クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします
二輪・四輪にかかわらずパーソナルモビリティが、どのように変わっていくかを考察します

YouTubeチャンネルで動画を公開しています。チャンネル登録よろしくお願いします。お問合わせや情報などは、こちらのアドレスまで ysplaning@gmail.com   Instagramでも情報発信しています   Facebookページ随時更新中 noteで無料&投げ銭方式のコンテンツを公開しています。

2017年12月

2017年のベストメモリー、歴史に残る佐藤琢磨選手のINDY 500制覇【動画】

佐藤琢磨選手のインディ500優勝は記録にも記憶にも残る大快挙!
2017年に自分自身で取材した範囲での思い出で、もっとも幸せな気分になれたのは、佐藤琢磨選手のインディ500優勝後に行なわれた凱旋記者会見。この時ばかりはと青山のホンダ本社で行なわれた凱旋記者会見に足を運んでみたりしたわけですが、成し遂げたことがスゴすぎて、スゴさがわからなすぎるといった空気感が会場を支配していたような……。世界三大レースの日本人優勝者としてはル・マンを制した関谷正徳さん以来ですから、メディア側もどうやって快挙を表現すればいいのか、どんな質問をすればいいのか、探り探りだったという印象もあったりしたのですが、そう感じていたのは自分だけだったかもしれません。


会見場で佐藤選手の登場を待つ間は、テレビ中継で解説を務められた松田秀士さんにあらためて凄さを解説いただいたりと、濃い時間を過ごしたのも良い思い出。というわけで、記者会見の証拠(?)として佐藤琢磨選手の表情がベストの一枚をあらためて貼っておきましょう。ホンダの八郷社長が目をつぶっているので没にしたはずの一枚ですので、こっそりと(汗)
IMG_4345


精進します。
  




人気ブログランキング
 

2017年に運転した中でベストハンドリングだったのは……

_DSC6466 - コピー
2017年の個人的ベストハンドリングマシンは、STIが体幹を引き締めた純正サスのインプレッサスポーツ
仕事のスタイルとして、あまり試乗感想文を書くようなタイプではないので、かなり狭い範囲の話になるかもしれませんが、2017年にちょい乗りした様々なクルマを思い出すと、ベストハンドリングだったのは【ワークスチューニング試乗会】で乗ったSTIチューンのインプレッサスポーツ。このクルマ、ボディ補強はしつつサスペンション自体は純正でありましたから、かなりしなやかな味付けだったのですが、とにかく四輪の接地感があってバンピーな路面も気にならずに踏んでいけるし、曲げていける感触。とくに後輪がストロークしながら、しっかりとトレッドの食いつく面を路面にタッチさせるようキャンバー変化しているのが安定感につながっているようで、とにかく好印象が記憶に残るのでありました。こうした感触を生み出しているのは、SUBARUの新世代プラットフォームSGPの良さを引き出すチューニングのおかげでありましょう。そして、そのシャシーレベルの高さを味わうと、最新のSGPにパワフルなターボエンジンを載せたモデルの登場を期待してしまうわけで、それは現行のWRX系は待ちという判断にもつながるわけです。もっともEJ20エンジンのライフを考えると、新世代プラットフォームまで待つのが正解とはいえないかもしれませんが……(汗)



精進します。
  




人気ブログランキング

さすがキャデラック! 1959年のコンセプトカーがレーダー探知機を搭載していた

アメリカンドリーム! 宇宙船をイメージしたキャデラック・サイクロンは「自動運転技術」を採用!!
1959-Cadillac-Cyclone2
年末年始の読み物にどうぞ、というわけではないでしょうが、ゼネラルモーターズの日本法人より「The Cadillac Book」なる冊子をいただいたのでした。これはゼネラルモーターズ・ジャパンの設立90周年を祝って作られたもので、1902年にキャデラックが生まれてから現在に至るまで、その技術的優位性を時系列で示すというもの。そもそもキャデラックというブランド名の由来さえ知らなかった自分には楽しく読める一冊。ちなみに「デトロイト市の創設者であるフランス人探検家のアントワーヌ・ドゥ・ラ・モッテ・キャデラックを記念」して、キャデラック・モーターという社名にしたのだそう。いまやニューヨークに本社を置くキャデラックですが、デトロイトというモータウンを生み出す存在を冠しているというわけです。

さて、そのまま読み進めていくとグッと目を引く写真が載っています。それが上の一枚で、これは1959年のショーモデル「キャデラック サイクロン」。宇宙船をイメージしたというスタイリングはキャノピーが特徴的。さらに航空機から着想したという左右の尖った部分には、レーダー探知装置を配置していたのだとか。レーダー探知機といっても、いわゆる速度計測器を探知するものではなく、レーダーによって前方を探知する機械のこと。それにより前方の状態を検知、障害物までの距離などをドライバーに提示したといいますから、まさに自動運転技術の萌芽がここにあり、といったところでしょうか。ちなみに1958年式キャデラックにはクルーズコントロールが搭載されていたそうで、技術面でのトップランナーといったキャラクターは当時から変わらないといえるわけです。

なお、キャデラック サイクロンのパワートレイン・レイアウトは、フロントエンジンながらリアにトランスミッションを配したトランスアクスルというのも運動性能面での素性の良さを感じさせます。なにより、このスタイリングで電動スライドドアというのがユニークで刺さってしまうのは自分だけでしょうか(汗)

1956-Cadillac-Cyclone1



良いお年を!

精進します。
  




人気ブログランキング

ルイス・ハミルトンの足技を学べる12分の動画に夢中

グランツーリスモ・スポーツでも当たり前だの左足ブレーキ、なめらかなABペダルのつながりっぷりたら!

フォーミュラ・ワンのフォータイムス・チャンピオン、ルイス・ハミルトン選手によるグランツーリスモ・スポーツの初体験ムービー。さすが、わかっている! と声に出してしまいそうになるのは、足元を映すカメラを置いていること。フォーミュラドライバーらしく右足でアクセル、左足でブレーキを操作しているのは当然ながら、その操作が微妙にオーバーラップしながら、いかにもなめらかな点は注目でしょうか。左足ブレーキというと、単純にペダル踏み替えのロスをなくすテクニックと思いがちな部分もありますが、ブレーキとアクセルをオーバーラップできるということでコントロールの幅が広がることもメリットであると思っておりますので。

それにしても、ペダルを親指の付け根あたりの力が入れやすい部分ではなく、足裏の中央付近で操作しているように見えるのは、ペダルの重さに対する細やかな操作をしやすくための工夫でしょうか。とくにブレーキを抜くときの微妙なコントロールは、スポーツドライビングを趣味としているクラスタには参考になりそう。それにしても、こうした操作に対して、きちんと応えるコントローラーやアプリとなっているのもサスガといったところでしょうか。

なおロングバージョンとして公開されているムービーは48分の長編、見ごたえ十分であります(汗)




精進します。
  




人気ブログランキング

アメリカで作られる3代目インサイト、インパネにシフトボタンを配置!

3代目インサイトのインテリアスケッチ。注目点はステアリング形状とシフトボタンのレイアウト
Insight_Prototype_05
その登場が個人的に気になっている3代目インサイト。その公開されているインテリアのスケッチは、どこかトヨタ・カムリのそれを思い起こさせるもので、これがアメリカ市場でのトレンドなのだなあと思いつつ、ホンダとしては珍しいフラットボトムのステアリングと、インパネ中央下に見えるシフトボタンが気になるのでありました。

シフトボタンについては、センタートンネルの上に置く必要もないので、いわゆるインパネシフトにするのは合理的であります。最初からこうしたレイアウトにできるというのは、次期インサイトもハイブリッド専用車で、フロアシフトを考慮する必要がないからなのだろう、と予測できるところ。

同様に、フラットボトムのステアリングを採用した意味を考えてみれば、かつてS2000で採用したVGS(Variable Gear ratio Steering:車速応動可変ギアレシオステアリング)を搭載している可能性に思い至るわけですが、さて? 単純に視界を確保するためにダッシュボードを低くした影響でステアリング位置も下がった対策かもしれませんが。

それにしても初代、2代目では考えられなかった立派なアームレスト(センターコンソール)が、車格の上がったことを感じさせるスケッチであります、ハイ(汗)

Insight_Prototype_10

精進します。
  




人気ブログランキング
 

【動画】アルファード/ヴェルファイアがマイナーチェンジで採用した流れるウインカー

アルファード/ヴェルファイア、王者の風格。前後に「流れるウインカー」を装備
予防安全テクノロジーを進化させ、より押しの強い顔に変身したアルファード/ヴェルファイアが新年早々から発売となるということでマイナーチェンジ版のそれを見る機会あり。それ自体は、カートップ・ムック ニューカー速報プラスの取材だったのですが、初見で印象に残ったのはウインカーが前後ともシーケンシャルタイプ(流れるタイプ)だったこと。とくにフロントは長めのターンランプがシーケンシャルタイプとなっているので、インパクト十分。

とはいえ、エンジニア氏に聞いたところ、テールゲートの切れ目があるリアは、点灯タイミングなど煮詰めて違和感のないように仕上げたということで、力作といえそう。なるほど、そのウインカーひとつにも配慮しているのが、プレステージモデルということでありましょう。

詳しくは誌面にて(汗)

新型アルファードのシーケンシャルウインカー。思っていたより動きが速い!

Sinya Yamamotoさん(@sinyayamamoto)がシェアした投稿 -



精進します。



  




人気ブログランキング
 
記事検索
アクセスカウンター
  • 累計:

月別アーカイブ
  • ライブドアブログ