クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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2019年08月

大型二輪免許、卒業検定を”なんとか”クリア

減点はあれど、70点は死守? なんとかカリキュラム通りの時間で大型二輪の教習を修了
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いろいろな思いもあって、大型二輪免許を取ろうと考えたのが6月の中旬。最初に教習を受けたのが6月25日で、第一段階5時限と第二段階7時限を終わらせたのが8月23日。そして8月24日の卒業検定を迎えたのですが……なんとかかんとかクリアでありました。

100点満点からの減点方式という検定。一本橋で不安になってアクセルを閉じきれなかったので、10秒という規定の時間からかなり短かった自覚もあり、自信をもって100点ではないのですが、減点を30点以内に抑えることができたということでしょう。ただ、一本橋の速度を上げたことで、スラロームは練習ではクリアできなかった基準タイム内で駆け抜けることができたような印象ですが、なんにせよ検定の内容は教えてもらえないので、自分の中で反省して公道での走りに活かすだけであります(汗)



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フォルクスワーゲンの7速DSGにリコール、驚きはない?

ポロ、ゴルフそしてザ・ビートルなどなど。乾式クラッチの7速DSGがリコール対象に!
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フォルクスワーゲンの7速DSGといえば、オーナー間では劣化によるトラブルを覚悟しておくというのは、なかば常識的に語られているわけですが、ついに国土交通省にリコールを届出するに至ったとのこと。
個人的にも、ちょっと前までザ・ビートル カブリオレに乗っていたので気になる情報。発表資料を見たところ、自分が手放したザ・ビートルもリコール対象の可能性があったよう。まあ、5年足らずで3万kmにも達さない走行距離でしたから致命的なトラブルは起きていなかったのですが、常にDSGのトラブルは心のどこかに引っ掛かっていたのも手放す理由のひとつだったので、もうちょっと早めに対策されることがわかっていれば、いまでも乗っていたかもしれないと思ってみたり。

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あおり運転は高速道路の追い越し車線で起きる……という違和感

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あおり運転の9割は一般道で起きている!というレポートもあり
あおり運転の発生メカニズムとして「高速道路の追い越し車線を走り続けていて、後方から速いクルマが来ても譲らないことから、車間を詰めるなどのあおり行為が始まる」というのが典型のように認識されているキライもありますが、実際は高速道路が舞台になったあおり行為というのは少数派、というレポートがあります。それが、こちら。
日本におけるあおり運転の事例調査
-先行研究レビュー結果を踏まえて-
矢武陽子(警察庁交通局交通指導課)
https://www.iatss.or.jp/common/pdf/publication/iatss-review/43-3-09.pdf

このレポートによると、あおり運転の発生場所として高速道路は全体の1割程度で、残りは一般道で起きているとのこと。とくに複数車線の一般道で追い越しや割り込みといった行為をトリガーに悪質なあおり運転が起きているケースが多いということであります。高速道路での対策を考えることが無駄とはいいませんが、もっと優先順位をあげて対策・意識すべき場所があるのでした。




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逃げるが勝ち! 路上の危険に立ち向かう正義感はいらない

通常のあおり運転はスルーが吉。ロードレイジ(路上暴力)にはSOSを!
こちらの画像は、日産デイズのSOSコール(ヘルプネット)の操作イメージでありますが、この機能が軽自動車として初めて搭載された際に「あおり運転の対策としても有効」という話がありました。まさにSOSコールを使うべき! と感じさせられたのが先日 常磐道で起きたロードレイジでありましょうか。
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結果的に非常に刺激的なドライブレコーダーの映像があったことで、大きな事件(指名手配となるほど)となり、話題にもなっているわけですが、被害者の立場になって考えれば、相手が捕まることよりも自分がケガをしないことのほうが優先順位は高いはず。ケガですめばまだしも、障害が残ってしまったり、まして命を失ってしまうようなことになれやもしれません。ロードレイジというのは冷静さを失っている状態で起きるともいえるので、最悪のケースも考えないといけないわけです。

なにしろ高速道路の本線上で停車してクルマから降りるなんていうのは、その人にとってかなりのリスクなわけです。後方から追突事故にでもなったら、ロードレイジの加害者本人が命を失うことにもなりかねないほど危険な行為。そんな命知らずな行動をとる段階で、交渉の余地はないといえますからとにかく自分の身を守ることを最優先にすべきだと思うわけです。

つまり、暴行事件に発展する前の段階で110番通報なりをして、その状況から逃げ出せるようアクションをとることが重要といえましょう。あおり運転を受けて、自分も冷静さを失ってしまうと、より悪い結果につながる可能性が高まります。加害側の対応に関してはプロに任せて、自分はその状況から逃げることだけを考えるというのが正解では? そうした冷静な行動をとるのに、おそらく「SOSコール」のようなオペレーター(第三者)とつながるサービスというのは役に立つであろうと思う次第。その意味ではメーカーがいう「あおり運転を受けたときに役立つ」というのは納得できるのでした。

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デイズルークスは、最後の3B型エンジン搭載車になるだろう

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三菱自動車が設計した最後の軽自動車用エンジンを積むデイズルークスとeKスペース
先日、日産のスーパーハイト軽自動車「デイズルークス」に久しぶりに乗る機会があったのですが、ターボエンジンを搭載しているにもかかわらず、最新の軽自動車と比べると加速感がイマイチに感じるほど、その設計年次の古さを感じるのでありました。

おそらく、その理由はまさしくエンジンにあり。デイズルークスの搭載する「3B20」型エンジンのルーツは2006年に誕生したミッドシップ車「i」でありますが、さすがに10年以上前のエンジンは、いくらトランスミッションをCVTを組み合わせても古さは隠しきれないのでしょうか。制御系なども見直しているはずなのですが…。もっとも、低回転域からのトルクの出方などはロングストロークが主流の軽自動車において、スクエアなボア・ストローク値であることが不利なのは否めないのかもしれません。



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高齢ドライバーの衰えは、運転をチェックしなくともわかることがある

バンパーやホイールをコスっているか、それに気付いているかどうか
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お盆休みのタイミングにあわせて日産自動車が「みぎあしは」を合言葉に、高齢ドライバー(親世代)の運転をチェックしましょうという啓もうを行なっていたわけですが、高齢ドライバーの運転スキルに関する衰えについては、実際の運転を見ずともわかる部分あり。
たとえば、バンパーやホイールの縁に注目してほしいと思うわけです。これまで、バンパーやホイールをこすったことがないようなドライバーでも、高齢になってスキルが落ちてくると、ホイールにガリ傷がついていたり、バンパーの下側など見えづらいところに傷が入っていることが多いような気がするのです、経験則ですが。

ハインリッヒの法則ではありませんが、そうしたちょっとしたミスは大きな事故を予見させるものですし、まして若いころはクルマを大事にしていたようなドライバーが小傷を見逃しているというのであれば、小傷をつけたことさえも認知できていないという恐れもありといえるわけです。パッと見で、クルマがボロくなっているように感じたら、細かい部分のチェックと、その理由を聞くだけで運転スキルの衰えが検知できるかもしれないと思う次第。






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