ホンダセンシング(先進安全)を新装備したフィットRS、6速MTは健在!
ミリ波レーダーと単眼カメラを使って、ACC(追従クルーズコントロール)やプリクラッシュブレーキ、車線維持アシストといった機能を実現する「ホンダセンシング」が、マイナーチェンジしたフィットに搭載! ということで大きなトレンドではウェルカムということになるのでしょうが、走りを楽しむという旧来からのホンダ的マインドに合致したグレード「RS」については、ホンダセンシングがどうなるのか、6速MTは残るのか、などなど気になっていたところ。
結論からいえば、フィットのスポーティグレード「RS」はしっかりと残りましたし、6速MTの設定も健在でありました。そして、MTとホンダセンシングの組み合わせも用意(おそらく国内では初)されていたのでした。そんな貴重な個体で撮影したのが、ここで紹介している上下の画像であります。
ホンダセンシングの機能についても、意図しない飛び出しを防ぐ「誤発進抑制機能」以外はMTにもフル搭載。プリクラッシュブレーキについては急停止時におけるエンストもやむなしということでしょう。このあたりはメーカーにより思想の違いが出るところ(ユーザーサイドからするとあまり気にならないかもしれませんが、エンスト=パワステが効かなくなるので気にするメーカーは少なからず存在するのであります)。またACCが渋滞には非対応の30~100km/hタイプというのもMTとACCを組み合わせることができた理由のひとつでしょうか。もっとも、ACCとMTについてはマツダがだいぶ前から設定しているはずなので、それほど驚きではないという向きもありましょうか。
操作スイッチを見てもわかるように、車間の調整も可能なタイプですし、ステアリングマークのボタンがあるということは車線維持アシストも備わっているということであります。
そして、MTとACCの組み合わせは、まさに機械と人間が力を合わせてクルマを走らせるという風にも捉えることができますので、そのドライビング体験がどのような印象になるのかは興味津々。これは高速道路のロングドライブで確認したいところ。機会を作れるといいのですが……。
ちなみに、新型フィットRSはホンダセンシング・レスのグレードも用意されておりますので、サーキット走行などを考えるとホンダセンシングがついているのは不安というユーザーは、レスにすることも可能となっております、ハイ。
精進します。