クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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2019年02月

【第九回スマートグリッドEXPO】太陽光発電の2019年問題への回答。電気を使い切る暮らしの提案

ニチコンの「トライブリッド蓄電システム」は太陽電池・蓄電池・電気自動車の内蔵電池を統合制御
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東京ビッグサイトで開催されている第九回スマートグリッドEXPOを、取材ではなく招待券でブラブラしてまいりました。ほら、取材で行っても記事にするネタがなかったらマズイじゃないですか……(汗)

そんな中で目立っていたのは、太陽光発電の2019年問題に対応したシステム。いわゆる固定買い取り価格終了後の対応として「発電した電気を売るのではなく、自分で使い切る」という提案であります。

割合にシンプルな定置型バッテリーとコントローラーのセットもありましたが、ニチコンの「トライブリッド蓄電システム」は、そこにV2Hシステムを組み込んだもの。太陽光発電(太陽電池)、蓄電池、電気自動車(の駆動バッテリー)の3つを上手に使うことで、最小限のコストで最大の効果を得ようというものであります。

昼間に発電した電力を蓄電池や電気自動車に溜めておいて、夜間に使い切るということで買い取り価格が下がっても、太陽光発電システムをコスト面でも効率よく利用するというわけですが、一部には買い取り価格が通常の電気料金よりも下がるという予想もあり、売電しても使用分との差額を負担するのであれば、投資をしても自宅で使い切るという選択をするユーザーも出てくるのでありましょう。

そうなるとハイブリッドカーや電気自動車から取り外したバッテリーのリユースによる(比較的)安価な蓄電システムに社会的ニーズが生まれてきそうな気もしますが、さて?


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新型ハイエース(海外仕様)、パーキングブレーキはサイド式。右ハンドルのウインカーレバーは…。

全幅1950mmの新型ハイエース、ワイドで余裕たっぷりなインパネに仕上がる
既報の通り、。ロングの全長は6mに迫ろうかというグローバルなビジネス1BOXに進化したわけですが、世界的な安全基準に合致させるべくノーズのついたセミキャブオーバースタイルになっているのでした。つまり、ステアリングの角度が乗用車的なそれに近づいたということ。
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というわけで、公開されているインパネの画像を見ていると、簡素ではありますが、かなり乗用車ライクな雰囲気。おそらく上級グレードであろうインパネ画像(上)に、ウッドパネルやメタル調の加飾を与えてあげればヴォクシーあたりに迫るムードに仕上げられそうな予感であります。

そもそも、新型ハイエースの全幅は全グレードで1950mmとワイドサイズ。インパネに余裕を感じるのは当然であります。画像を見ると、仕様によってはフロント3名掛けも用意される模様。それでもパーキングブレーキは手で引っ張るサイド式なのはMTを用意しているゆえでありましょう。MTでもインパネシフトとなっているのは操作性も良さそうで、もしV6エンジンとMTの組み合わせがあれば、ちょっと運転してみたいと思ってみたり…。
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東南アジアには意外に左側通行圏も多い(インド、タイ、マレーシアなど)ですから、当然ながら新型ハイエースには右ハンドル仕様も用意されております。左ハンドル仕様と比べると、ちゃんとATシフトの形状(マニュアルモードの位置)も変わっていますし、ウインカーレバーも右側についているのが確認できます。

そうそう、ISO規格ではウインカーレバーはハンドル位置にかかわらず左側と決まっているといいますが、とくにMT車で考えると右ハンドルでは右側ウインカーが運転しやすいのは言うまでもなく、東南アジアでも日本同様に右ハンドル・右ウインカーがデファクトスタンダードな地域があるのでした。

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シビックTYPE Rより360円お安い「メガーヌ ルノー・スポール カップ」

フロントの2ピースブレーキローターが本気度を示す? 発売開始は2019年3月22日
メガーヌ R.S. カップ_外観①
先日、日本において3月22日からの発売が発表されたメガーヌ ルノー・スポール カップ。最高出力205kW/6000rpm、最大トルク390Nm/2400rpmという1798ccの直噴ターボエンジンを搭載したFWDスポーツモデルのスポーツ度をさらに高めたグレードであります。

最大の特徴は6速MTを採用していることで、単なる速さだけではないMTの操作にドライビング・ファンを覚えるというマニア向けの商品企画といえましょうか。その内容はかなり徹底していて、シャシーカップと呼ばれる専用セッティングの足回りやトルセンLSD、アルミ製ハブと鋳鉄ディスクを組み合わせた2ピースブレーキローター、ブレンボ製モノブロック4ポットキャリパーなどなどハードウェアの選定でもマニア心をくすぐるもの。

さらにエマージェンシーブレーキやパーキングアシストなどのADAS、先進安全技術も搭載されているのがいまどきのスポーツモデルらしいところ。スマートフォンと連携できる7インチディスプレイが標準装備されていることもあって、吊るしで買って追加するものはない状態。




それでいて、メーカー希望小売価格はジャスト450万円(消費税込)。ホンダ・シビックTYPE Rが450万360円でありますので、シビックTYPE Rよりもちょっと手頃(もちろん、誤差のレベルですが)なお値段となっているのでした。

考えてみればシビックTYPE Rはイギリスから輸入車ですから、似たような価格帯になるのは不思議ではないのですが、それにしてもルノースポールが同等価格で買えるとなると、かなり真剣に比較検討する向きも出てくるのでは?

絶対的なパワーでは2.0リッターターボエンジンのシビックTYPE Rに軍配はあがるでしょうが、メガーヌの四輪操舵は気になるところでありますし、いわゆるバンプストップラバーのかわりとしてしなやかな乗り味を生み出すという「HCC(ハイドロリック コンプレッション コントロール)」も気になるところであります、エエ。
メガーヌ R.S. カップ_シフトノブ
画像で見る限り、MT車についてはパーキングブレーキがハンド式となっているのもスポーツドライビングの幅を広げてくれそうであります。

それにして、気になるのは100台限定ということ。いま時点でオーダーを入れていないと手に入れるのは難しいかもしれません……。

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雪道というのは、事実上の「自動車専用道」だったりする

一般道なのに自転車や歩行者をほとんど見かけない不思議な感覚
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いつかのメディアでレポートしているように、この冬も日本有数の降雪エリアでSUBARUのクルマを試乗する機会に恵まれたのでした。雪道におけるSUBARUの最新プラットフォームやパワートレインによって構成されたクロスオーバーSUVと、日本でもっとも評価されている日本の雪にあったブリヂストンのスタッドレスタイヤ「ブリザックVRX2」の組み合わせでありますので、久しぶりの雪道だからといって心配になることもなく、さほど緊張もなくドライブできたのですが、そこにはもう一つの理由もありそう。




画像のような雪壁に囲まれているような雪道は、自転車や歩行者を見かけることもなく、混合交通ゆえのアクシデントをあまり気にせずに走ることができるのも緊張感の緩和に一役買っていたといえそうなのですが、それは考えすぎでしょうか。

それにしても走っているときは「なにかあったら雪壁にクルマを当てて減速すればいいや」と思っていたりもしたのですが、実際に雪壁に近づいて触ってみるとクルマを当てることなんて考えられないくらい硬い氷の塊。さらに雪壁はガードレールぎりぎりだったりするので、壁にこすってしまうレベルでもボディはかなり傷みそうで、やはり道路上にクルマを維持しておくことが安全の第一条件なのである、としみじみ思ったのでした、くわばらくわばら。




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元祖クロスオーバーSUV、トヨタRAV4が日本市場に復活間近!

新4WDシステム「ダイナミックトルクベクタリングAWD」(ガソリン車)および「新型E-Four」(ハイブリッド車)をトヨタ初採用 
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1990年代、日本がRVブームに沸き立っていた頃、トヨタが提案したのがFFベースのライトクロカン。いまで言うところのクロスオーバーSUVであります。そのモデルこそが「RAV4」で、スマッシュヒットを果たした記憶あり。

その後、RAV4は北米向けにブラッシュアップされ、日本市場にはミスマッチなサイズ感になっていったこともあって、いったんは日本市場から退場していたのですが、グローバルモデルとして生まれ変わった新型RAV4(5代目)での日本復活であります。

すでにティザーサイトにおいて日本仕様の内外装が公開されておりますが、パワートレインについては排気量スペックさえも未公開。北米仕様同様の2.5リッターガソリンと2.5リッターハイブリッドが設定されるであろうとは予想されるところでありますが。すでに、ティザーサイトにおいて下記の情報が載っていますので、ガソリン車とハイブリッドが設定されることは明確でありますし。
新4WDシステム「ダイナミックトルクベクタリングAWD」(ガソリン車)および「新型E-Four」(ハイブリッド車)をトヨタで初めて採用
それにしても、気になるのは『ダイナミックトルクベクタリングAWD』の機構。北米仕様のリリースによれば後輪の左右ベクタリング(トルク移動)は片輪が浮いているときに接地輪にすべての駆動力を流せるというほど。それほどオフロード性能を考慮したAWDながら、舗装路などではリアへの駆動を完全に切り離したFF状態にできて燃費を稼げるというのも、いかにもトヨタらしく、RAV4らしいアプローチと感じる次第。具体的なメカニズムについて、実車で体感したいAWDであります、エエ。





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インテリアは、どこかヴォクシーに通じる雰囲気なのもヒットしそうな予感。もっとも北米主体のモデルなので少々ボディは大きめですし、お値段次第な部分はあるわけですけれど……。
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「コンシューマー・リポート」の自動車ランキングでSUBARUが初トップ

前年7位からジャンプアップしたSUBARU。オーナー満足度の高さがポイント
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アメリカ「コンシューマー・レポート」が”Which Car Brands Make the Best Vehicles?”というタイトルで自動車ブランドの評価ランキングを発表。なんとSUBARUが前年7位から一気に順位を上げて初のトップに輝いております。日本では完成検査などなどの不適切行為があり、ブランド力を下げている部分もありますが、北米では評価を上げ続けている模様。とくに北米専用車のアセント(3列シートのSUV)やクロストレック(日本名:SUBARU XV)、フォレスターといったクロスオーバーSUVにより評価を上げているということ。ポイント数は81点ということですが、WRXによる減点がなければ、もっと評価ポイントは上がっていたかもしれないという総評がSUBARUというブランドの変質を示しているのかもしれません。
ちなみに、コンシューマー・レポートによる自動車ブランドのランキングとポイントは以下の通り。車両単体のロードテスト評価ではポルシェやBMWのほうが高い評価を得ていたようですが、前述のように顧客満足度と信頼性の部分でポイントを稼いだことが全体としての評価を高めたということであります。




コンシューマー・レポート「ブランドレポート」
SUBARU 81点
Genesis(韓国)80点
Porsche(ドイツ)79点
Audi(ドイツ)77点
Lexus 76点
Mazda 76点
BMW 76点
Lincoln(アメリカ)73点
TOYOTA 73点
Hyndai(韓国)73点
Volkswagen(ドイツ)71点
Kia(韓国)70点
Honda 70点
Infinti 70点
Mini(ドイツ)69点
Acura 68点
Mercedes-Benz(ドイツ)67点
Buick(アメリカ)67点
Tesla(アメリカ)66点
Ford(アメリカ)65点
NISSAN 64点
Chrysler(アメリカ・イタリア)64点
Volvo(スウェーデン)63点
Chevrolet(アメリカ)61点
Dodge(アメリカ)58点
Cadillac(アメリカ)57点
GMC(アメリカ)56点
Alfa Romeo(イタリア)53点
JEEP(アメリカ・イタリア)50点
Mitsubishi 49点
Land Rover(イギリス・インド)48点
Jaguar(イギリス・インド)44点
Fiat(イタリア)44点
詳しい評価内容はリンク先を参照されたし、であります。なお、ブランドの国名は当方の判断で追加したものです、悪しからず。
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ともかくSUBARUの高評価は、北米に向けたクルマ作りが成功しているということでありましょう。個人的には燃費に対するプライオリティがさほど高くない市場マインドも追い風になっているような気もしますが、さて?
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