クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします
二輪・四輪にかかわらずパーソナルモビリティが、どのように変わっていくかを考察します

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2019年12月

2019年の思い出と反省。WEB記事は550本に届いたか……

プライベートではリターンライダーとオートテスト参戦がトピックス。お仕事はWEBがメインになった?
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いよいよ大晦日、2019年の終わりであり、令和元年の終わりであり、はたまた2010年代の終わりでもあるわけですが、逆にいえば明日は2020年代の始まりであり、まさに時代の変わり目を感じる年の瀬であります。

個人的な2019年を振り返ると、もっとも大きな変化だったのは大型二輪の運転免許を取りに行ったこと。およそ30年ぶりの教習所(自動車学校)は新鮮でありました。その経験でいくつかコンテンツを作ったので元を取ったとまではいいませんが、教習所に通ったことは免許取得以上にプラスになったのは間違いないところ。とはいえ、なぜゆえにいまさら二輪に乗ろうと思ったのか自分でもはっきりとはわからないまま「リターンライダーした」のでありました。

そもそもでいえば、普通自動二輪免許は持っていたので、そのままでも「リターンライダー」できたのですが、四半世紀はオートバイに乗っていたなかったものですからライディングの基礎を思い出すために大型二輪の教習を受けたという部分もあり。ライディングスクールに通うコストで免許をアップグレードできるとオトクといった感覚がきっかけだったでしょうか。

結果として、原付二種の「KAWASAKI Z125 PRO」を購入したのは、車両代や置き場所、そして任意保険(原付ならば四輪の任意保険にファミリーバイク特約をつければ安く済む)などの事情からですが、実際に公道を走ってみるとライディングをリハビリしないといけない部分が多々あり、MTの原付二種からリターンするのは結果的によかったのだろうな、と思った次第。



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CAFE(企業平均燃費)方式とは? その算出方法は?

カタログ燃費性能の平均ではなく、カタログ燃費と販売台数から導かれる
2019年はCO2排出に関する動きが話題を集めましたが、いまの自動車において環境性能は優先的に満たしている必要がある機能であって、その上で乗り味やスタイリングといった部分で差別化することが求められているともいえましょうか。

そして、日本でも2020年度基準から、欧⽶においても採⽤されている企業平均燃費⽅式(CAFE⽅式)を採⽤することが決まっております。CAFE方式とは、国土交通省・経済産業省の公開しているペーパーによれば以下の通り(参考リンク先に詳細は載っております)。

すべての重量区分で燃費基準を達成する必要はなく、各区分の燃費の実績値を販売台数で加重平均した「CAFE値」が、各区分の燃費基準を販売台数で加重平均した「CAFE基準値」を上回ればよいので、企業はそれぞれの強みを活かした柔軟な戦略をとることが可能。

●参考リンク
http://www.mlit.go.jp/common/001224511.pdf 

このペーパーではわかりやすくするために4車種をラインナップしているという仮定で、計算式を載せております。簡単にいうと販売台数に応じて、それぞれの車重から導かれる燃費基準と実際のカタログ燃費からメーカーごとの基準値が設定され、CAFE値が導かれるというもの。

せっかくなので、その計算ができるようエクセルに落とし込んで計算してみた結果(のスクリーンショット)がこちら。

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AセグのA車とCセグのC車は基準値を超える燃費性能で、BセグとDセグの各モデルは基準値を下回る燃費性能という想定で、販売台数に任意の数値を入れることにより、販売比率によりCAFE値がどのように変化するかを見ることができると考えたわけです。このケースではAセグとCセグが売れているという想定なので、当然ながらCAFE値は基準値をクリアしております。


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年末年始、クルマ・バイク好きにおすすめのYoutube動画5選

二輪系ムービーは2本をチョイス。炬燵に入ったまま疑似体験できる?

年末年始、出かけるあてがなければ、見たいテレビ番組もないという二輪・四輪ファンにとって頼りになるのがYoutube。そこで、二輪系2本、四輪系3本のおすすめ動画をピックアップしてみた次第であります。

というわけで、見ているだけでうまくなれるような気がする二輪系動画の筆頭といえる「OGAチャンネル」から、教習車NC750でトリックに挑戦している動画をご紹介。2019年は個人的には教習所に通って大型二輪の免許を取った年で、つまりNC750教習車はだいぶお世話になったマシンで、あの乗りやすいNC750にこれほどのポテンシャルがあったのかと驚嘆するばかり。教習車で小さな定常円をする機会もあったのですが、その際には「絶対無理」という感じでいいイメージは浮かばずでありました。この動画を見ていればバイクの動きをイメージしながら操作できたかも? そんな風に思えてしまうのもOGAチャンネルの魅力でしょうか。



さて、2019年末に発表された話題のオートバイといえばホンダCBR1000RRRファイヤーブレード。ホンダのエース、マルク・マルケス選手によるサーキット走行ムービーも話題となりましたが、マルケス選手の走りやインプレでは参考にならないのは当然な話。もっと身近な感想を知りたいと思って見つけたのがこちら。バイクジャーナリスト小林ゆき氏による紹介ムービーであります。小林氏の紹介動画といえばおなじみの足つき性やサイドスタンドの操作性チェックは、男性としては身長の低い自分にとっても参考になる部分多しでありますので。そして、小林氏の声に聞き覚えがあると思ったら、先日参加した安全運転講習会で講師をされていて、ちょうど指導を受けたばかりだったりして。

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ダイハツがオートサロンで披露する軽クロスオーバーSUVの名は……

なつかしいクロカン4WDの名前がふたたび復活。「タフト」とくればトヨタ版は「ブリザード」で決まり?
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すでにニュースサイトなどで話題になっているように、ダイハツが東京オートサロンにて2020年内に発売予定の新型クロスオーバー軽自動車「タフト」のコンセプトモデルをお披露目するということで、このイメージCGが公開されております。

スズキ・ハスラーのフォロワーであることは間違いなく、ハスラー自身もフルモデルチェンジしたばかりということもあって軽乗用車のクロスオーバーSUV市場が盛り上がること請け合いといえるわけですが、タフトコンセプトのルックスから思い浮かぶのはハスラー・イーターというより、帰ってきたネイキッドというのが個人的な感想。メッキグリルもネイキッドのアクセサリーを思い出させる意匠では?

ネイキッドというクルマ自体、もう記憶にもないという方が多いでしょうから、詳しくは検索していただくとして、このルックスは確実にネイキッドの後継であって、ハスラーのモノマネとは言えないし、そう言ってはいけないのだろうなぁとも思うわけです。


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シーマは死なず、消え去りもせず。果たしてそのニーズとは?

ディスコンが既定路線と思われていた日産のショーファードリブン「シーマ」がマイナーチェンジを実施
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日産のフラッグシップセダン「CIMA(シーマ)」が商品改良を発表。その内容は、いまどきのADASを採用したというもので、パワートレインなどは放置状態ですからさほど見るべき点はないように思えますが、シーマというモデルが生き残っていること自体がニュースといえましょうか。

この手のショーファードリブンとして見ると、シーマの成り立ちからEセグメントのロングホイールベース仕様であって、レクサスLSやメルセデスSクラスといったFセグメントのモデルには風格で敵わず、しかしお値段的には800万円を超える価格帯ということもあって、かつて「シーマ現象」と呼ばれたような個人所有でのヒットは考えづらいわけです。




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スバル・レヴォーグのSTI Sportがオートサロンで初公開されるとか!

プロトタイプといっても、ほぼ市販状態なのは間違いなし。新プラットフォームの走りに期待
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東京モーターショーにおいて、ほぼ市販状態を披露したといえるSUBARUのステーションワゴン「レヴォーグ」のフルモデルチェンジですが、年始の東京オートサロンでは、そのSTI Sport仕様のプロトタイプを初公開するとのこと。従来通りの商品企画であれば、エンジン系には手を入れずにサスペンションとボディに手を入れたハンドリングマシンとなっていると予想されますが、このタイミングでの公開ということはフルモデルチェンジのタイミングでSTI Sportもラインナップに加わっていると考えるのが妥当でしょうか。




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