善によるランニングコスト抑制が期待できるわけですが、CVTにしたことで商用車に求められる性能がスポイルされているのではナンセンス。はたしてCVTは軽商用に求められる性能を満たしているのかをチェックしてみようというのが試乗の狙いとなったわけです(さすがに耐久性の確認はできませんが……)。

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