クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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2019年09月

デイズFMC効果! 日産の軽自動車販売が8月単月の過去最高を更新

日産発表値は16,636台、軽自協発表値は16,637台。
いずれにしても8月単月セールスでの新記録!

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毎月のことではありますが、この時期になると前月の各社における生産・販売実績の速報が発表されております。というわけで2019年8月の発表値を眺めていて、目に留まったのは日産のリリースにあった以下の一文。
国内軽自動車は、前年実績を上回り、8月として過去最高を記録した。
日産の国内販売自体は前年同月比でマイナス2.4%と沈んでおりますが、軽自動車だけに絞ると+30.0%と好調なのでありました。8月単月での軽自動車販売台数は16,636台。お盆休みなどで数字自体は控えめな時期ですが、デイズの新車効果のおかげといったところでしょうか。

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#555台限定 EJ20のファイナルエディション、運だめしに申し込んでみる価値アリ

「リヤバンパーエアアウトレット」はSTIコンプリートカー譲りのアイテム
WRX STI EJ20 Final Edition prototype
1989年、レガシィに搭載されてから30年。ついにSUBARUの最強エンジンの座に君臨し続けてきた「EJ20」が生産終了を宣言。その最後のEJ20を搭載する555台限定の特別仕様車が抽選販売されることが決定。すでにティザーサイトもオープンしております。


トップに貼った画像は、そのオフィシャルフォトでありますが、気になるのはリアバンパーにエアアウトレットが付いている点。形状からして、WRX STIをベースとしたSTIコンプリートカー「S207」「S208」に装着されていた「リヤバンパーエアアウトレット」と同じ部品といえそう。EJ20エンジンの最終バージョンというだけでなく、こうしたディテールからもこの台数限定・特別仕様車の価値が高いと感じるところ。




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CO2排出量の制限と経済発展を両立させるCO2処理というアプローチ

新たに出したCO2を確実に処理できれば、いくらでも排出できる?
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パリ協定からのCO2排出量削減という課題に対して、少なくとも自動車業界としては電動化を進めているものの…といった状況でありましたが、国連気候変動サミットにおけるグレタ・トゥーンベリ氏の鬼気迫る演説によって、あらためて気候変動への対応が急がれるというムードになっております。CO2排出と気候変動の関係についての議論は置いておくとして、ひとまずCO2排出量を削減し、大気中のCO2濃度を下げなくてはならないとすると、ほとんど経済活動ができなくなる(結果的に人間を減らすしかない)という話もあるようです。しかし、それは対策としては下の下でしょう。経済活動と環境対応を同時に行なう方法はないものでしょうか。

たとえばCCS(Carbon dioxide Capture and Storage 二酸化炭素回収貯留)というテクノロジーがあり。発電所や工場の煙突から排出されるCO2を、その段階で捕まえ大気放出することなく、なんらかの方法で貯め込んでおくというものであり、コストを無視すれば実現可能な技術。当然、コスト(投入エネルギー)が現実的なレベルでなければ普及しないでしょうし、環境対策として有効にならないわけですが、少なくとも排出段階でCO2をあらかた捕捉できるとすれば、経済活動と環境対応は両立する可能性が高まるわけです。

さらにいえば、CO2を貯留するのではなく炭化水素燃料としてリサイクルできれば(もちろんエネルギー収支があっていないと無意味ですが)さらに良しといえそう。化石燃料を使う工場で捕えたCO2を再生可能エネルギーによって燃料化して、別の用途で使うというサイクルが合理的に成立すれば、実質的には新たにCO2を排出したとはカウントせずに済みますから。
再生した燃料でクルマを走らせるというのもありかもしれませんが、それですべてのニーズを満たすというのは難しそう。自動車においては走行状態で機能するCCS的なテクノロジーを搭載するよりも、大元でCO2を捕まえてしまうほうが合理的でしょう。つまり、自動車単体として見るとCO2を出す内燃機関は消滅して、電気や水素で動くゼロエミッションビークルが中心になるであろうと考えられるわけです。



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私的ワークスチューニング・レポート掲載メディア

MUGEN、NISMO、STI、TRD…ワークスチューニングの競演
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まだまだ夏の日差しだった9月上旬、ツインリンクもてぎにて開催された「ワークスチューニンググループ合同試乗会」に参加、そのレポートが各所に掲載・公開されております。

ワークスチューニングというのは、いわゆるメーカーワークスと呼ばれるブランドの展開する市販チューニングの総称ともいえるもので、その参加ブランドはMUGEN、NISMO、STI、TRD(アルファベット順)の4つ。この合同試乗会は毎年恒例のイベントで、2019年は合計11台のチューニングカーを試乗したのでありました。それぞれ車種も違えば、狙いも異なるのでどれが一番といえませんし、むしろメーカー直系だからこそのパーツ開発であったり、セッティング手法であったりといった部分に各ブランドの特徴が出ていることを再確認した、という感じでしょうか。





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マツダが東京モーターショーで初公開する量産EV。しかし日本で売らないと暗示するティザー画像 #TMS2019

東京モーターショーの目玉? マツダ初の量産EVを世界初公開だが
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内燃機関にこだわっているマツダですが、過去にはデミオのコンバージョンEVでの公道実験なども行なっておりますし、最終的にEVを生産することは同社のロードマップに書かれていたりと、けっしてEVを無視してきたわけではありません。

そして、ついに10月に開幕する東京モーターショーにおいて、マツダ初の量産EVをワールドプレミア! と発表されたのでありました。

しかし、気になるのは……。

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ホンダ・フリードに新設定の「クロスター」が目指したのはヴェゼル的な世界観

遊び心を表現する「フロントグリル」、「フロントバンパー」、「リアロアスポイラー」、「ルーフレール」、そして専用アルミホイール
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2019年10月18日にマイナーチェンジを実施するホンダ・フリード/フリード+。パワートレインやホンダセンシングのリファインも気になるところですが、やはり商品企画的に注目なのは新グレード「CROSSTAR(クロスター)」でありましょう。



専用のフロントマスクを与えられたクロスター、後ろ姿ではダーククロームのライセンスガーニッシュと、アンダーガード風のロアスポイラーでSUVテイストを表現しております。じつは今回のマイナーチェンジにおいて灯火類は変更を受けていないので、後ろ姿についてはほとんどキャリーオーバーなのですが、それなりに変わった印象を受けるのは、ロアスポイラーが効いているのでしょうか? そして、大きなテールゲートとSUVテイストの組み合わせは、どこかヴェゼル的な雰囲気も感じさせるのであります。


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