クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースやコラムをお伝えします。

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2017年03月

短期集中連載【覚えてますcar】平成一桁のクルマはネオヒストリック

3月の第4週、clicccar.com にて短期集中で【覚えてますcar】を連載。自動車メディアも読者層と共に歳を取っている印象もあり、懐古主義的な企画というのは常に求められているのであります。

旧車といえば「昭和車でキマリ」という時代でもないでしょう

元号が変わるであろう件も国会で審議されているようですし、平成一桁も十分に旧車感覚となっていると思える昨今。この短期連載では1990年代の10年間にデビューしたモデルを対象に、一代限りで名前が途絶えた6つのモデルをピックアップしてみたのでした。

それにしても、1990年代のクルマもすでに中古車市場では消滅しております。マニアにニーズのあるクルマはさておき、この6モデルは中古車検索しても一桁台しか見つからないのも珍しくないのでありました(汗)




みなとみらいでのカーシェアリング実験のときにもハンドルを握ったハイパーミニ、21世紀になってからも筑波サーキット(の連絡路)で運転する機会がありました。2006年のオンボード映像の解像度に10年以上のときを感じてしまいます……。
 



精進します。
   




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DSRCを使う、ゼネラル・モーターズの車々間通信がキャデラックCTSに実装される

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キャデラックの車々間通信(V2V)はDSRCを使用。300m離れたクルマ同士がつながる
ゼネラル・モーターズがキャデラックCTSの2017年モデルに車々間通信(V2V)を搭載することを発表。彼の地では前々からスタンダードとされている5.9GHz帯の狭域通信技術(DSRC)を用いて、先を走る車両から後続に向けて、道路状況(事故・スリッピー・渋滞)に関するアラートを送るというもので、先進安全技術としての第一歩といったところでしょうか。

イメージムービーでは一対一の通信となっておりますが、この技術が普及していけば、周辺にいるV2Vデバイスを搭載したクルマ同士で複雑な情報交換となるわけで、実際にはもっと複雑な状況となるはず。発表されているリリースによれば、このシステムは秒間1000メッセージを処理できるといいますから、心配無用なのでしょうが(汗)

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ところで自動運転にはV2Vは欠かせない技術。たとえば高速道路での車線変更にしても、右に行こうとしているクルマと左に行こうとするクルマが、それぞれの動きを共有していればヘンに譲り合うことなく最適なラインをとることができるわけで、そうした技術が実装されているというのは自動運転時代が近づいているのを実感するのでありました。

ちなみに、日本車ではトヨタがプリウスなどにCVSS(Connected Vehicles Support Systems)なる車々間通信を実装しております。こちらは、スムースなクルーズコントロールに利用しているのがユニークなところでしょうか。

精進します。
  




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バッテリー交換タイプの原付き2種が広まるか、日本郵便とホンダが協業を検討

「郵政カブ」が電動化するなら運用しやすいバッテリー交換式の可能性大?
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通称「郵政カブ」を電動化して、充電ステーションなどのインフラとして郵便局を利用する…そんなストーリーを描けるようなプロジェクトが日本郵便とホンダの共同で始まるとのこと。具体的な話は未公表の段階ですが、郵便配達という用途を考えたときに、夜間一斉に充電するというほうが有利なのか、それとも個別に適宜充電したほうがスマートなのか、そのあたりの運用が気になるところ。

ここ数年ホンダがモーターショーなどで見せている電動カブ・コンセプト(上の画像は2016年の人とくるまのテクノロジー展にて撮影)のバッテリーが脱着式だったことから想像するにバッテリーを交換するカタチを想像するのでありました。実際、郵便配達のようなスケジュールが運用するバイクの数より少々多い数のバッテリーを用意して、専用ステーションで充電・ライフの管理をしながら回していくという方法が適切な気もするのであります。

ところで、郵政カブといえば排気量的に原付き2種だったはずですが、電動バイクにしても50cc相当の原付き1種と原付き2種ではモーターの定格出力が異なるというのが日本のレギュレーション。法定速度や交差点の走り方などで2種のほうが有利ですし、いままで通りの運用ができるでしょうから原付き2種相当の定格1000Wのモーターを積むことになると思うのです、”電動の郵政カブ”は。

そして定格1000Wの駆動モーターが量産されれば、2人乗りできる電動スクーターのローコスト化にもつながることが期待できるわけで、全国の郵便局(基地局)に整備される充電ステーションの妄想と日本のラストワンマイル・モビリティに大きな変革を起こすのでは? 

というわけで、この協業プロジェクト、郵便配達の環境対応という話に留まらないスケールの話になると感じますが、さて?

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国土交通省発表『自動車の型式指定審査における不正行為の抑止と再発防止』

型式申請における不正行為は「他車種の審査の一時停止」で対抗
2016年に発覚した三菱とスズキによる型式指定審査における不正行為への対抗策が国土交通省より発表されております。
当該自動車メーカーによる全容解明及び再発防止策の報告までの間、並行して行われている当該自動車メーカーの他車種の審査の一時停止
燃費だけに限らず、型式申請において不正が発覚した場合は、原因解明と防止策が報告されるまでは審査を停止。つまり不正を行なったメーカーは新しいクルマをデビューさせられないというわけ。既存車種は販売できるとはいえ、新型車の投入計画がずれるわけですから経営計画がズタズタになる可能性さえあるという、かなりの厳罰を持って対抗するというのは、今回の一件において国土交通省が本気で対抗策を練ってきたと感じるのですが、さて?

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※画像はイメージ……では、ないかもしれません(汗)

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マツダCX-5に履かせてみたい? 横浜ゴムのBluEarth RV-02に225/55R19が追加された

SUVの舗装路性能ニーズに応えたオンロードタイヤのサイズ拡充
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もともとはミニバン専用として生み出された横浜ゴムの「BluEarth RV-02(ブルーアース・アールブイ・ゼロツー)」にクロスオーバーSUV用の新サイズ追加という興味深いニュース

ミニバン専用タイヤということは、重量が重く、重心も高いクルマを想定したオンロードタイヤという特性を持つのでしょうが、その性格がのSUVにマッチするということでラインナップの拡大でありましょうか。そのあたりのニーズについて、横浜ゴムのニュースリリースには以下のように記されております。
近年伸張するSUV市場では車両の商品性が多様化し、オンロード性能を重視しサマータイヤを装着するクロスオーバーSUV車両が増加している。このオンロードでの走行性能を求める市場に対し市場にて好評価を得ている「BluEarth RV-02」のサイズを拡充
なるほど。オンロードでの走りを求めるニーズというのはSUVのホイール大径化トレンドにも感じられるところ。なお、追加されたのは、225/55R19 99V 235/55R18 100V 225/60R18 100V の3サイズ。

このうち、19インチはマツダの新型CX-5が標準で履いているサイズで、たしかにメーカーやユーザーがオンロード寄りのタイヤを求めているという分析に納得なのであります。



ちなみに新型CX-5の純正装着タイヤ、自分が試乗した個体ではトーヨータイヤ PROXES R46で、速度記号は「Y」でありました。

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じつはフェラーリ初の電動パワステ車、800馬力12気筒の最新マシン

フェラーリ70周年となる2017年に生まれた、史上最強のフェラーリこと「Ferrari 812 Superfast」 のオフィシャルムービーが公開されておりました。

800馬力で12気筒に由来した名前、6.5リッターながら8500rpmで最高出力を発生
 
なんというか、当然ですが庶民には縁のないクルマ感がビンビンで、まさにムービーのごとくその走りは想像するほかないわけですが、6.5リッターという排気量とは思えないハイレスポンスエンジン的なサウンドは、たしかに刺激的なのだろうなと思う次第。

ところで、この812スーパーファストは、フェラーリとして初めて電動パワステを採用しているというのもニュース。その制御はビークルダイナミクスとも連携しているもので、車体制御システムにはバーチャル・ショートホイールベース2.0システム(PCV)が初搭載されているというのも気になるところですが、もちろん縁のないクルマでありますから、気になるのはクルマとしての仕上がりではなく、バーチャル・ショートホイールベースという技術が目指すものと、アプローチであります、エエ。

精進します。
  




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