クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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2018年01月

さらばビートル、また会う日は来るや?

2012年から現在まで、日本国内で約35,000台(含むカブリオレ)を販売したザ・ビートルが2019年に販売終了
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2019 年に日本での The Beetle の販売が終了することに伴い、多くの Beetle ファンに対する感謝を 様々な形でお届けするキャンペーン“See You The Beetle”を実施いたします。The Beetle は、 フォルクスワーゲンの原点であるオリジナル Beetle (Type 1)の系譜を継ぐ 3 車種目となるモデル であり、日本導入は 2012 年。現在までに約 35,000 台(含むカブリオレ)を販売いたしました。唯一 無二のビートルデザインは、フォルクスワーゲンのアイコンとして、世代や性別を超えて愛されて 参りました。“See You The Beetle” キャンペーンの第 1 弾となるのは、この度発売いたします 限定車「The Beetle SOUND」です。今後も“See You The Beetle” キャンペーンの傘の下、 The Beetle ファンのみならず、幅広い皆様に魅力的な商品の提供やイベント、販売促進活動を展開 してまいります。
というわけで、カブリオレの販売終了からも想像されていたビートル販売終了の時期が2019年と明言されてしまったのでした。もともと、この手のパイクカー的、ヘリテージを利用したモデルが長くつづくとは思っていなかった面もありますが、BMW MINIはビジネスとして拡大しておりますし、フィアット500も日本においては中心車種となっているので、それなりに市場はあるのかなと思っておりましたが、ついにディスコン宣言であります。おそらく、グローバルでの販売についても同様の流れでありましょうが、“See You The Beetle” ということは、また逢う日が来るのでしょうか……。

そして、個人的にはザ・ビートル カブリオレのオーナーでありますから、販売終了という四文字に触れて、寂しい気持ちと大事にしていこうという感情とが混ぜ合わさっていたり。まあ、大事にするにしても、どのみちDCTが音を上げるような気もしないではないのですが(汗)

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2018.2.2、メルセデスAクラスがフルモデルチェンジを発表する!

メルセデスの4代目Aクラスが発表目前、ティザームービーはキープコンセプトを示す?
メルセデスのエントリーモデルといえるAクラスが、間もなくフルモデルチェンジ(2018年2月2日)ということで、ティザームービーが公開されておりました。

ディテールとシルエットからは現行(3代目)モデルの正常進化版といった印象で、ドラスティックに変身するといった雰囲気はありませんが、音声認識によるユーザーインターフェースが装備されているのは大きな進化点なのでしょうか。「Hey, Mercedes」と呼びかけると車両側の音声認識システムが起動するというのは、現代的であります。このあたり、完全自社開発なのか、どこぞと協業なのかは気になるところ。

もっといえば、2018年というタイミングを考えると全車が電動化(ISGによるマイルドハイブリッド含む)を考慮しているでしょうから、パワートレインの方向性も気になるところ。はたして、完全電動パワートレインのグレードは最初から設定されるのでしょうか?



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2018年 WRC開幕戦モンテカルロ、トヨタはダブルポディウムで好スタート

途中まで2・3・4位をキープ、3台とも完走で幸先の良い開幕戦
2018年のWRC(世界ラリー選手権)がモナコ・モンテカルロにて開幕。優勝は、セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア組のフォード フィエスタ WRCながら、トヨタ・ヤリス(ヴィッツ)がポディウムの左右を獲得、好スタートを切った模様。


TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC #8号車)が総合2位、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(#7号車)が総合3位、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(#9号車)が総合7位でフィニッシュ。ヤリスWRCは全車が完走を果たしました。
開幕戦で全車完走というのは、シーズンオフの作り込みが上手くいったという証左であり、こうなると昨シーズンに復帰後初勝利をあげた次戦ラリー・スウェーデンに期待が高まるところですが、さて?
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なるほど、日産の新しいカーシェアリング”e-シェアモビ”

日産リーフとノートe-POWER限定、ワンペダル系カーシェアリングがスタート
日産が新たにはじめたカーシェアリング「e-シェアモビ」は、カーシェアリング事業そのものへの知見を深めるのと同時に、リーフに採用した「e-ペダル」といったワンペダルドライビングのプロモーションともいえるサービス。その使い方について解説するムービーが公開されておりました。

スマートフォンに頼らない仕組みは、いわゆるガラケー層もターゲットにするための配慮かもしれませんが、この手の実験的サービスがリーチするであろうアーリーアダプター的には、そうした配慮は不要かもしれません。それよりも好印象なのはETCカードが装備されているという点で、このあたりペーパードライバーの実情をリサーチした結果といえそう。もっとも、カーシェアリングで高速道路を使うケースというのは限られるかもしれませんけれど……。逆に、カーシェアリングでは首都高などの近距離ユースが多くなる可能性を考えられると、ETCカードの標準装備はセールスポイントになるかもしれません。

というわけで、一度は試してみようと会員になってみたのですが、まだまだサービス拠点は少ないようで、すぐに利用する機会は訪れなさそう。月会費が無料のうちに体験して、その使い勝手次第では退会も考えないといけないので、はやめに体験しておきたいのでありますが(汗)


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脱スライドドアを宣言したマツダ、しかし国内販売のトレンドは…

各社ともコンパクトカーよりスライドドアのほうが売れている?
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自販連のホームページで公開されている、2017年の年間販売台数ランキング(登録車)。Bセグメントのノートやアクアを抑えて、プリウスがトップになっていることが象徴しているように、いま新車でクルマを買おうというユーザー層は、ギリギリで買っているというよりも、ライフスタイルに合わせて選べるだけの余裕がある家庭が多いという印象。そして、コンパクトカーについて見ていくと、ホンダやトヨタの実績からもわかるようにスライドドアのほうが売れているというのが、2017年なのでした。

以下、引用。
順位 ブランド通称名 ブランド名 台数 前年比
1 プリウス トヨタ 160,912 64.8
2 ノート 日産 138,905 135.6
3 アクア トヨタ 131,615 78.2
4 C-HR トヨタ 117,299 2,519.80
5 フリード ホンダ 104,405 200
6 フィット ホンダ 97,939 92.7
7 シエンタ トヨタ 96,847 77
8 ヴィッツ トヨタ 90,248 125.5
9 ヴォクシー トヨタ 86,772 94.5
10 セレナ 日産 84,433 114.9
11 ルーミー トヨタ 78,690 907.1
12 カローラ トヨタ 77,466 91.4
13 インプレッサ SUBARU 73,171 172.5
14 タンク トヨタ 70,839 824.2
15 ヴェゼル ホンダ 64,332 87.1
16 ハリアー トヨタ 58,732 141.9
17 ノア トヨタ 58,729 107.1
18 パッソ トヨタ 54,186 77
19 エクストレイル 日産 49,873 88.8
20 ソリオ スズキ 49,742 101.9
21 デミオ マツダ 49,302 86
22 ヴェルファイア トヨタ 46,757 95.5
23 ステップワゴン ホンダ 46,457 88.5
24 エスクァイア トヨタ 43,210 96.3
25 アルファード トヨタ 41,923 113.1
26 CX-5 マツダ 41,622 205.7
27 スイフト スズキ 38,442 215.9
28 クラウン トヨタ 29,085 73.1
29 シャトル ホンダ 28,111 66.1
30 アクセラ マツダ 25,837 98.1

フィットよりフリード、ヴィッツよりシエンタ、そしてスイフトよりソリオ。スライドドアの方が価格は高くなるわけですが、それでもBセグメントにスライドドアを用意しているブランドにおいては、いずれもスライドドア車が売れているという事実。ここから考えると、もしマツダがデミオと同じプラットフォームのスライドドア・コンパクトカーを出していると5万台程度の新規市場が狙えると予想できるのです、あくまで単純計算ですが。

もちろん、グローバルにはスライドドア車はメインではなく、また製造工程の違いを考えると脱スライドドアをすることでリソースを集中させるという判断は否定されるものではありませんが、国内販売網の維持を考えると、もう少し国内市場のトレンドに沿った商品企画もすべきなのでは、と思ってみたりするのでありました(汗)

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雪道を意識してクルマを開発するということ……

サスペンションに雪がつまったときにも問題のない設計をしているというスバルSGP
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今シーズン初の雪上試乗で、SUBARU GLOBAL PLATFORM(SGP)の高いポテンシャルを実感したのは、なかなか忘れられない体験でありましたが、その際に聞いた話で印象に残っているのはスバルの設計における雪対応のひとつ。

それが「サスペンションに雪がつまったときにも問題のない設計」ということ。FWDを基本設計としているシャシーなのでフロントはオーソドックスなストラットですが、SGPのリアはそれなりに複雑なアームで構成されたダブルウィッシュボーン。アーム間に雪がつまってしまうと動きが規制されて、それを原因にハンドリングを乱す可能性があるわけですが、そうしたシチュエーションも考慮した設計にすることで、雪由来の問題が起きづらい設計になっているというわけ。

実際、雪の浮いた冠水路といったハードなシチュエーションでもテストを重ねているそうで、このあたりのノウハウというのも自動車メーカーごとに異なるのだろうな、とは思うところ。ベンチャーがすぐにキャッチアップできないのも当然だと、しみじみ感じるのでありました。

それにしても全高1550mm(ルーフレールなしの場合)で、最低地上高200mmというSUBARU XVは、雪道での気持ちよさだけでなく、オールマイティに楽しめるシャシーを持っているクロスオーバーSUV。もっと刺激的で魅力的なパワートレインであれば、このセグメントではベストといえる一台といえそう。刺激的なパワートレインがテンロクターボなのか、シームレスでトルクフルな電動化なのか、選択肢はたくさんあるわけですけれど(汗)






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