クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします
二輪・四輪にかかわらずパーソナルモビリティが、どのように変わっていくかを考察します

YouTubeチャンネルで動画を公開しています。チャンネル登録よろしくお願いします。お問合わせや情報などは、こちらのアドレスまで ysplaning@gmail.com   Instagramでも情報発信しています   Facebookページ随時更新中 noteで無料&投げ銭方式のコンテンツを公開しています。

2019年10月

ホンダの「クロスター」は新しいブランドを確立するか? #東京モーターショー2019

東京モーターショーの主役、ホンダ・フィットに登場したアクティブテイスト
IMG_0096 
モーターショーといえば、話題のニューモデルのお披露目の場……というのが過去の価値観になりそうな気配もありますが、ともかくメディアや自動車ファンは新型車があったほうが盛り上がる傾向にあって、とくに大衆車カテゴリーは身近なこともあって自動車メディアだけでなくマスメディアでの露出も多くなるわけです。というわけで、東京モーターショー2019を代表するモデルといえるのは4代目ホンダ・フィットで決まりでしょう。ホンダ自身もかなりの力の入れようであります。

その新型フィットには、クロスオーバーSUVテイストの新グレード「CROSSTAR(クロスター)」が設定されておりますが、この名前はモーターショー直前にマイナーチェンジを果たしたコンパクトミニバン、フリードの新グレードとしても使われているもので、ホンダとしては「クロスター」シリーズをひとつのブランドとして育てていくつもりなのかもしれません。



続きを読む

#Kintone の電動キックボード🛴など超小型モビリティを味わってみた

Kintone α、税込み5万4780円の電動キックボードは「のりもの」として楽しい
IMG_0245
茨城県常総市に本社を構え、中国の工場で生産した電動モビリティを日本で販売しているキントーンが同社の商品試乗会を実施するということで、水海道駅近くの会場まで足を運んでまいりました。



この手の電動モビリティ、まったくの初体験。じつは上の画像に写っている以外の新製品が発表のメインでしたが、あえて紹介するのはその乗り味が気に入ってしまったから。後ろにみえるのは一時期流行った”ミニセグウェイ”と分類されるモビリティで、体重移動で前に進んだり、その場で回ったりができるというもの。このモビリティを利用したチアリーダーのパフォーマンスなども披露されましたが、やはりこの手のモビリティは移動のためというよりはレジャーがメインと感じた次第。なにしろうまく乗るには体のバランスをとる必要があって、ラクに移動するという感じではなかったものですから(慣れれば違うのかもしれませんが)。それでも初めて乗っても歩くスピードくらいでは移動もできましたし、回転も難しくはなかったので、乗りやすいモビリティではあります。



続きを読む

SUBARUレヴォーグがワールドプレミア、第4世代のボクサーエンジンとは? #東京モーターショー2019

スバルグローバルプラットフォーム改に新世代エンジンを組み合わせる!
IMG_0165

東京モーターショー2019、SUBARUブースの主役は新型レヴォーグ。プロトタイプを記されているものの、ほぼ市販状態を示していると考えていいであろうルックスであります。発売は2020年後半ということで、一年前にティザーがスタートといったところでしょうか。

ですから、今回見せているのはエクステリアだけという状態。中身についてはほとんど情報がないのですが、それでもアイサイトの進化(ステレオカメラ+4つのレーダー)や、新世代ボクサーエンジンの採用などは公表されております(以下の引用はメーカーのプレスリリースより)。
テクノロジーでは、「あらゆるシーンで、運転の不安やストレスを減らし、心から運転を愉しむ」ために、新開発のステレオカメラと前後あわせて4つのレーダーで構成された新世代アイサイトを採用。加えて、高速道路上で利用可能な高精度マップ&ロケーターを活用した最先端の先進運転支援システムや、万が一の際につながる安心を提供するコネクティッドサービスを採用しました。
また、「乗る人すべてにとって、心から気持ち良いと思える運転の愉しさ」のために、加速性能と環境性能を高い次元で両立した第4世代となる新開発の1.8L水平対向直噴ターボエンジンや、SUBARU GLOBAL PLATFORM × フルインナーフレーム構造を採用しました。

続きを読む

オール無料でここまで楽しめていいの? アウト・オブ・キッザニア ㏌ #東京モーターショー2019

小学生以下が対象のアウト・オブ・キッザニア in TMS2019。入場無料、参加費無料!
IMG_0069
今回の東京モーターショー、個人的には未来のクルマ好きを育てるためのショーという要素が強いと感じております。先日のエントリでも自動車ファンは評価軸を変えることを余儀なくされるであろうといったことを書きましたが、旧来の価値観だけに沿う内容ではなくなっていますし、また自動車に対してクールな態度をとっていることが多い層はターゲット外としているという印象さえあります。

その象徴といえるのが『アウト・オブ・キッザニア in TMS2019』でありましょう。5年後、10年後に運転をするようになるであろう小学生をクルマ好きに育てようという試み。自動車メーカー各社やサプライヤーなどが、それぞれ30分程度楽しめるアクティビティを用意して自動車に関わる作業を体験できるというアトラクション。各社の内容は以下の画像をクリックして確認できます。

IMG_0068

そんなアウト・オブ・キッザニア in TMS2019、瞬殺といわれる当日予約を取ることができたので、子供を連れて体験してまいりました。

続きを読む

EVのつぎはFCVがトレンドをメガサプライヤーが示す #東京モーターショー2019

ボッシュは電動エアコンプレッサーを日本初公開、デンソーはプレスカンファレンスでFCへの注力を宣言
IMG_0112

こちらの画像、何を撮ったものかわかるでしょうか。四角い箱にあたかもターボチャージャーの吸気側(コンプレッサー側)がくっついているように見えるユニットの正体は、電動エアコンプレッサー。

このユニットが展示されていたのは東京モーターショーにおけるボッシュのブースで、その役割は燃料電池(FC)に酸素を送り込むこと。しかも、このユニットの紹介は同社のプレスリリースの最初に記されているのでした。つまり、ボッシュはFCの将来性について評価しているということ。

いまやBEV(バッテリーEV)が次世代車の中心という状況で、FCV(燃料電池車)の時代は来ないという認識もあるかもしれませんが、ゼロエミッションであったり、カーボンニュートラルを目指す中で、またパリ協定で定めたCO2排出量制限を実現するためにはBEV一辺倒ではカバーできない部分もあるわけで、FCの必要性を感じているということでしょう。

自動車メーカーよりも業界トレンドには影響力のあるメガサプライヤー「ボッシュ」が、こうした意思をモーターショー展示で見せるというのは、そうした理解をしていいのだろうとは思うわけです。

IMG_0114

続きを読む

#東京モーターショー2019 、気になっていたスズキSV650にまたがる

セパハンの前傾姿勢は腹がつかえる中高年ライダー(汗)
IMG_1710
大型二輪の運転免許は取ったものの、当面大型二輪を買う予定はなく、むしろレンタルバイクでいろいろなモデルを味わいたいと思っているのですが、それでも教習所に通っているときには免許を取ったらあのモデルに乗ってみたい、いっしょに生活してみたい、と妄想を膨らませていたものです。

そんなモデルの一台が、スズキのSV650。V型2気筒エンジンのおかげて、大型二輪としてはほどよくコンパクトな車体は取り回しやすそうですし、なによりお値段が現実的でありますので。そんなSV650のカフェレーサー仕様である「SV650X ABS」がスズキのブースに展示してありました。


続きを読む
記事検索
アクセスカウンター
  • 累計:

月別アーカイブ
  • ライブドアブログ