クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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2021年10月

ミラノの二輪ショーに日立アステモが初出展。3ブランドの統合制御に興味津々

モーターサイクルショー『EICMA2021』に日立Astemoが出展。KEIHIN・SHOWA・NISSINの3ブランドをアピール

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2021年11月25〜28日(プレスデー11月23〜24日)に、イタリアのミラノで開催される世界最大級のモーターサイクルショー『EICMA2021』に、日立アステモが初出展するとの発表がありました。

同社は、2021年1月に、日立オートモティブシステムズ株式会社、株式会社ケーヒン、株式会社ショーワ、日信工業株式会社の統合会社として生まれた自動車業界の大手サプライヤー。

もともと「KEIHIN」「SHOWA」「NISSIN」の各ブランドはホンダ系サプライヤーとして知られる存在でしたが、ホンダと日立の関係強化によって統合されたと捉えればわかりやすいでしょうか。そのため日立アステモの持株比率は、日立製作所66.6%、本田技研工業33.4%となっております。

そして、EICMA(通称 ミラノショー)には、過去にショーワが2014年から2019年まで出展していたという経緯もあり、2021年は日立Astemoとして初出展。同社の製品ブランドとして展開する「KEIHIN」「SHOWA」「NISSIN」の製品・技術をアピールするということであります。
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2スト空冷エンジンの原付二種スクーターは意外な燃費性能を有している?

ツーリング燃費は40km/L超、街乗り燃費でも30km/Lを超えてきた。燃費だけなら2020年代でも合格点か?

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あえて2021年に手に入れた空冷エンジンのスクーター、スズキ・アドレスV100(CE13A 後期型)。

2スト(2サイクル)エンジンということもあって、趣味の世界の乗り物になるかと思いきや、メットインスペースの収納力は十分にありますし、意外にも日常の足として活躍してくれております。

たしかに今どきのインジェクションに比べるとスマートとはいえず、エンジン始動でグズるときもありますが、白煙はそれほど出してはいないと感じて(信じて)おります。

ところで、昔ながらの2ストエンジンの燃費性能はどれほどのものなのか。満タンにしても1000円でお釣りがくるくらいのタンク容量なので、さほど燃費は気にしていなかったのですが、環境負荷的な意味で気になったので走行距離と使用燃料の数字から計算してみることにしたのでした。

それを映像としてまとめたのがこちら↓

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軽商用1BOX、スズキ・エブリイの5MTはカタログ値を超える好燃費だった

納車からの走行距離は480km、まだまだナラシ中の初給油で判明した燃費は18.4km/Lだった!

   

個人的な話なのですが、いろいろな思いがあって新しい愛車に軽バン「スズキ・エブリイJOIN」を迎え入れ、絶賛ナラシ中です。のんびりナラシ運転をしている模様は上の動画を見て頂ければ幸いです。

さて、最新のDA17V・4型を選んだ理由は先進安全装備の充実にあります。先進安全装備としては夜間の歩行者も検知する衝突被害軽減ブレーキはもちろんのこと、後退時ブレーキサポート、車線逸脱警報、先行車発進お知らせ機能、ハイビームアシストなどなどステレオカメラを用いたスズキセーフティサポートをフル搭載。それでいながら、エンジンはDOHCの自然吸気、トランスミッションは5速MT、もちろん駆動方式はFRという走り(?)の仕様でもあります。

そんなエブリイJOINの主要スペックを紹介すると次の通り。


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北米で発表されたシビックSi(セダン)は200馬力にチューンアップ!

エンジンは1.5リッターターボのまま200馬力へとパワーアップ。軽量フライホイールを組み込んでいるのは注目かも?

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シビックのスポーツグレードといえば「タイプR」ですが、北米ではスポーティグレードである「Si」が歴代モデルに生き残っていて、11代目となる新型にも設定されるという発表あり。

北米向けのセダンボディに設定されるSiグレードの特徴は、見た目だけでなくパフォーマンスに影響するハードウェアもスポーティにグレードアップされていること。

具体的には、エンジンの最高出力が200馬力@6000rpmへとパワーアップされ、軽量フライホイールを組み合わせることでアクセルレスポンスも改善しているのに加えて、レブリミットを6500rpmに設定。

当然ながら6速MTとのコンビを前提としたエンジンになっておりますが、そこにタイプR譲りのレブマッチングシステム(自動的にエンジン回転を合わせてくれる機構)を組み込んでいるのがポイントでしょうか。

シャシー面でもサスペンション、ブレーキともスポーティ仕様にチューンアップしているほか、235/40R18のサマータイヤをオプションで用意しているというのがSi的なポイントでしょうか。


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ホンダの先進運転支援システムが「ホンダセンシング360」に進化する!

自動運転レベル3「ホンダセンシング・エリート」の知見も取り入れた全方位安全運転支援システムは2022年に中国向けモデルから導入開始

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ホンダの先進運転支援システム(ADAS)といえば「ホンダセンシング」の名前でしっかりとブランディングしている印象はありますが、そんなホンダセンシングが「ホンダセンシング360」に進化するという発表あり。

360という数字は、まさに360度を検知するという意味でしょう。現行ホンダセンシングが広角・単眼カメラだけを使っているのに対して、5つのミリ波レーダー(フロント+コーナー)を加えることで、まさしく360度のセンシングを可能としているというのが、ホンダのアピールするところであります。

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マツダが直列6気筒エンジン搭載車の名前を公開。そこにMAZDA6がない…

「ラージ商品群のモデル: CX-60、CX-70、CX-80、CX-90」と明記したのはSUV限定の話なのか、それともセダンのMAZDA6はエンジン縦置きの新アーキテクチャを使わないのか
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2021年10月7日、マツダが2022年以降のクロスオーバーSUV商品群の拡充計画を発表した。すでに次世代モデルにおいては、直列6気筒エンジンを縦置きしたAWDプラットフォームを公開しているが、そのアーキテクチャを採用する、いわゆる「ラージ群」から生まれる4モデルの名前と大雑把なプロフィールが公開されたといえる。



「MAZDA CX-60」「MAZDA CX-70」「MAZDA CX-80」「MAZDA CX-90」を2022年から翌年にかけて新たに導入し、グローバルに成長を続けるSUVセグメントにおいて、最新の環境性能と「走る歓び」を両立させた多様な選択肢をお客さまに提供してまいります。

2つの異なるボディタイプと2列と3列の2つのシートタイプを展開します。道路や駐車場が比較的狭い欧州や日本には、2列シートのCX-60、3列シートのCX-80を、一方、より大きなサイズや存在感が求められる北米などの市場には、ワイドボディ2列シートのCX-70、3列シートのCX-90を展開し、ミッドサイズクロスオーバーSUVのラインアップを拡充させます。
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