クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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2018年11月

新型Mazda3がロサンゼルスで初公開。エンジンはSKYACTIV-X、トランスミッションは?

トランスミッションはAT、MTとも相変わらずの6速仕様を搭載
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Mazda3がロサンゼルスオートショーにおいて世界初公開。そのスタイリングや、新しいエンジン、車両全体のアーキテクチャなどなど注目ポイント多数のニューモデルでありますが、北米で発表されたリリースを眺めていて、思わずため息をついたのはトランスミッションの項目。6速MTが健在なのはマツダのブランディングからも納得ですが、2019年にフルモデルチェンジするモデルでATが6速というのはさすがに厳しい印象。いえ、変速比幅は不明なので、もしかするとワイドレンジ化した新作かもしれませんが、それにしてもSKYACTIV-Xという新しいエンジンに6速ATというのは、ちょっとどころか、かなり残念な印象。まあ、いつものごとくスイートスポットの広いエンジンなので多段化の必要はないといった話に収めるのでしょうし、マツダのことですからトランスミッションにおける理想として6速であることがいかに合理的なのかを主張するのかもしれません。むしろ、そのあたりが気になる新生Mazda3の登場であります。ちなみにSKYACTIV-XにはM-HYBRIDなるシステムが組み込まれるということも、このリリースには記されていますが、2017年の東京モーターショーに飾られていたSKYACTIV-Xに振り子式テンショナーを組み合わせたスタータージェネレーターが備わっていましたので、おそらくその辺りのシステムがM-HYBRIDでは? と予想するわけですが、さて?


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グランドツーリング性能をメインテーマとしたエコタイヤが登場

「BluEarth-GT AE51」ついにGTという名前のエコタイヤが生まれる時代
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横浜ゴムから新製品「BluEarth-GT AE51」が登場。ブルーアースというエコタイヤ・ブランドながら、メーカー発表を読む限り、そのコンセプトはエコ一辺倒というものではない模様。
ミドルクラスセダンをメインターゲットに「走行性能、快適性能、環境性能の全てに優れるグランドツーリングタイヤ」をコンセプトとして開発。長距離移動することを語源とする「グランドツーリング」に相応しい力強くしっかりとした走行性能を追求し、商品名に「グランドツーリング」を意味する「GT」を取り入れました。
そんな「BluEarth-GT AE51」の第一印象は、しっかりとした3本のセンターリブが力強い顔つきだなあ、というもの。個人的には、かつて横浜ゴムの主戦モデルであてASPEC的なキャラクターを思い出したりして。

そして、ミドルクラスセダンをメインターゲットといいながら、小さいほうでは155/65R14 75Hから全57サイズを設定しているということで、幅広いモデルに対応しているのも注目でしょうか。それにしても「GT」という名前が「ブルーアース」というエコタイヤ・ブランドでも使われる時代。いわゆるエコタイヤ的なキャラクターを感じさせないタイヤの顔(トレッドパターン)に、もはやころがり抵抗を抑えることやウェットグリップを確保することは当たり前で、リプレイス市場における差別化では、そうした基本性能から先の勝負になっていると感じるばかりであります。

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ナビの設定画面から、いつでもどこでも速度リミッターが解除できるホンダNSX

というエントリをあげたこともあるのですが、ホンダNSXといえば180km/hで作動する速度リミッターを場所を選ばずに解除できる機能を持っているのがスーパースポーツらしいところ。2019年モデルでもその機能は健在で、今度は動画で撮ってみたのがコチラであります。
ナビの地図画面からは6回タッチするだけでリミッターが解除される!

なにか裏技のようなものがあるわけではなく、ごくごく自然にメーターの設定を変えるメニューの中に「スピードリミッター機能」という項目があり、そこをタッチすると動画のような感じで『この機能は公道での使用を想定したものではなく、サーキット走行向けの機能です。指定された最高速度に従ってください。』という確認ウインドウが出てきて、リミッターを解除できるというわけ。停車状態でしかできないのですが、それこの手の設定では珍しいことではなく、いつでもどこでも解除できるのでありました。残念ながら、その実力を試すことはできなかったのですけれど……。マイナーチェンジによって進化したポイントの一つである、新しいコンチネンタルのスポーツタイヤは公道レベルでもハイグリップぶりを実感できるもので、なおかつ各種の電子制御によって守られている感も強いNSXでありますから250km/hくらいまではヘーキヘーキといった印象を受けそうな気もしますが、さて?

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Japan Automotive AI Challenge 自動運転AIチャレンジ、2019年に開催

オンラインで一名からでも参加できる自動運転へのアルゴリズムコンテストのご褒美はカートでの走行試験
2018-11-27

経済産業省が主催のAIエッジコンテストは、”自動運転に欠かせない画像認識技術の精度を競い合うコンテスト”。その内容はエントリ下に貼ったリンクでご確認いただければと思うわけですが、おおよそ8時間を超える課題のカメラ画像から、オブジェクトなりセグメンテーションなりを識別するアルゴリズムを開発するというのがテーマ。画像による自動運転技術を実現するための重要なテーマといえるでしょうか。リアルにいうとカメラだけに自動運転を担わせるのは考えづらいのですが、あくまでアルゴリズム開発のアイデアを評価するコンテストとしては適切なんじゃないかとは思うところ。

そして、このAIエッジコンテストにおいては以下の表彰が予定されております。
2019年3月上旬に開催予定の表彰式において、各部門の最優秀者に対し、経済産業省商務情報政策局賞や、各部門のランキング上位者にエクストリームエッジ賞、賞金(1位50万円、2位30万円、3位10万円、アイデア賞10万円)・賞品を授与
開発したアルゴリズムをカート車両に実装 / 走行試験を行う、自動走行AIチャレンジへの参加資格
上位入賞者へのご褒美ともいえる、走行試験「自動走行AIチャレンジ」のほうは、自動車技術会が開催するもので、『「完走」「タイム」「のりごこち」の3つのトライアルを実施する』とのこと。乗り心地といっても実際に人を載せて評価するというのは考えづらいので、水を入れたコップを載せておいて、どれだけ溢さずに走れるかといった内容になるのでは? と想像するのですが、いずれにしもてロボコンのような雰囲気になって、エンターテインメント性もありそう。いまからコンテストに参加するだけのスキルを身につけるのは難しいそうなので、「自動走行AIチャレンジ」の取材なりしてみたいと思う今日この頃なのでありました。

関連リンク
経済産業省主催AIエッジコンテスト オフィシャルサイト 
Japan Automotive AI Challenge 自動運転AIチャレンジ オフィシャルサイト

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近頃、ビートが欲しいと思うことしきり…

価格上昇中? ABCトリオの中でも母数の多いビートなら現実的?
街道沿いの中古車販売店の店頭に並んでいると、目が留まってしまうのがホンダ・ビート。新車で売っていた頃に何度も乗ったことはありますし、スリックタイヤを履いたサーキット仕様を走らせたことも、ワインディングでオープンドライブを楽しんだ経験もあるのですが、なぜか所有しようという気にならず、食指が伸びないまま今に至った一台。乗っていて楽しいとは思うのですが、高速走行での修行のようなノイズが、オーナーになった姿を想像しづらい一台だったのでした。そんなビートが最近になって気になり始めたのは、セカンドカーとして割り切ればこれほど楽しいクルマもないと思い出補正もあって自分の中で再評価しているからかもしれません。そして意識してビートの中古車を眺めていると、このところ価格が上昇傾向にあるような印象。数字は押さえていない、あくまで感覚的なものですのでありますが…。ビートといえばABCトリオの中でも、もっとも売れたこともあって母数が多いため、割合いに手の出しやすい価格帯に収まっていた印象もありましたが、メーカーによる純正パーツ再販(https://www.honda.co.jp/BEATparts/)の動きもあって価値が上がっているのかもしれません、ハイ。そして、最終型でも旧車増税の対象となるビートですが、メンテナンスなどを考えると、軽自動車税額くらいは誤差だと思える財力がないと維持していけないかもしれません……。

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画像はイメージ。欲しいと思うビートはスクーターのこれではなく、四輪のほうであります、あしからず。いや、スクーターのほうのビートも手ごろな出物があれば保存しておきたい一台ではありることは間違いなのですが、さすがにそんな甲斐性が発揮できるほどの経済力もありません(汗)



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デリカD:5の大変身に見る、ロングライフモデルならではの事情

中古車市場を考えると、定期的にカタチを変えることは商品価値を維持する
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デリカD:5がビッグマイナーチェンジでフロントマスクを大変身。これはディーゼル車に限った変身であって、ガソリン車は従来通りのカタチで売られるそうですが、モデルライフが10年を超えて長くなってくると(現行モデルのデビューは2007年1月)、極端に変える必要もあるのだろうとは納得できるのであります。その理由は中古車市場との関係で、当然ながら初期モノは価格が安く、距離を重ねた個体などは30万円以下の本体価格で店頭に並んでいることは検索すれば一発でわかるというのが実情。途中、追加されたクリーンディーゼル搭載モデルについては、それなりに高値安定傾向に思えますが、中古で30万円で売られているのと同じルックスのクルマに400万円前後の支払いをしようという部分でユーザー心理的にネガとなって、それを理由に購入対象から外してしまうこともありえるわけです。それがメインの理由でなく、潜在意識的なもののであっても。マイナーチェンジ前のルックス自体が商品力に影響するほど古臭いとは感じませんが、時間経過による見飽きた感というのは否定できるものではありませんし、400万円の商品として考えると外観のリフレッシュは必須。とはいえ、生産性やコストを考えるとボディはそのままにするほかなく、骨格を変えられないとなるとフロントマスクの”整形手術”がもっとも費用対効果が大きいという結論に達したわけでしょう。いや、今回のマイナーチェンジでは排ガス処理や変速装置についても進化させているので、顔を変えただけということではないのでありますけれども。そして、この手の「どこにヘッドライトがあるのかわからない」という顔は、記憶にあるところでいうとフィアット・ムルティプラや日産ジュークが取った手法であり、その意味ではインパクトを重視したのだとすると狙いは理解できるところ。スターワゴンの時代から主流のファミリーミニバンとは一線を画したキャラクターを育ててきたのが『デリカ』の伝統と考えると、こうしたチャレンジが生まれてくる背景もまた理解できるわけです。もっともガソリン車は従来通りのアピアランスにするということは、このチャレンジに”過ぎる”部分があるということを作り手も理解しているのかもしれません。一方で、従来型を残したことでリフレッシュ感がスポイルされるというリスクもはらんでいるわけですけれど(汗)

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