クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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2020年09月

1速ギアの守備範囲が140km/hまでというリッターSS。果たして慣らし運転は完了するのか?

メーカー推奨の慣らし運転は走行距離500kmまで。自分の流儀だといつまでも慣らしは終了しないけれど……

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8月に手元に来たホンダのリッターSS(スーパースポーツ)「CBR1000RR-R FIREBLADE SP(SC82)」。人生最初に公道で乗る大型二輪であり、現時点ではまだ唯一の存在。徐々に慣れてきた感じはありますが、まだまだオドメーターの表示は300kmほどで慣らし運転の期間中なのでした。

ちなみに、オーナーズマニュアルによるとホンダ的な慣らし運転の定義は以下の通り。

慣らし運転
適切な慣らし運転を行うと、お車の性能をより良い状態に保つことができます。

慣らしのポイント(走行距離500kmまで)
急発進、急加速をさける
急ブレーキ、急なシフトダウンをさける
控えめな運転をする

というわけで、ホンダ的にはエンジン回転数の縛りなどの指定はなく、あくまでも控えめな運転をすることが慣らしになるというのが基準というわけ。

そうなると自己流の慣らし運転を実行するほかないわけで、自分がそれなりの経験から導いた慣らし運転の基準は先日ツイートした通り。レブリミット(レッドゾーンの始まる回転数)を基準にするというもので、なおかつアクセルのオン/オフやシフトポジションを変えてエンジン負荷を適度に変化させるよう意識して運転するのがコツと考えております。

とはいえ、SC82のレブリミットは14500rpmでありまして、半分といっても7000rpmオーバーですし、7掛けとなると10000rpmオーバー。もはや慣らしではなく、本気走りのゾーンに入っていくのでありました。さらにいえば、SC82のギア比的に、この回転領域においてエンジン負荷を変えていく(様々なギアを使う)のはほぼ不可能。日本の法定速度では1速でのアクセルオン/オフくらいしかやりようもないのが実際のところ。そんなわけでダラダラと走っているだけで、まったく慣らし運転の第二段階に入っていけないのであります。なぜなら……。
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Peugeot Sport が手掛けるプラグインハイブリッドのハイパフォーマンスモデル

1エンジン+2モーター=360馬力。ハイパフォーマンスと電動化時代をつなぐモデルが登場

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プジョースポールといえば、古くは205がWRCを走っていた時代からプジョーファンにとっては憧れのワークスブランドで日本でも様々なチューニングパーツが売られていたことを思い出したりするわけですが、そんなプジョースポールが関わる「PEUGEOT SPORT ENGINEERED(プジョースポールエンジニアード)」という新しいサブブランドが登場。

そんなわけでフラッグシップモデルの508にラインナップされた「508 PEUGEOT SPORT ENGINEERED」は、プジョースポールというイメージからゴリゴリのエンジンチューニングを受けているのかと思いきや、なんとプラグインハイブリッドのハイパフォーマンスモデル。細かいデータは不明ですが、モーターだけで42kmほど走行可能というくらいのバッテリーを搭載し、駆動モーターは前後に配置。さらにエンジンを組み合わせることでシステム最高出力は360馬力、同最大トルクは520Nmと発表されております。

 

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電気自動車もSUVが中心になるトレンドはかわらず? VW ID.4がアンヴェール

BEV専用プラットフォームのおかげ、広くて使いやすそうなラゲッジはSUVとして不満なし?

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ちょっと古いニュースになりますが、2020年9月23日、フォルクスワーゲンが電気自動車のSUVモデル「ID.4」をワールドプレミアしております。拙ブログでもエントリとしてあげていますが、一か月ほど前に生産開始というティザー的な発表もありましたので、このタイミングでの世界初公開というのは完全に予定通りという行動でありましょう。

気になるバッテリー総電力量はグロスで82kWh、正味電力で77kWh。WLTPモードでの航続距離は520km。モータースペックは最高出力150kW、最大トルクは309Nmといったところ。ちなみに、欧州と北米で異なる内容のリリースを出しているので、上記の数値はそれらを読み解いて整理したものとなります。細かい数値に違いはあるかもしれませんが、大筋での参考値程度に捉えていただければ……。

それにしても、欧州でのZEV(ゼロエミッションビークル)トレンドに続き、カリフォルニア州でも2035年よりガソリン車の販売禁止という政策をとることを発表したタイミングでのワールドプレミアは、ID.4のいい追い風になるのでは?


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バイク用ドライブレコーダーAKEEYO AKY-610Lは四輪でも活用できるしアクションカムにもなる一石三鳥のすぐれもの

ブラケットのねじサイズは1/4インチ。だから手持ちのアクセサリー類も活用できて装着応用度が高いのがうれしい

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日常的な近距離モビリティとして活躍している愛車「Z125 PRO」。カワサキのライムグリーンも鮮やかな原付二種バイクは本当に頼りになる愛車なのですが、生活の足として利用していると心配になるのが交通事故。バイクの場合は、いわゆる「もらい事故」でもケガをするのはライダーの方でありますので、やはりドライブレコーダーは必須アイテムと考え始めた次第。

バイク用ドライブレコーダーにもいろいろありますが、個人的な条件として挙げたのは次の2点。
  • 前方録画だけでいい
  • 取り外しが容易にできること
いまやバイクでも前後方録画タイプが増えています。たしかに「あおり運転」のことを考えると後方録画機能も欲しいところでしょうが、あくまで交通事故の対応ツールとしてドライブレコーダーを捉えている自分としては前方録画だけのシンプルなもので十分と思うのです。

そのあたりの考え方については、こちらのエントリでご覧ください。



そして取り外しの容易さというのは2つの狙いがあり。ひとつは盗難防止で、もうひとつが複数のマシンで共有できること。実際、二台のバイクを持っておりますが体はひとつですから同時に乗るということはあり得ないわけで、一台のドライブレコーダーを共有できたほうが合理的と思うわけです。

というわけで、見つけてきたのがコチラ。AKEEYOの二輪用ドライブレコーダー「AKY-610L」であります。

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画像中央の円筒状のユイットがドライブレコーダー本体。長さは実測で約99.0mm、直径は約29.5mm。重さはおよそ80g。このアクションカムとしても使えそうなコンパクトな本体は、取り付け自由度も高そうで、さらにこの画像でもわかるようにハンドル取り付け用マウント、マジックテープマウント、両面テープで固定するマウントがセットに含まれているので、思いのままに装着可能。

トップの画像はZ125 PROにハンドル取り付け用マウントを利用してセットした様子ですが、この状態で走ってみたところ振動で緩むようなこともなかったのはうれしいポイント。定期的な増し締めは必要でしょうが、走っているときに突然緩んで落下するなんてことはなさそう。当然ながらIP65相当防水となっているので、風雨にさらされるバイク用ドライブレコーダーとして安心して使えるのでありました。

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しかも使い方は簡単で、専用のUSB充電ケーブル(防水仕様)を本体に接続して、電源につなぐだけ。ドライブレコーダーでありますから、当然ながら電源が入ると自動的に録画を開始するのでした。まったく難しいことはなく、USB電源につなぐだけで機能するのでした。続きを読む

Honda e、完全新設計のリア駆動シャシーについて記事を書いています

「街なかベスト」のために生まれた専用プラットフォーム。贅沢すぎるシティコミューター的BEVに価格以外の文句なし

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初期受注が好調すぎて、受注が一時停止状態になっているというホンダの電気自動車Honda e。その、どこか懐かしいスタイリングとは反対に、中身は攻めに攻めたメカニズムのBEVとなっているギャップも魅力といえましょうか。

そんなHonda eについて9月中旬に発売された2つの紙媒体に記事を寄稿しております。





そして、この2冊については自分なりの深掘りというか追加情報を動画でも公開しております。





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新型フェアレディZのV6ツインターボ、7000rpmからレッドゾーン

アンヴェールのハイライト映像であらためて新型フェアレディZのメーターに着目してみる



日産復活の象徴と位置づけられているであろう、伝統のスポーツカー「フェアレディZ」。そのプロトタイプのアンヴェールが行なわれてから10日。当日のハイライトムービーが日産公式チャンネルにて公開されておりました。とはいっても、プレゼンテーションの印象的なシーンと選ばれたメディア向けの公開の様子をつなげた本当に報告的な内容で新しい発見はない……と思いきや、そんなことはなかったのです。










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