クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースやコラムをお伝えします。

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2020年10月

2020年代のクルマ選びは安全性の高いゼロエミッションビークルが基本

初代リーフに乗りながら考える。いまどきクルマ選びの基本条件に先進運転支援システムの充実は欠かせない



先日、自分のYouTubeチャンネルで2つの動画を公開しました。ひとつは『高速巡行しながら安全運転について考える』、もうひとつが『電動化時代にBEVの次に買うべきクルマの条件を考える』というもので、それぞれの動画で話したことをまとめると、もはや乗用車としてZEV(ゼロエミッションビークル)を選ぶことは避けられない未来であり、また交通事故ゼロを目指そうというのが自動車業界のトレンド的。であれば、ユーザーとしても優秀な運転支援システムを積極的に活用すべきだろうということであります。

それはともかくBEV(電気自動車)のスムースネスとしては初代リーフであっても最新モデルと互角の気持ちよさを持っていると思っているのですが、NVHについては最新モデルでは進化を感じるポイント。動画の中でも触れているHonda eはモーターがリアに配置されているということもあって、インバーター由来の高周波ノイズの侵入が抑えられると思ったということも話しております。

そして安全運転についてはテクニックよりも心持ちで決まるというのも、この動画で伝えたい部分。




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OTAに対応! 「統一的なリコールステッカー」が2020年11月より廃止

ステッカー不要は無線アップデートに対応した措置というのが感慨深い

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先日、国土交通省より『リコール改善措置済み車両に貼付している「統一的なリコールステッカー」が本年11月より廃止されます』という発表がありました。これまでリコールを実施した際には、それを示すステッカーを車体(ドアストライカーのあたり)に貼っていたのですが、そのステッカー貼付(読みは「ちょうふ」)を廃止するというわけ。

そうした改正の理由のひとつに『無線通信を経由したソフトウェアの更新によるリコール作業においてはディーラー等へ車両を入庫することなく改善措置が実施』可能という件が触れられているのは、いかにOTA(Over the Air)アップデートが一般化することが既定路線となったことを示しているようで感慨無量であります。



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レヴォーグと同じエンジン!SUBARUのミドル級SUV「フォレスター」にターボ追加

フォレスターがNA全車をマイルドハイブリッド「e-BOXER」仕様に、そして新世代CB18ターボエンジン搭載グレードSPORTを新設定

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スバルのSUVラインナップにおけるミドル級モデルといえる「フォレスター」が商品改良。外観はさほど変わっていないようですが、パワートレインに大きく手が入っております。

従来は2.5リッターNAエンジンと2.0リッターNAエンジン+モーターの「e-BOXER」という2種類のパワートレインでしたが、2.5リッターが廃止となって、NA全車が「e-BOXER」仕様となり、スポーツグレードとして1.8リッターターボエンジンが追加設定されております。排気量からもわかるように、この新ターボエンジンはレヴォーグのフルモデルチェンジに合わせてデビューしたCB18エンジンで、最高出力や最大トルクのスペックも同様。WLTCモード燃費もレヴォーグの18インチタイヤグレードと同じ13.6km/Lとなっているのでありました。なお駆動方式については全車AWDというのは変更なしというか、スバルのアイデンティティは不変といったところであります。

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レクサス初のBEV「UX300e」発売開始。初年度は135台限定販売

バッテリー総電力量は54.4kWh、モーターの最大トルクは300Nmで、一充電航続距離は367km

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すでに中国で発表済みだったレクサス初のBEV(電気自動車)であるUX300eの国内販売が開始。といっても初年度は135台限定のWEB期間限定販売という売り方で、数を売るという感じではなく、実験的な販売となっている模様。証拠づくりというか、マーケティング・ブランディング目的というか、いずれにしても、自動車メーカーが本気でビジネスにする意図はなさそうなローンチであります。

もともとFWDエンジン車のプラットフォームを活用したコンバージョン的な成り立ちなので駆動モーターはフロントに配置するというレイアウト。透視図を見ての通り、床下にバッテリーを敷き詰めておりますが、こうしたスペースを確保しつつ、居住性を両立させるにはSUVというカテゴリーは適切というのを感じる透視図でもあります。

電気自動車というと気になる一充電航続距離はWLTCモードで367km。バッテリー総電力量が54.4kWhというスペックからすると、もうひと伸びを期待したいところですが、初ものということで控えめな数値を発表しているのか、レクサスらしい静粛性のために重量が増してしまったのかどうか。ちなみに、バッテリーには温度調整機能を持たせているそうで、季節をとわず、ある程度は安定した航続距離が可能になっているのかも気になるところであります。


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あの”ハマー”がEVになって帰ってくる! ローンチエディションは最高出力1000馬力!!

1000馬力のデビュー記念エディションは予約で完売状態。カタログモデルの発売予定は2022年秋~2024年春

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もともとは軍用車両の民生版に使われていた「HUMMER(ハマー)」というブランドは、ある種数奇な運命を辿って、いったんは消滅していたのですが、2020年になって突如BEVとして復活。それもボディ後半は荷台となっているピックアップトラックとして蘇るという発表あり。

アメリカ市場では、すでにデビュー記念モデルである「HUMMER EV EDITION 1」の予約も始まっておりますが、公式サイトの表記を見ると「RESEVATIONS FULL」と表記されておりますので、予定台数は埋まってしまった模様。もっとも、3モーターで1000馬力を発生、一充電航続距離は350マイル、0-60マイル加速は3秒で、スーパークルーズと呼ばれるハンズオフ自動運転機能が付くとなれば、11万2595ドルという価格は内容からしてお買い得な設定でありますから、好調なスタートダッシュを切ったのも納得ではあります。






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ジープ初のプラグインハイブリッド、EV航続距離は48km、燃費は…

メーカー希望小売価格は、498万円~503万円。フロントは1.3リッターターボと6速ATで、リアはモーターで駆動するパラレルハイブリッド

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おそらく欧州のCO2規制に対応すべく開発されたジープのプラグインハイブリッド「レネゲード 4×e」が、はやくも日本上陸。システム出力が異なるスペックの2グレード展開で、2020年11月28日より全国のジープディーラーで販売開始と発表されております。

先日、『国産&輸入 SUVのすべて』という本の取材で触れることができたので、そのサワリだけでもご紹介というのが、こちらの動画。外観をサラリと見るだけのものですが、プラグインハイブリッドには欠かせない充電口が左側のリアフェンダー付近にあって、SAE J1772の普通充電のみ対応となっているのが見て取れるはず。


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