クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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2017年07月

トヨタWRCで今期2勝目、一時はワン・ツー・スリーをヤリスが占める #YarisWRC

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NEWフェイス、ラッピ選手が地元で初優勝。ヤリスWRCの実力はホンモノか
2017年シーズンからWRCに復帰したトヨタワークス(GAZOO Racing)、第2戦スウェーデンで復帰後初勝利をあげるなど順調なスタートを切りましたが、それ以来となる勝利を第9戦フィンランドで飾ったとのこと。しかも、エースドライバーのラトバラ選手が駆るマシンがトラブルでリタイアしているにも関わらず、シーズン途中からシートを得た26歳のエサペッカ・ラッピ選手が頂点に立ったというのですから、まさにチームの厚みと強さを感じる勝利といった印象なのです。
4日間で争われるWRC、DAY3の途中まではトヨタ・ヤリスがワン・ツー・スリーを独占したそうで、FIAのダイジェスト映像が、まるでGAZOO Racingのプロモーション状態。

こうした状況を見ると、マシンとしてのパフォーマンスもトップレベルにあると想像できるところ。市販車のプロモーションとしてもヤリスの存在感が増してきそうな予感。もっとも、国内では『ヤリス(日本名:ヴィッツ)』という注意書きが必要なので、なかなか市販車に結びつけるのが難しい気もしなくはなかったり(汗)

その意味で、国内向けのプロモーションとして、日本人ドライバー&コ・ドライバーの育成も含めた中長期的なチームとしての活躍を期待したいと考えるのは、気の早い話でしょうか(大汗)
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(写真:GAZOO Racing)
精進します。
  




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エスクードとシビック、ダウンサイジングターボで価格も近い

エスクード1.4Tは2,586,600円、1.5リッターターボのシビックセダンは 2,650,320円
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エスクードに上級グレードとなる1.4リッター・ダウンサイジングターボ仕様が新登場。最高出力は100kW(136PS)で最大トルクは210Nm、6速ATとのコンビネーションで4WDながらモード燃費は16.8km/Lというスペック。SUVではありますが、1220kgという軽量ボディが印象的。そしてメーカー希望小売価格は2,586,600円とリーズナブル。しかもミリ波レーダーを使ったACCとエマージェンシーブレーキを標準装備であります。

ルックスだけでなく、ラフロードを考慮したドライビングモードを持っているという付加価値を考えると、なお一層お買い得な価格設定と感じるわけです。

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同じような排気量の1.5リッター・ダウンサイジングターボを積むシビックが、265万円を超えていることを考えると、さらにリーズナブル具合が増して感じるのは気のせいでしょうか。ちなみにシビックの1.5リッターターボのスペックは、最高出力127kW、最大トルク220Nmとなっております。

それはともかく、小排気量ターボについては一日の長を持つスズキのダウンサイジング直噴ターボの仕上がりは気になるところ。このタイミングでありますから、カテゴリーは違うとはいえ、エンジンだけにフォーカスしてシビックのそれと比較するのも興味深いかもしれません。

そんな機会あればおもしろそうですが……(汗)

精進します。
  




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6MTを用意する新型シビックハッチバック、MT専用エンジンのキャラクターは?

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スペック上は、CVT仕様より低い回転数で最高出力を発揮する6MT専用セッティング
日本で生産するセダンと英国産のハッチバックという設定で復活した新型シビック。その違いはボディ形状だけではなく、1.5リッター直噴ターボエンジンもセダンとハッチバックでは異なる味付けとなっていて、ハッチバックのほうがパワフルになっているのでありました。

具体的には、セダンの127kW[173PS]/5,500rpmという最高出力に対して、ハッチバックのスペックは以下の通り。
最高出力
134kW[182PS]/5,500rpm(6MT)
134kW[182PS]/6,000rpm(CVT)
最大トルク
240N・m[24.5kgf・m]/1,900-5,000rpm(6MT)
220N・m[22.4kgf・m]/1,700-5,500rpm(CVT)
しかも、6MTとCVTで異なるセッティングとなっているという凝りよう。とはいえ、ホンダ・シビックでMT仕様と聞くとハイレビングで刺激的なユニットを想像するかもしれませんが、さにあらず。MTのほうが低い回転数で最高出力を発揮するようになっているのが注目点。高回転まで回す刺激や楽しさはあっても、高回転指向になるほどシフトアップ時のドロップなどが気になるのも事実で、実を取ったセッティングということなのでしょう、おそらく。

実際に感じていないので、あくまで数字からの想像でありますけれど(汗)

精進します。
  




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320馬力を前2輪で受け止められる時代、そこに意味はあるのか

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シビックタイプRがフルモデルチェンジ、ついに最高出力は320馬力(235kW)に!
FF最速マシン「シビックタイプR」の詳細が、ついに発表。エンジンフードがアルミ製であることや車両型式がDBA-FK8であることなど様々な情報が公開されております、メーカー希望小売価格が予想通り450万円オーバーであることも含めて……。

すでに、ほぼ市販モデルといえるプロトタイプにちょい乗りする機会もありましたが、走りについて想像の範囲内で、それほどサプライズがなかったのは、すでにエントリで触れている通り。
すべての電子制御をオンにしたままでありましたが、アクセル全開で1~3速までの加速と、4速から1速までシフトダウンするようなフルブレーキングも体感できるという環境で、わずかな時間の試乗とはいえ「FF最速」の片りんを感じることができたのも事実。そこで感じたのは、FFにこだわっていることへの疑問だったのです。

低めのギアでアクセルを全開にしたからといってトルクステアに悩まされることもなければ、コーナーの立ち上がりで前輪が駆動と操舵を担っているという明確なネガを感じることもありません。このあたり、シャシーやタイヤの進化が大きいと思うわけですが、技術によって「無理を通す」ような印象もあったりするわけです。ここまでのエンジンを持っているのであればFFにこだわる必要はないのでは、と。

もちろん、パワートレインをギュッと配置することのでできるFFというのはパッケージングとして軽量化に向いているわけで、トラクションとコーナリング性能を確保できるのであればFRや4WDにする必要性を感じないという見方もできましょう。ちなみに新型シビックタイプRの車両重量は1390㎏。国内では価格とパフォーマンスのバランスからライバル視されるであろうWRX STIの1490㎏に比べると明らかに軽いわけですが、絶対的な軽さを感じる数値ではないと思ったりもするのでありました。

このあたり、グランドツアラーとしてのキャラクターも持つタイプRとして充実した装備を与えられたことも影響しているのかもしれませんけれど。
それはさておき、新型シビックタイプRが最初に公開されたときから興味津々だったのは、フロントフード上に置かれたエアインテークの役割。バルクヘッド(ダッシュパネル)に向かって走行風を導くと想像されるインテークが何を冷やそうとしているのか好奇心を刺激されたのです。ホンダの2.0リッターターボは前方排気のエンジンですからターボチャージャーを冷やすわけではなく、またインタークーラーは前置きなので、そうした冷却装置へ風を導くためとも思えなかったので。
公式な説明によれば『ハイパワーユニットを積むエンジンルーム内の熱環境を、アルミボンネット上に設定したインテークダクトからの走行風によりマネジメントすることで、走行性能を高めるロー&ワイドのプロポーションと両立させています』ということ。

図版を見る限り、エンジンルーム後方(キャビン側)にこもる熱を床下へ押し出すことで、雰囲気温度を下げると同時に、圧力コントロールによりフロントからの走行風を吸い込む効果も期待しているようですが、さて?




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佐藤琢磨 選手に内閣総理大臣顕彰を授与

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プロスポーツ選手としてはサッカーのジーコ選手、柔道の田村亮子選手などが受賞してきた、まさに選ばれし者だけに与えられる顕彰。モータースポーツ関連としては初受賞
2017年のインディ500にて日本人として初優勝を遂げた佐藤琢磨選手に内閣総理大臣顕彰が授与されるという発表あり。過去の受賞者(リンク先はpdf)を調べてみたところ、スポーツ選手ではオリンピック連覇クラスの個人やチームに与えられているほか、ゴルフの岡本綾子選手や世界競輪で10連覇を果たした中野浩一選手、サッカーのジーコ選手(Jリーグへの貢献)などに授与されている模様。

国民栄誉賞には一歩及ばずですが、モータースポーツ関連としては初受賞であり、こうしてしっかりと海外での成果が国内で評価されるというのは自動車業界としてもプラスになることでありましょう。

そして、佐藤琢磨選手といえば、記者会見などのトークにおいても非常に優れた表現力を持っているアスリート。内閣総理大臣顕彰の授与式における会見に今から興味深々なのであります、ハイ。



精進します。
   




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ホンダ・シビックセダン、2,650,320円は高いか・安いか・妥当か

タイプRが4,500,360円、フィットRSが2,050,920円、ジェイドRS(ホンダセンシング付き)が2,713,600円……
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ホンダ・シビックが久しぶりに国内ラインナップに復帰。9月29日の発売を前にメーカー希望小売価格などが発表されております。
注目のタイプRは予想通りの450万円オーバー、そして量販グレードになるであろう国内産のセダンは265万円少々の値付けとなりました。

これ、かつてのシビック(EF~EGのイメージ?)として考えると、ずいぶん高価になってしまったようにも思えますが、かつてのシビックは1.3~1.5リッターエンジンが主力で、スポーツグレードが1.6リッターだった時代。それが、いまでは排気量こそ1.5リッターですが、ダウンサイジングターボなので2.4リッター相当というシビックに成長しているわけで、そもそも認識しているセグメントが微妙に異なっているような印象。タイプRについても、初代シビックタイプRが自然吸気1.6リッターだったのに対して最新世代では2.0リッターターボとなっているわけですから。

そして、ホンダのラインナップでポジションを見てみると、フィットのスポーツグレード「RS(自然吸気1.5リッターエンジン)」がホンダセンシング付きで約205万円で、シビックと同じく1.5リッターターボ(仕様違い)を積む6人乗りステーションワゴン「ジェイドRS」にホンダセンシングをつけると270万円少々となっていることを考えると、約265万円というメーカー希望小売価格は、少なくともホンダのラインナップにおける設定としては妥当と思うのです。

もちろん、商品価値が価格と見合っていると感じるかどうかは別の話ではあります、ハイ。
それにしても、いくら輸入品とはいえハッチバックが280万円超なのは意外でありました。このシャシーが持つ走りのポテンシャルを評価するのであれば、価格に見合った価値はあるのかもしれませんが……(汗)

精進します。
  




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