クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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2017年11月

ハイラックスに装備! 寒い日に素早く暖房を機能させる「パワーヒーター」とは?

インパネの「パワーヒーター」スイッチをオンにするとアイドリング回転が上がって、どうなる?!
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なんとなく冬の到来が遅くなっているような気もする近年でありますが、さすがに11月後半ともなると朝の冷え込みは「冬」を実感できるもの。こんな日は、クルマのエアコンもなかなか暖かい空気を吐き出してはくれません。最近ではハイブリッドカーや電気自動車に使われているPTCヒーターがエンジン車にも搭載されるようになっていますが、そもそもエンジン車の暖房というのは冷却系の予熱を利用するもので、まずは暖機が進んでいかないと暖かい空気が出てこないというのが道理であります。

しかしながら、世界中でタフな使い方をされるトヨタ・ハイラックスには、そうした寒いときに、エンジンの暖機を速めるべくアイドリング回転を上げてくれる「パワーヒーター」機能が付いております、さすがです。もっとも恥ずかしながら、最初にインパネのスイッチを見たときは、どんな仕組みでヒーターをパワーアップするものかわからず、説明書をめくってしまったのですが……(汗)

なお、パワーヒーター機能を作動させるにはスイッチを入れた後に、いったんエンジンを切って再始動する必要があるそうで、寒冷地に行くならば使い方を覚えておかねば、であります、ハイ。
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そして、こうした機能もまたタフギアとしてのハイラックス”らしさ”を感じさせるひとつでありましょうか。



精進します。
  




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ロボットアニメが現実になった? トヨタの「マスター操縦システム」 #男の子ってこういうのが好きなんでしょ

まさに「男の子ってこういうのが好きなんでしょ」といった雰囲気ムンムンの人型ロボット操縦システムをトヨタが開発
いわゆるアニメやSF映画ではレバーやペダルでロボットを操作するというケースが多いのでしょうが、パイロットの動きに同調するタイプの操作系というのも古くからあるアイデア。最近では映画「パシフィック・リム」でも採用されておりました。

そんな操作系を実現したのが、トヨタの「マスター操縦システム」。映像を見ていると腕の動きついては、かなりリアルかつリニアに動かせるようで、放射能やウィルスなどにより人間が入れない場所での作業などを期待させるものであります。もっとも、これが巨大ロボットになると比率を保ったまま巨大化させるのが難しかったり、慣性重量を考えるとリニアに動かすのは現実的でなかったりするのでしょうけれど……(汗)

トヨタは、第3世代のヒューマノイドロボットT-HR3を公表した。トルク(力)を制御するトルクサーボモジュールと、全身を自在に操るマスター操縦システムなどにより、操縦者はT-HR3にかかる外からの力を感じながら、操縦者と同じ動きをT-HR3にさせることができる


精進します。
  




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センター出しマフラーが気になるインプレッサ future sport concept #TMS2017 #45thTMS

グリルと回したレイアウト、ある意味で現実的なインプレッサのセンター出しマフラーはSTIのロゴ入りだった…
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そういえば第45回 東京モーターショーのSUBARUブースにて、現実的なコンセプトカーとして気になったのが「インプレッサ future sport concept」。イエローのボディカラーにブラックをプラス、シルバーをさし色として加えた外観が、新しい提案という雰囲気をまとっておりました。WRXのようなアスリート系スポーツではなく、もっとカジュアルなスポーツ感は、これまでのスバルが持っているようで、確立できてはいないキャラクターで、こうした方向性でのブランディングに向かうのだろうなというマーケティング的な部分が興味深い一台だったのです。
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そして、なにより気になったのはカッター部分にSTIのロゴが入ったセンター出しマフラー。シンメトリカルAWDをコア・テクノロジーとして掲げるSUBARU。リア・ディファレンシャルを持つためセンター出しにするには、これまでとは異なるレイアウトにする必要があるはずと興味を持って、覗き込んでみれば……一見すると排気効率を無視したようなパイプの取り回し。このあたり、急造感は否めないところですが、将来的にSTIのアフターパーツとしてセンター出しマフラーのリリースも考えたアピールでありましょうから、もう少しスマートなレイアウトのスポーツマフラーが出てくる可能性を期待してみたり。いや、こうしてウネッたパイプが後ろ姿でチラリと見えるのも、スポーツの表現としては面白いかもしれませんけれど(汗)
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東京モーターショーが閉幕してから時間が経ちましたが、そんなことを唐突に思い出してみたり。

精進します。
  




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シビック・タイプRのデチューン版エンジンを積む北米アコード2.0T

最高出力252馬力(SAE Net)を発生する北米アコードの2.0リッターターボエンジンは10速ATとコンビネーションする
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新型シビックの1.5リッターエンジンとボディの仕上がりを考えると、”200kW、350Nmくらいの2.0リッターターボを積み、Hondaの8速DCTを組み合わせた「SiR」的なバリエーション追加など望みたくなって”きたと記したのですが、まさにそうしたニーズにピッタリのエンジンが北米では用意されているのでありました。

それが、アコード2.0Tに搭載されている2.0リッターVTECターボ。
The 2018 Accord 2.0T's VTEC Turbo® direct-injected DOHC inline-4 engine develops 252 peak horsepower (SAE net) and 273 lb.-ft. of torque (SAE net).

The new 2.0L VTEC Turbo shares its fundamental engine design with the 306-horsepower engine found in the 2017 Civic Type R. Compared to the Type R engine, the Accord utilizes a smaller, low-inertia turbocharger for improved low-end response.
北米仕様なので、ちょっと控えめなスペックとなっておりますが、基本的にはタイプR用エンジンと共通で、ターボチャージャーが小さくなっている仕様というのは、マニア的にも刺さりそうなプロファイルであります。

そこに組み合わせられるトランスミッションは、6速MTと新開発の10速AT。変速比幅10を超えるという、新型ATは伝統の並行軸式ではなく、遊星歯車を用いたという点でも完全新世代のユニットでありますから、日本でも乗れるようになったらいいなあ、と思うことしきりだったりもするのです、ハイ。もっとも、日本での速度域とシビックの重量を考えると10速もいらないという感じもありますが(汗)


精進します。
  




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新型シビックの1.5リッター直噴ターボは2.4リッターNAのダウンサイジング

最大220Nm! 余裕のトルクを実現するL15直噴ターボとソリッドなボディのコンビネーション
新型シビック・セダンが積む1.5リッター直噴ターボエンジン(L15B型)の最高出力は127kW、最大トルクは220Nm。K24型のポート噴射仕様のスペックが129kW、225Nm(オデッセイの値、いずれもレギュラーガソリン仕様)でありますから、2.4リッター相当のダウンサイジング過給エンジンと考えるのが妥当でありましょう。

そして、新型シビック・セダンの車重は1300kg。Cセグとして軽めのセダンに2.4リッターエンジンというプロフィールと考えると、このクルマが余裕の走りを披露するのは容易に想像できるところ。実際、ターボラグもほとんどなく、CVTの味付けもよく、リニアリティの面で不満を感じることのないパワートレインに仕上がっているというのが、強烈な第一印象としていまだ心に残るのであります。
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ただし、このサイズで2.4リッターエンジン相当のダウンサイジングターボはオーバースペックで、1.8~2.0リッターエンジンに相当するようなダウンサイジングターボ(欧州仕様にある1.0リッター3気筒 直噴ターボ)が搭載されればいいのに……とは思わないのは、3気筒ターボにしたところで、それほど車体価格は落ちないであろうと思われるのと、ボディのポテンシャルが高いこともあってトルクの余裕を邪魔に感じないからでありましょうか。
それにしても、ハッチバックとセダンを乗り比べると、かなりハッキリとボディの剛性感に差がある(セダンにアドバンテージがある)と感じるところ。商品企画の意図は理解しつつも、セダンのタイプRを求めたくなってしまうのでした。あくまで、個人の感想と妄想ですが(汗)
さらに個人的にいえば、200kW、350Nmくらいの2.0リッターターボを積み、Hondaの8速DCTを組み合わせた「SiR」的なバリエーション追加など望みたくなってみたり。初動がかなり好調のようなので、このまま調子よくいけば、現在のモノグレードから展開していくことも期待できなくはない?

精進します。
  




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ハイエースとキャラバン、ミリ波レーダーは積んでもACCは実装しない不思議

マイナーチェンジで「トヨタセーフティセンスP」を標準装備したハイエース。しかしレーダークルーズコントロールは装備には含まれない
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日本独自のカテゴリーといえる4ナンバー(小型車サイズ)の商用車。トヨタ・ハイエース/レジアスエース、日産キャラバンが鎬を削るカテゴリーでありますが、キャラバンが先行していた先進安全・予防安全装備において、ついにトヨタがキャッチアップ。

ミリ波レーダーと単眼カメラの異なる2つのセンサーを使う「トヨタセーフティセンスP」を標準装備することにより、歩行者検知機能付衝突回避支援型プリクラッシュセーフティ、レーンディパーチャ―アラート、オートマチックハイビームの3つの先進安全機能を実装したのでありました。

しかしながら、ミリ波レーダーをフロントに設置しているにもかかわらず、レーダークルーズコントロール=アダプティブクルーズコントロール(ACC)機能は装備には含まれないというのが、なんとも残念。もっとも、この手の装備では先行しているキャラバンにおいてもACCは採用されておりませんので、なんらかの課題があるのかもしれません。このあたり調査不足で理由不明ですが、機会をみつけて調べておきたいと思う次第であります。

単にユーザーニーズがないというよりも、なんらか形状やカテゴリー的な課題があるのでしょうが、それにしても、ワゴンの最上級グレードとなる「グラントキャビン」にはACCを望む声があるでしょうから……。

精進します。
  




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