クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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2021年02月

クルマ好きなら株主優待で選ぶ投資先があってもいい!

モータースポーツ・シーンでお馴染みの工具ブランド「TONE」の株主優待は使える工具のキーホルダーセット!

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ご覧ください。

10mmのメガネレンチとスパナ、そしてNo.2のプラスドライバーがスチール製のケースに収まっています。

こちら、じつは2021年のTONE株式会社の株主優待品。同社の株式を200株保有している(11月30日時点)と贈られてくるもので、小生も株を保有していた関係で、先日届いたばかりだったりするのでした。そして、そんなTONE株式会社の株主優待品についての開封動画を作成、YouTubeで公開しております。






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日産が最大熱効率50%のエンジンを発表。発電専用と排熱回収がポイント

ハイブリッドカーに使われているガソリンエンジンも量産では41%あたりが限界。50%の最大熱効率はエンジニアの夢の実現

日産自動車が、次世代「e-POWER」発電専用エンジンで世界最高レベルの熱効率50%を実現 という記者発表を行ないました。





その内容はこちらの映像やニュースリリースにて公開されているわけですが、非常に大雑把にまとめると次のような流れとなっております。

現時点での量産エンジンでは最大熱効率40%程度が限界→

その理由はエンジンがトランスミッションを介してダイレクトにタイヤを回す仕組みの限りフレキシビリティが求められるため→

エンジンを発電専用に特化させることで完全定点運転が可能になり、熱効率を飛躍的に向上させる可能性が高まる→

新開発した燃焼コンセプト「STARC」(Strong Tumble and Appropriately stretched Robust ignition Channel)は筒内ガス流動(シリンダー内に吸入した混合気の流れ)や点火を強化し、より希釈された混合気を高圧縮比で確実に燃焼させることによって熱効率を向上させるという考え方→
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速報! メルセデス・ベンツCクラスがフルモデルチェンジ

当初のグレード展開は、C180、C200、C200 4MATIC、C300、C300 4MATIC、C220d、C300dの7つで全車4気筒エンジン。プラグインハイブリッドも遅れて設定予定

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かつて「ベイビーベンツ」と呼ばれたコンパクトセダン「190E」にルーツを持つメルセデスCクラスがフルモデルチェンジ。まずは1.5リッターと2.0リッターのガソリンターボ、2.0リッターのディーゼルターボを搭載する7グレード展開でのローンチを発表しております。

そのエンジンは、どれもが48Vのインテグレーテッドスタータージェネレーターを用いたマイルドハイブリッド仕様というのは、いかにも2021年に誕生したCクラスらしいところですが、おそらく商品企画を考えていたときよりも、ずっとマーケットの電化へのニーズが高まっていることに驚いているのはダイムラー自身かもしれません。

そんなこともあって、フルモデルチェンジを発表した同社のリリースを読んでいても、まだ発売時期も未公表段階にあるプラグインハイブリッド仕様への言及が多くなっているの、そうしたトレンドを意識してのことでありましょう。先日の当ブログエントリでも触れたように、欧州で2020年にもっとも売れたプラグインハイブリッド車はメルセデスのAクラスでありまして、メルセデスに期待する声は少なくないと思われますから。

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タイガー・ウッズが交通事故を起こしたというクルマはヒュンダイ・ジェネシスGV80

縦置きプラットフォームにV6ツインターボを積むジェネシス・ブランドのフラッグシップSUVは手の届きやすい価格帯が魅力だが…

2021-02-24 (2)

プロゴルファー、タイガー・ウッズ選手がスポンサー絡みで乗っていたクルマで事故を起こしたというニュースが話題になっております。現時点では、事故の詳細、ウッズ選手の状態は不明ながら選手生命に関わる脚部のケガをしているという情報が飛び交っているのも注目を集めている理由。

大筋ではオーバースピードで路外に飛び出して横転したという流れでの事故のよう。そしてリンク先の記事によると、飲酒や薬物といった問題はなく、またシートベルトも着用していたとのこと。報道で見ることのできる車両の状態からすると、エアバッグもしっかり展開していますし、エンジンも脱落させて衝撃を吸収した様子が見て取れますから、車両としてはできることはやったという印象。それでも脚部に大ケガを負ったというのは、衝突安全での潰し方に問題があったのか、はたまた運が悪かったのか……。いやいや命あっての物種といいます。ドアが開かないほどの事故だったといいますから、生命の危機はないということを喜ぶべきでありましょう。



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IS Fの再来、アメリカで「IS500」が発表されて気になる点は?

こんもりと盛り上がったボンネットの下に、5.0リッター 自然吸気V8エンジンを搭載

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言わずと知れたトヨタの高級ブランド「LEXUS(レクサス)」が、北米でニューモデル『IS 500 F SPORT PERFORMANCE』を発表。そのニュースリリースによると、約2インチ盛り上げたボンネットの下には5.0リッターV8エンジンが収まっているとのこと。トランスミッションは8速ATと組み合わせられるといいますから、おそらくリア駆動のピュアスポーツといえるパワートレインでありましょうか。

公表されているエンジンスペックは以下の通り
472 hp @ 7100 rpm
395 lb.-ft. @ 4800 rpm


レクサスの5.0リッターV8エンジンといえば、一連のFシリーズやLCに搭載されている「2UR-GSE」がいの一番に思いつくわけですが、スペックを見ている限り、IS500のエンジンもおそらく「2UR-GSE」でありましょう。

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CO2フリー水素はオーストラリアから輸入する計画。褐炭とCCSの組み合わせが前提条件

2030年の日本全体での水素需要は30万トン、中部エリアでは11万トンの需要があると予想される

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クルマの電動化の時代。トヨタ自動車は全方位的に電動車両にリソースを割きつつ、なかでも燃料電池車に注力している印象もあるわけですが、そんなトヨタが会員の一社である「中部圏水素利用協議会」において、『中部圏における2030年に向けた水素大規模利用の可能性検討結果と今後の取り組み』という検討結果が出たということで、レポートが公表されておりました。

 

2030年というのは、経済産業省が目指す水素社会において、水素の大規模商用利用の開始年として位置付けられている年で、国内での需要は年間30万トンと想定しているというのが前提条件。その中で、中部圏において11万トンの需要が見込まれるというのが、このレポートの大筋であります。



経済産業省の想定している水素というのは「低コスト」かつ「カーボンニュートラル」であることが重要な条件。そして、その低コストな水素は安価な再生可能エネルギー発電によるものと、海外からの輸入を想定しているのでありました。

では、どのようにして水素を輸入するのかといえば……。続きを読む
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