クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースやコラムをお伝えします。

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2020年07月

クルマ好きがハマりやすい「サンクコスト」の罠について考える

賢いカーライフのためには「お金の使い方」を適切に考えてみよう。キーワードは【サンクコスト】

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【サンクコスト】という経済用語をご存知でしょうか。

日本語にすると「埋没費用」といいますが、ようは回収できない、回収の見込みがないコスト(費用や労力)のことを指すもので、サンクコストという発想がないと「あれだけ投資したのだから…」となって、いつまでも投資したことにこだわってしまい、結果的に泥沼化して大きな損につながってしまうので、サンクコストを意識してはやめに損切りしましょうという文脈で使われることが多いように思います。

そしてサンクコストに囚われてしまい、いつまでも損切りできずに、悪循環になってしまうと充実したカーライフから離れていってしまうのでは? とも思うわけです。泥沼にハマること自体が楽しいという趣味の方もいるかもしれませんが…。




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BセグメントSUV「ヤリスクロス」のティザー開始。気になる3つのポイントは?

4WDのリアモータースペックは未公表。最低地上高は意外に低い170mm、なぜかガソリン車にBパッケージを設定

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トヨタのSUVといえば、RAV4 PHVが売れすぎて受注の一時停止になったり、ハリアーが発売一か月で4.5万台もの受注を集めて納期がだいぶ先になるなど絶好調なニュースが聞こえてくる(逆にいえば初期受注に対する読みが甘いともいえますが)わけですが、2020年の大本命といえるヤリスクロスのティザーがスタートしております。

というわけで、ティザーサイトを見て気になるポイントをピックアップ。それぞれ考察していこうと思う次第。そのポイントとは、以下の3点。

  • ハイブリッド4WDについて
  • 最低地上高について
  • ガソリン”Bパッケージ”について

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5ドアハッチなのに2シーター、ルノー・メガーヌR.S.トロフィーRに語彙力を失う【動画】

FF最速のためにここまでするか! 日本国内限定47台の希少なモデルに触れてみた。軽量化の伸びしろを残してあるのが末恐ろしすぎる

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FF世界最速をシビックタイプRと競い合うRenault メガーヌR.S.の最ホットグレードであるトロフィーRを取材する機会がありました。原稿の掲載された媒体(2020-2021年 スポーツカーのすべて、詳細は文末にて)も発売になったということで、勝手に誌面連動的なブログエントリ&YouTube動画をアップしてしまいましょう。

まず、このグレードで驚くのは5ドアハッチのボディながらリアシートは完全に取り払われ、そこにはタイヤを積むように樹脂のフロアを備えるという仕様にシェイプアップされていること。それによって、車検証の重量が1330kg(前880kg:後450kg=66:34)とCセグメントの1.8リッターターボとしてはかなり軽く仕上げられているのでした。

さらに、マフラーは二輪で著名なアクラポビッチ。リアディフューザーの形状もかなり空力を考えたと感じさせるもので、ニュルブルクリンクをはじめとするサーキットでのタイムを削り取るためのアタック仕様といった印象。フロントシートがフルバケになっているのも、まさに本気といったところでしょうか。誌面のほうでも触れていますし、こちらの映像でも紹介していますが、とにかくシフトが超ショートストロークだったのもハードコアなクルマというイメージを強くしたのでした。軽量かつ冷却も考えたカーボンボンネットのデザインについては動画のほうでご確認くださいませ。


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日産リーフNISMO 429万4400円、オプションのレカロシートは37万4000円

ステアリングギア比変更というワークスならではのチューニング。バネレートアップとアクセルマップの変更も効いている!



日産の電気自動車(BEV)、リーフのスポーティグレードといえるリーフNISMOが2020年モデルへとマイナーチェンジというかバージョンアップ。パワートレインのハードウェアやNISMO仕様オリジナルの外観はそのままに、シャシー系に大幅に手を入れております。

その内容をピックアップすると以下の通り。
  • バネレートアップ(フロント14%、リア25%)
  • ダンパー減衰力の変更
  • リアバンプラバーのウレタン化
  • ステアリングギア比変更(18.3→14.9)
  • VCM・TCSのリセッティング
最後のVCM(制御コンピュータ)、TCS(トラクションコントロール)の変更というのはピークパワーはそのままに過渡特性を変えて、よりレスポンス重視にしたということのよう。もともとモーターのレスポンスは鋭いわけですが、実際には乗りやすさを考えて抑えているというのが実情。本来の性能を引き出してあげたといったところでしょうか。それでも性能を解放するというほどではないはずで、このあたりがモーターの末恐ろしいところでもあります。


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トヨタTNGA GA-KプラットフォームのSUV 3モデルのタイヤサイズを比べてみる

RAV4 PHVとハリアーは19インチ、北米向けのハイランダーは20インチのタイヤを履く

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こちらの一枚は、先日トヨタがメディア向けに開催したハリアーの試乗会で撮ったもの。同じTNGAああアーキテクチャのGA-Kプラットフォームを採用するSUV 3モデルそろい踏みといったところでしょうか。見ての通り、左からRAV4 PHV、ハリアー、そして北米向けモデルのハイランダー。なかなか、この3台が並んでいる様子を見ることはできないかもしれません。

せっかくの機会ということで、3モデル+1(RAV4)のタイヤサイズと銘柄、指定空気圧をメモしてきましたので、ここで情報共有といきましょう。






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新型アコードに感じたマルとバツ、プラスワン

太いペットボトルに対応するドリンクホルダーはマル、模様と感触があっていない木目加飾はバツ

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先日、新型アコードに550kmほど乗って感じたマルとバツというエントリをあげましたが、あらためて撮影した画像を眺めていて、書き忘れていたというか、このポイントもお伝えしないと! と思った箇所があったので、ご報告させていただきます。

まずはマルなところ。

画像を見てもわかりなように、ボタンタイプのシフト操作系……ではなくて、大きなドリンクホルダーが使い勝手の二重丸ポイント。700mlクラスの極太ペットボトルも収まりまるサイズ感でありながら、画像でもわかるようにバネの力で押さえつけるホールド機能があるので、通常サイズのペットボトルでもゆるゆるすることはないという、まるでジャパニーズ・ミニバンのごとく使えるドリンクホルダーになっているのでした。ちなみに、ボタン型シフトも慣れてしまうと使いやすく、また各種モードのスイッチやパーキングブレーキも集約して配置されているのは使い勝手的に〇なポイントと感じた次第であります。

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