クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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2020年01月

空冷154 ccエンジンのスズキ・ジクサーに興味あり。サイレンサーが大きいのは気になるけれど……

維持費を考えなければ欲しくなる、高速道路を走れる廉価モデルの代表格
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スズキの空冷単気筒エンジンを積んだスポーティモデル「ジクサー」がモデルチェンジで外装をよりシャープに変身させております。排気慮154 ccのエンジンスペックは、最高出力10kW/8,000rpm、最大トルク14Nm/6,000rpm。最高出力の数字だけみると水冷の125 ccエンジン(つまり原付二種)にも劣るほどですが、排気量的にいえば高速道路を走行可能なモデル。しかも、メーカー希望小売価格は税込み35万2千円とお手頃価格で、空冷ということはメンテナンスすべき箇所も少なく、耐久面での期待できるわけで。移動手段として考えると、悪くない選択だといろいろと考えてみたのです……。
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後付け可能な衝突被害軽減ブレーキ。そのチカラ技な方法にびっくり仰天

まずは業務用のニーズを感じる後付けAEB(衝突被害軽減ブレーキ)。高齢ドライバーの限定免許が具体化すると趣味の世界のスタンダードになるかも?


先日、オートモーティブワールド2020・自動運転EXPOをウロウロしたときに目に留まった韓国生まれの後付けAEB。前方を確認するセンサーは単眼カメラとミリ波レーダーという標準的なもので、もちろん歩行者も検知可能。そして、注目といえるのは後付けAEBを作動させる仕組み。この動画にもあるように、ダイレクトにブレーキペダルをアクチュエータで引っ張るという、ある意味でチカラ技といえる方法でありました。

すでに市販されているクルマの自動運転化というと、制御系をすべてバイワイヤにする必要があるという感じもあるわけですが、この方法であればなにひとつ電子制御を使っていない旧車であってもAEBの装着が可能という点では取付車種を選ばないともいますし、そこにひとつのビジネスチャンスを感じたのであります。
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ヤマハ純正アクセサリーで3輪のトリシティに屋根が用意されている

トリシティ155に屋根をつければハイウェイツアラーとして新しい価値が感じられるか?


主に小型EV系プラットフォームにおいて、タンデム二人乗車の小型モビリティというカテゴリーが生まれつつありますが、そうした新しい乗り物は高速道路の走行は想定されておらず、あくまで市街地専用モビリティといった位置付け。とはいえ、タンデムで座る屋根付きの乗り物に感じる”新しさ”をオールマイティに楽しんでみたいというニーズも生まれてくるのでは? と思う今日この頃。

そして、ふとヤマハの三輪スクーター「トリシティ」で、軽二輪(高速道路も走れる)となる155ccエンジンを積んだモデルに屋根をつければ、そうしたタンデムに座れる新しいモビリティ感が味わえるのではと思ったのでした。調べてみると純正アクセサリーでルーフキットが用意されているそうで、いわゆる新モビリティに近いシルエットの乗り物に変身させて楽しんでいるオーナーも多くいる模様。

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90kW大出力急速充電器、2台同時充電時にそれぞれの出せる最高出力は?

国内メーカー初となるCHAdeMO protocol Rev.1.2認証で、90kWの大出力急速充電器は2台同時充電に対応!
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リーフe+のような大容量バッテリーを持つEVをがっちり充電できるCHAdeMO protocol Rev.1.2に対応した急速充電器は徐々に普及していて一部のディーラーではすでに設置されているようですが、個人的には初対面となったのがオートモーティブワールド2020。もちろん製造元である新電元工業ブースでの出会いであります。

90kWの大出力で一気に急速充電できるというこの機械。よく見ると充電ケーブルが左右にあるマルチアウトレット仕様となっているのでした。90kW対応のケーブルはなかなかに重量感があって手に取ると「オッと」と声が出てしまうのは思い込みのせいなのか、本当に重いからなのか……。


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中華系のトップランナー「AutoX」のレベル4自動運転ソリューション

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肖 健雄 博士が2016年に設立した自動運転技術のリーディングカンパニー。独自開発のマルチセンサー融合技術が肝
先日開催された第12回オートモーティブワールドでの展示会のひとつ「自動運転EXPO」において、通り過ぎようとして、思わず足を止めてしまったのがAutoXのブース。そこに置かれたBMWのルーフ上には見たようで、見たことのないセンサーセットが装着されているのでした。

聞けば、中華系という同社は肖 健雄 博士がシリコンバレーで設立した自動運転テクノロジーのベンチャー企業で、カリフォルニア州や広州において自動運転の公道走行を行なっているという、この業界におけるトップランナー企業のひとつなのだとか。


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トヨタがスポーツ4WD向けに開発した「GR-FOUR」システムとは?

多板クラッチを使ったGR-FOURシステムは100:0~0:100の範囲で前後駆動配分を可能にした!
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総排気量1618 ccのガソリン3気筒ターボエンジンのスペックは最高出力192 kW、最大トルク360 Nm。トランスミッションは6速mT、「GR-FOUR」と名付けられたトルクスプリット型の4WD自により在に前後駆動配分をコントロールするというのがトヨタGRヤリスのパワートレインのプロフィール。駆動配分を担っているのは、リアデフ前に置かれた多板クラッチユニットであります。

言ってしまえば、FFベースのオンデマンド型4WDとしてオーソドックスなメカニズム。トランスミッションから駆動力を引き出すトランスファーがあって、そこからプロペラシャフトを使って多板クラッチユニットへと出力を伝え、クラッチの締結力によって前後駆動配分を行なうタイプ。通常、多板クラッチを全締結した状態で50:50の駆動配分となるタイプというわけですが、GR-FOURではリア寄りの駆動配分も可能になっている模様……。


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