クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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2020年03月

トヨタのFCスタックを使った日野プロフィア(大型トラック)は適材適所なテクノロジー活用

乗用車用燃料電池スタックを2基掛けで航続可能距離600kmを目指す大型トラック
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トヨタがグループ傘下の日野自動車と共同で、大型トラック「プロフィア」の燃料電池仕様を共同開発するというニュース。少し前から、燃料電池の利用先として商用車にフォーカスしている雰囲気が業界全体としてあったので、この発表を見ても驚かないというか「さもありなん」といった感想を覚えた人も少なくないのでは?



くわしいスペックなどはリンク先でご確認いただくとして、主たる内容を引用すれば次の通り。
共同開発する燃料電池大型トラックは、日野の大型トラック「日野プロフィア」をベースに、両社が培ってきた技術を最大限に活かして開発します。シャシは燃料電池車に最適なパッケージングを専用設計し、徹底した軽量化により十分な積載量の確保を目指します。パワートレインにはトヨタの次期「MIRAI」用に新開発されるトヨタFCスタックを2基搭載し、日野の強みである大型車ハイブリッド技術を応用した車両走行制御を組み合わせます。航続距離は600kmを目標
次期型MIRAIの燃料電池スタックを2基掛けというのは、先行して実用化されている路線バス「SORA」と同じような構成ですが、バスとトラックでは求められる特性もパッケージも異なりますから、そのあたりは日野のノウハウによって最適化しているといったところでしょうか。続きを読む

最大熱効率40%以上のエンジンと2モーターHEVは従来通りの新型アコード

モノグレードの新型アコードをオーナー色に染め上げるのが純正アクセサリーの役目


2020年3月上旬、出版社の三栄より「モーターファン別冊 新型アコードのすべて」が発売されました。今回も、純正アクセサリー類の開発レポートをホンダアクセスに取材して書かせていただいたので、見本誌が届き、YouTubeにてその報告をしております。

純正アクセサリーがどのように開発されたのかについては誌面を見ていただくとして、新型アコードについて個人的にはプラグインハイブリッド専用車のようなキャラクターで売っていって欲しいというのが、動画後半で話している内容。


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市中在庫がはけたら終わり、ケータハムの軽自動車セヴンは最後の買い時か?

スズキのエンジンを積んだケータハム・セヴン160がホームページ上でディスコン宣言中
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スズキK6Aエンジンを最高出力80馬力に仕上げて生まれた、乾燥重量490kgのプリミティブスポーツカー「ケータハム・セヴン160」が生産中止となる模様。ケータハムカーズのホームページには『国内在庫・ディーラー割振り車両限りでディスコン』と明記されているのでした。スズキも縦置きエンジンを新世代のR06Aにスイッチしておりますし、そのあたりの事情を考えるとディスコン(生産・販売終了)はやむなしでしょうか。



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ホンダADVシリーズは400ccクラスが出ることで完成する?

ホンダX-ADVとADV150、似ているようで排気量は5倍も違う。だから間が欲しくなる
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ホンダからADV150という軽二輪スクーターが発売されております。メカニズム的には単気筒エンジンのスクーターですが、そのアドベンチャースタイルは四輪でいうところのSUV的なキャラクターで、実際に触れることができたのですが、たしかに新しいマーケットを拡大しそうという魅力あふれるニューモデルでありました。

とはいえ、ADV150のアドベンチャースタイルは初めてというわけではなく、その兄貴分といえる「X-ADV」というモデルが存在しているのでありました(上の画像、手前のバイク)。X-ADVは並列2気筒エンジンを積む750ccクラスのモデル。ADV150は名前の通り150ccクラスですから、排気量でいうと約5倍。それでもテイストは似ていて、ADVシリーズとしての統一感もある仕上がり。調整可能なフロントスクリーンはADVシリーズのアイコンといったところでしょうか。

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スズキの油冷ニーハン「ジクサー250」ローンチ。ネイキッド版で448,800円!

2019年の東京モーターショーで話題となった新世代油冷エンジン搭載モデルが市販開始
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リターンライダーしたばかりだったこともあって、東京モーターショー2019では例年以上に二輪に興味津々で見て回ったものですが、中でも技術的に気になったのがスズキの新世代油冷エンジンを積む「ジクサー250」シリーズでありました。その「ジクサー250(ネイキッド版)」と「ジクサーSF250(フルカウル版)」の発売日とメーカー希望小売価格が公表されております。

■メーカー希望小売価格(消費税10%込み)
ジクサーSF250:481,800円
ジクサー250:448,800円

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新型フィット、最初の一か月で3.1万台の受注を集める!

初期受注の74%が「e:HEV(ハイブリッド)」。人気グレードはオーソドックスなHOME
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ホンダの力作、4代目フィットが発売開始から一か月。初期受注の様子がホンダから発表されております。
 

くわしくはリンク先をご覧いただくとして、従来モデルから一新されたシステムのハイブリッド車が、全体の7割以上と売れているというのは、予算にシビアなコンパクトカーとしては意外な結果。もちろん初期受注なので販売店マターの発注もあるでしょうし、予約して購入するようなロイヤルカスタマーの方も高いグレードを選ぶ傾向にあるのは事実ですが。

少し前にエントリをあげた、トヨタ・ヤリスの初期受注では価格的に買いやすいNAエンジン車のほうがわずかですが売れていて、ほぼ半々の比率だったことを考えると、ヤリスとフィットではユーザー層が少々異なるのかもしれません。そして、ハイブリッド比率が圧倒的に高いフィットは、台数ベースではヤリスの後塵を拝しておりますが、利益率的な意味では優位なのかもしれないと思ってみたりするのでありました。続きを読む
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